セ・リーグではスワローズ、そしてパ・リーグではバファローズが優勝と、両リーグとも最下位からの下克上となりました。
これは弱小のドラでも、やり方によっては来季優勝できるということやろか。
とくにパの優勝を争ったバファローズとマリーンズは、ドラより総年俸が少ないチームなんで、正しくカネを使えば勝てることを実証したもんね。
まぁ、それはあまりにもムシが良過ぎるでしょうが、二年後、三年後に安定した強さを発揮できるようになるなら、来季は種蒔きシーズンでもええんやけど。
いきなり勝ってくれたら嬉しいとは言え、難しいのは間違いないもんね。
(なかなかどの監督もそれをやらんかったからなぁ…)
さてドラフト直後から立浪新体制の報道が始まり、正直それどころやなくなったんで、詳しい講評をしてこなかったんやけど、今回まずは総評を書いてみたいと思います。
今回はドラフト評論家諸氏の多くが、ドラのドラフトを「バランスを欠く」と辛い評価を下してましたな。
野手偏重過ぎるとか何とか。
ココではあんまり強いことは言うてこなかったんやけど、これに対して私は「的外れ」「ズレてる」と断じたいと思います。
現在この時点で、チームの戦力が著しくバランスを欠いてるのに、そこにバランスを取った戦力を乗せても、崩れたものは修正できまへん。
現在の戦力の凹凸に対して、うまくハマるよう凸凹を乗せようとすれば、ドラフトのバランスなんか取れるわけないのよね。
あんだけ打者、とくに外野手が手薄やというのに、そこにバランス取って一人、二人しか加えんとか正気かと。
ドラにとっては、お前らに綺麗なドラフト見せてる余裕はないねん。
ちったぁ、黙っとれや。
指名した選手は、即戦力型外野手が三人に、即戦力左腕が一人、素材型捕手と素材型内野手が一人づつ。
手薄で緊急補強が必要な、外野と左腕をしっかり押さえており、個人的にはホンマに久々に満足度が高いドラフトになりました。
しかも大学生野手ビッグ3と言われた、ブライト君に正木君、鵜飼君のうち、二人を指名できたのは上出来でしょう。
もちろん彼らがホンマに戦力になって初めて成功なんやけど、指名せんと始まらんからね。
昨年と違って今年の野手は凶作やという評価を聞きますが、環境が許す範囲でできることはやれたんやないかな。
とりあえず来春のキャンプが楽しみですわ。
指名された六人に、幸あれ。
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