スコアほど楽な試合やなかったね。
まったく勝たせてもらえないベイを相手に、ホンマに紙一重、ギリギリ過ぎる勝負の中で、若竜が何人も躍動して掴み取った勝利やった。
ベテラン陣の体たらくで負けが続いても、何試合に一回でも、こういう試合があれば耐えられるわ。
無失点の高橋宏に、好リリーフの清水、ビッグプレーでチームを救った岡林、先制タイムリーのレビーラ、そして本拠地初ホームランの石垣と、こんだけ若竜が活躍して勝てたら文句ありまへん。
石垣の一発が出たあたりで、緊張の糸が切れたのかちびっと目頭が熱くなりました(苦笑)。
来週また、こんな試合が見られることを切に願ってまっせ…。
高橋宏は球威こそいつも通りやったけど、ちょっとシュート気味に更けるボールが多く、制球はイマイチやったかな。
このシュート気味のボールが、右打者の外角で合わされたケースがあるほか、四球も増えて最近の中では内容はイマイチ。
走者が塁上を賑わせて、キノタクの捕殺や岡林のレーザービームに救われたのは間違いなし。
しかし結果として、そういう調子でもギリギリのところで凌ぎ切ったのも事実であり、今日また階段を一段上がったように思います。
私ゃ、奴は大野雄や柳よりも安定してると評価してると評価してるんやけど、その思いがますます強くなりましたわ。
大野雄も柳も小笠原も、ゴボウ抜きされんように精進せなアカンね。
次も楽しみです。
7回一死満塁という絶体絶命のピンチで、大和が放ったファールゾーンへのフライを岡林がキャッチ、三走の本塁突入をノーバウンド送球で刺したプレーはビッグプレーでした。
右翼線に横方向へ走って、その方向とほぼ直角にロングスローをしたため、送球をコントロールするのは非常に難しい体勢になって、やっぱり送球もやや三塁方向に逸れたけど、それを上回って強いスローイングが走者を刺しました。
1点を守り切る野球ってのは、こういうものやと感心したね。
奴を内野コンバートしようとしてますが、ホンマに再考してもらいたいもんだわ。
昇格、降格を繰り返していた石垣も、このスタメンで結果を出すことができました。
変化球が打てないという欠陥も、ストライク、ボールをよく見極めようという姿勢は見られて、そして最終打席にど真ん中のボールをレフトスタンドへズドン!
投手の球速もそれほどではなく、打球速度や角度でホームランを確信したほど飛距離はなかったけど、まずは完璧な当たりと言ってええでしょう。
またスタメンのチャンスがあれば、死に物狂いでしがみ付いて、絶対にモノにして欲しいね。
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