結局、この三連戦では一度だけ勝ち越せたものの、ほぼ勝ち目を感じられんまま3タテを食らってしまいました。
しかし読売にしても菅野を欠き、完全固定のレギュラーは2~5番の四人くらい。
こういう盤石な戦いをしてるとは言えんなかで、こんだけ圧倒的な野球を見せられるというのは、やはり野球の質や選手層といった、あらゆる要素で太刀打ちできんということなんでしょう。
読売は常に現状に満足せず、チームを動かし続けてるもんね。
持てる財力や戦力が限られるなか、これを最大限に生かして強豪チームに比肩する戦いをするためには、それらのチーム以上の何かがなければなりまへん。
ドラフトでの選手を見る目や指名戦略、外国人獲得ルート(森前獲得はもうおらんね)、練習環境やレベルの高い指導者など。
これらは財力が乏しくても、ある程度は努力で何とかなる要素のはずなのよね。
しかし客観的に、ドラがこれらで他チームに勝ってるとは思えまへん。
やっぱり「勝利より儲けたい」という、邪な考えが馴染み出てるためでしょうが、勝つための努力を妥協なく追及することができんチームが、プロ野球で勝てるわけがない。
「ストレートが打てない」と、パウエル打撃コーチがコメントしてました。
それなら課題克服のために、いったいどんな練習をさせてるんや?
漫然とフリー打撃をさせてるんやないやろな。
どんだけ効果があるか知らんけど、読売はキャンプでホークス投手陣のストレートを打つために、ピッチングマシンを打者に近づけるとか工夫はしてたけどな。
数年前から指摘され続けてきた課題を、いまだに嘆いてるというのは問題外やないのか。
ストレートを打つために変化球が打てなくなったとしても、それはそれで一歩前進やと思う。
そもそも落合時代から続いた長時間練習を、現体制で止めてしまったのは何故なのか。
目的意識もなくダラダラと練習を続けて、ケガのリスクが高まってるというのなら本末転倒。
目的意識は持たせりゃええし、フィジカル部門を強化してケガを抑制すべきやろ。
持たざる者が持てる者に勝とうとするなら、持てる者を上回る練習が必要不可欠やと思うのは、単なる素人考えやとは思えんのやけどな。
黄金時代のOBやコーチまで、「今の子にあの練習をさせたら壊れる」とか言うのは、ホンマに閉口するわ。
落合元監督なら言うやろね。
「練習で壊れるくらいなら壊れりゃいい。そういう奴はプロ野球では生き残れない。」と。
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