今んとこ今季の方が昨季より負けが込んでるけど、私ゃ明らかに今季の方が楽しいのよね。
いや、もちろん負けが面白いわけはないんやけど、新しいメンバーが地べたを這いずりながら、それでも昨日より今日、そして今日より明日と、できなかったことができるようになる過程が見られるのが嬉しい。
とくにチェックしてるのは細川なんやけど、奴なんかはホンマに日に日に成長が分かるんで、負けてもその成長が結果として表れるだけでそこそこ満足できますわ。
そのいう意味では、今日はその細川が決勝打を打つという最高の展開でした。
第一打席で弱点扱いされてたインハイを攻められ、そこに目を付けさせる相手バッテリーの意図に反して、勝負どころで外角へ投じたカットボールが若干上ずったのを、強振せずに打ち返して左中間へのタイムリー二塁打。
そうそうない決定機が一番頼りになる打者に回って、そして奴が期待に応えるという見事な試合。
これがあるから今季のドラは面白いのよ。
今は欠点だらけの若者たちが、必死にチャンスにしがみつくように戦ってる。
今日は今季のあるべきチームの姿を表す、素晴らしい試合でした。
先週末にはチームの打撃成績が上がってるほど、得点は増えてないと指摘したんやけど、実のところチームが調子を落としたのは投手陣の問題なのよ。
チーム防御率は4月2.71から、5月3.38に悪化しました。
要するにあまりにも援護がない打線に対して、投手陣が耐え切れずに切れてしまったということやろね。
しかし今日は、福谷が1点を先に失いながらも、粘り強く投げてくれたことが逆転に繋がりました。
先日の小笠原あたりは、2失点あたりでもう切れてしまいましたが、今日の奴の姿勢をよく見ていて欲しいわ。
1点取るのが精いっぱいやった打線は、今は1~2点は取れるようになってる。
ギリギリで踏ん張れば、勝てるチャンスは広がってるわけです。
そういう意味で最後まで粘って投げた福谷が、勝利投手という結果で報われたのはええことやと思います。
明日の九里は難敵やけど、涌井も自分を追い詰めすぎず、1点取られたらそこで止めるような投球で、最後まで切れずに投げてもらいたい。
頼むで。
親サイト : 「関西竜魂」 http://www5c.biglobe.ne.jp/~kandra/