関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2019/11/22  プレミア12

ちーっとばかり時期遅れな話題やけど。
メジャーがほとんど出ないイベントで、「世界一」を繰り返すのにシラけてしまって、実のところ私ゃほとんど見てなかったのよね。
まぁ、もちろん「MLBを除けば世界一」である必要はあると思ってますんで、プロ野球リーグが存在する勧告や台湾には絶対に負けるわけにはいきまへん。
そういう意味で、今日だけは半分ほど見てましたが、とりあえず勝ったことは良かったわ。


ただし侍ジャパンという存在は、NPBにおいてどんなもんなんやろね。
そもそもワールドワイドなサッカーの魅力に対抗するべく、WBCの開催に合わせて世界と戦うためのチームとして成立したのが日本代表。
そしてそのチームが、09年に原監督によって侍ジャパン命名されたと記憶してます。
世界と戦うサッカー日本代表に負けない、国を代表するという看板を手に入れたわけですな。
しかしサッカーのように日本代表がプレイヤーの憧れとなるには、その看板に権威が必要でした。
その権威になってくれたのが、イチローやったのよね。
残念ながら松井秀は参加できまへんでしたが、MLBのトップ中のトップであるイチローが参加することによって、侍ジャパンNPBプレイヤーにとっても憧れの存在になったと思います。


翻って、現在の侍ジャパンはどうやろか。
トッププレイヤーはどんどんMLBへ流出する一方、MLBの日本人プレイヤーは諸事情?で参加せず。
さらにNPBのトッププレイヤーにも、参加辞退が少なくないと聞きます。
こうしてネームバリューのある選手が少なくなり、侍ジャパンのその権威は下がり、そしてプレイヤーたちはその看板へのあこがれを失っていく悪循環。
そうして今後、一般大衆からの関心も失っていくんやないかと、個人的には心配してるのよね。
それは一般大衆からの支持、関心が、NPBが将来的に成立し続けるために、絶対必要なものやと考えるからです。
投手であるダルビッシュや田中は難しいかも知れんけど、打者・大谷が次回WBCに参加してくれるなら、侍ジャパン復権起爆剤になれると思うんやけど。
う~ん。

 


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