関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2019/11/16  ドラフト4位  郡司 裕也 (慶応大)

180cm、83kgの平均的なサイズながら、50m走は6.1秒、遠投100mと悪くないスペックを誇る、右打ち右投げの捕手。
仙台育英高でU18代表となり、さらに慶応大に進んで定評あるリードで、東京六大学ベストナインを二度獲得したという、生粋の野球エリートやと言えますわ。
大学での通算本塁打も9本と、なかなかの強打の持ち主やね。
谷繁元監督以来、ドラは正捕手を固定できずにおり、さらに武山と杉山を戦力外にしたこともあって、捕手は今回のドラフトでの補強ポイントの一つでした。
今季は加藤が主戦として試され、また石橋が期待株として頭角を現しつつありますが、まだ誰も決定的な存在感を示してないだけに、彼の実力には注目したいですな。

 

 


彼はドラフト前から有力選手として注目されてたようで、苦労せずかなりの動画が見つかりました。
打撃だけではなく守備面もチェックできますんで、ありがたかったわ。
だからと言うて、大したチェックなんてできんのですが、とりあえずザッと見た印象を書いてみます。


捕手としてはインサイドワークが評価されてるようです。
これは数字や動画では分からん要素なんで、とりあえず信じとくしかありまへんが、動画を見る限りキャッチングについては、少々ミットがグラついてるように見えます。
バシっと腕ごとボールを抑えて欲しいように思うんやけどな。
捕球から二塁までのスローイングタイムは、動画で見る限りプロの一流とされる1.8秒台と、かなり優秀な数値を叩き出してます。
しかしコントロールにはバラツキを感じますわ。
左肩が開いてるんでしょうが、かなりシュート回転してますんで、狙ったポイントへボールを収めるには苦労するでしょうし、捕る側も難しいかも知れまへん。


一方の打撃の方は、右へも打てるテクニックと、右手の押し込みの強さを感じさせます。
左肩が開かんよう固定しつつ、左足を身体の前に上げてから後ろに降ろして、上体ではなく下半身でスイングをリードしてますな。
実はこのステップの方法は、もともとミスター赤ヘル山本浩二氏がやってたもので、私も若かりし現役の頃に参考にしてたのよね。
これで非常にいい形でトップを作れてたんで、郡司君もプロで活躍してくれると嬉しいわ。


ドラの大学での捕手としては、このオフに戦力外になった杉山が、早大三冠王を獲ったとして期待されたんやけど、一瞬の輝きに終わってしまいました。
それだけに郡司君には、長く輝けるドラの一番星になってもらいたいね。
頑張れ!!

 


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