相変わらずWBCは、野球の本国アメリカでは開催を知られることも少なく、その他の国々でのみ盛り上がってる状況らしいけど、それでも日本の野球文化を世界に知らしめるには、NPBにとって最も重要なイベントです。
野球人口の減少が深刻化しているだけに、少年少女たちにグローブやバットに触れてもらうためにも、全国ネットで日本野球のトップスターたちは魅力あるプレーをしないといかん。
個人的には日本ラウンドは全勝で突破し、準決勝で好ゲームを繰りひろげてもらいたいと思ってます。
プロ野球リーグとしてはMLBに次ぐという強いプライドがあるんで、日本ラウンドでぶつかる他国の面々には、絶対に負けられまへん。
それにしても、そのための事前準備は万全やったんやろか…。
昼間の試合で韓国がオーストラリアに敗れる波乱があったけど、これでやりやすくなったとは思えまへん。
要するにオーストラリアが韓国とは互角以上の好チームであり、日本にとって難敵やということを証明しただけやと思います。
この韓国やオーストラリアと激突する前に、中国と対戦したわけやけど、マスコミからファンまでみんな試合前から勝った気分ではしゃいでる、この雰囲気にずっと違和感を感じてました。
バンテリンドームでドラと対戦した際、侍JAPANのベンチに笑顔が見えて、あまり緊張感を感じてなかったあたりから、ずっと変やと思ってたのよ。
試合に入っても中継のアナウンスにも解説にも、大量リードしてるかのような雰囲気しかなく、戸郷がソロを打たれてさらにピンチになったところで、少々慌てだしたような印象でした。
中国はええプレーしてたけど、真砂がクリーンアップ打ってるように、正直なところ独立リーグレベルですわ。
最終的には点差は開いたけど、内容的にはしっかりクロスゲームやったし、ヒットも得点程は出てない。
初戦の緊張感があると言っても、そのチームとこんなにヒリヒリした試合してたらアカン。
強化試合から爆発力をあまり見せられなかった、村上や岡本、牧あたりはかなり心配で、牧が一本ホームランしたのは好材料やけど、大谷がおらんかったら負けてたんやないか。
明日もダルビッシュが投げてくれるけど、ええとこ5イニングしか投げられんのやから、今日のようにリリーフが打たれる可能性はある。
打線が看板通りの働きをしてくれんと、この先もどうなるか分からんわ。
明日の韓国はそれこそ死に物狂いで向かってくる。
それをいなして普通に勝つ、安定した横綱野球を見せてもらいたいもんです。
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