WBCに臨む侍ジャパンの一部メンバー発表はあったものの、とくにドラとしては静かな新年やね。
昨年が最初から最後まで、かなり激動のシーズンであっただけに、まだ始まったばかりではあるけど、何も起こらんことが逆に不気味な気分ですわ。
まぁ、今季はチームに大変革がもたらされるのが確実なんで、嵐の前の静けさやというのは間違いないんやけど。
主力が放出された二遊間を中心に、ビシエドとアルモンテが絡むファースト、夏場までに周平と石川昂による熾烈な競争が予想されるサード、岡林と大島、そしてアキーノがほぼ確定と思われるものの、鵜飼を中心とした若手が食い込もうとする外野陣。
安泰なのは捕手のキノタクと、タイトルホルダーの岡林だけやと思われます。
またあんまり話題になってない投手陣やけど、大野雄と柳、小笠原、髙橋宏に松葉の五枚以外に、スーパー実績組の涌井に復活組の梅津、急成長の上田など多士済々のローテーション争いは、もしかするとリーグでもっともハイレベルで激烈な競争が期待されますな。
得点力という課題に対して前向きにはなり切れまへんが、低迷してきたチームがぶっ壊されるという期待感は大きいね。
一方でWBCの一次メンバーには、ドラの選手が含まれまへんでした。
ドラの野手は選ばれる可能性ゼロやけど、投手陣は秋にメンバー入りしてた髙橋宏など、まだ可能性はあると思われます。
ここで個人的なエゴを言ってしまうと、とくに投手は選ばれて欲しくない。
例年より一ヶ月近く早い開幕となり、いきなりトップ・コンディションが求められるWBCに参加すると、激しく消耗して帰ってくるはずです。
投手であれば、いったんコンディションをリセットするのに、一ヶ月くらいは休養が必要になる可能性もあり、そこでうまく疲労が抜けなければシーズン中に重大な故障をするかも知れん。
髙橋宏あたりはまだフルシーズンを戦う術を知らんだけに、いきなり早春からビュンビュン投げさせるのは非常に怖い。
そんでもっとエゲつないことを言えば、他球団の主力が疲弊してる間に、ドラが勝ちを拾えるんやないかというスケベ心もあります。
そこまでは言い過ぎやけど、とにかく故障だけは避けて欲しいわ。
もちろん侍ジャパンにも、勝って欲しいのは本心やけどね…。
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