関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2023/9/18 ○ vs 広島東洋カープ 8-7x

今日は久々に気合入れて試合開始から観戦してて、久々に幸せな気分やったんやけどなぁ。

それがこんなことになるなんてね。

根尾の勝利投手がなくなった時点で、勝敗なんてどうでも良くなりました。

6-0で勝ってた試合が、ワンプレーでぶち壊されたわけやけど、そんな試合は初めてやないのよ。

とくにゲッツープレーでの致命的ミスが、何度も何度も繰り返されてきて、この終盤の消化試合で唯一光輝くはずやった試合にも、こういうあり得んプレーが続くとはね。

ホンマに泣きたくなりますわ。

打てりゃええということで、守備練習、走塁練習がおざなりになってたのが、見ていて明らかやと感じます。

まぁ、ワンプレーでこんな大逆転食らうあたり、投手の方のメンタルもか弱いと言えばそれまでやけど、今日投げてたのは初先発の投手なんやけどなぁ。

試合前半は今季最高の気分、そして試合後半は今季最悪の気分になりましたわ。

 

正直言うて試合前、根尾の先発には懐疑的でした。

二軍での成績は制球で崩れることが多く、四球も投球イニング数に迫る数に達しており、失点も多いため0勝7敗と散々です。

それを一軍で使うというのは、奴を二軍で寝かせておくことに営業的プレッシャーがあったか、あるいは奴の投手としての成長を見せたいという首脳陣の功名心か、いずれかなんやろね。

二軍で結果出してる投手たちが、どんな気分になったかは窺い知れるものがありますわ。

 

しかし根尾の一軍初先発の内容は、私の考えを杞憂に期すほど素晴らしいものでした。

いったい二軍の成績は何やったの?と疑問符が付くほど、初先発の内容としては完ぺきなものやったと言えますわ。

初回の立ち上がりには、さすがにボールはバラつきましたが、次第に落ち着きを見せ始めるとカープ打線をストレートで圧倒し、とうとうマトモなヒットを許したのは5回になってからでした。

何より嬉しかったのは、打席でもええところを見せてくれたこと。

第一打席でストレートに完全に差し込まれてて、ああこれは相変わらずやなと思ってたら、少々バットを短く持った第二打席ではそのストレートを弾き返して、矢のような打球が一二塁間を突破するヒット。

第三打席でもストレートを打って、三遊間へのショート小園の美技に遭ったものの、強いゴロを放って内容のある打撃を見せてくれました。

打撃だけでもお釣りが来るようなプレーを見せてもらいましたわ。

スコアが6-0になって勝利投手の権利を得たものの、内容が良く投球うも少なかったため続投し、7回も四球から一死一塁のピンチを招きながらも堂林にショートゴロを打たせて、完全にゲッツーでチェンジと思ったのが…。

カリステのセカンドへのトスが低かったため、福永がこれを落球してアウトも取れず。

そこから広島の怒涛の反撃に遭って、根尾の初勝利は幻となってしまいました。

嗚呼。

 

最終的にはビシエドが9回二死走者なしから同点弾を放ち、最後はカリステのサヨナラ打で勝利したものの、今さら勝とうが負けようがどうでもええという気分です。

(活躍した連中には申し訳ないけど)

この試合で根尾を勝たせられなかったことについて、監督は珍しく自らへの反省の弁を述べたらしいですが、シーズン通した総括は絶対に必要です。

来季も指揮をするのであれば、何で今季がダントツの不成績なのか、我々に説明できるくらいにしっかり反省してもらいたい。

そんで根尾があんだけの投打にわたる活躍を見せたんやから、打撃の方にも目を向けてやって欲しいわ。

マジで頼む。

 

 

 

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