関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2021/9/12 ○ vs 東京ヤクルトスワローズ 9-5

4点ビハインドを逆転とは、いったいこのチームはどこの強豪なん?

「あのゲーム」から生まれ変わったような打線の勢いやけど、さすがにこういうゲームなら見てて楽しいわな。

ロングヒットも出て終盤の逆転劇となり、今日の観衆は出資した分の非日常を十分味わえたやろね。

とくに福留のホームランは、44才にして全盛時を彷彿とさせるような、打った瞬間に右中間最深部へ突き刺さると確信させる、見事過ぎる当たりでした。

あの打球見ると、来季も現役でやりそうな気がしますわ。

 

土田に対しては、個人的にはしゃぎ過ぎでした(苦笑)。

一軍のボールに最初から対応できたのは変化球だけで、ストレートにはまったく対応できないことが露呈すると、ストレート一本で料理されてしまいましたな。

四球を一つ選べたものの、守備でもエラーを二つ犯してしまい、攻守にほとんどええとこありまへんでした。

しかし、それでええと思います。

現段階で何ができて、何ができんのかが明確になりましたんで、それだけでも前進でしょう。

おそらく練習でストレートへの対応に改善が見られなければ、次のスタメンチャンスは来ないでしょうが、左脇が開く悪癖を修正して早く一軍に対応して欲しいね。

 

ロドリゲスをローテーション起用し続けてますが、意味があるのか不安やなぁ。

素材が悪くないのは分かるけど、ちょっと成長に時間を食ってる印象がありますわ。

それでも素材の良さを評価して起用するのは理解できるんやけど、問題は来季あるいは二年後、三年後も奴がドラにいるのかどうか。

少なくとも数年間は戦力になってくれんと、日本で時間かけて鍛えて戦力にする意味は少ない。

ちょっとそこが気になるなぁ。

 

 

 

親サイト : 「関西竜魂」 http://www5c.biglobe.ne.jp/~kandra/

2021/9/11 ○ vs 読売ジャイアンツ 5-4

あの監督のことやから、土田の初スタメンはお預けかなぁ…。

なんて思ってたら、ホンマにそうなるし(苦笑)。

しかも出番すらないし。

星野仙一なら真っ先にチャンスを与えたはず。

落合博満ならどうやったやろか。

それでも落合体制なら勝つから、若手の起用の有無が問題になることも少なかったやろ。

負けてるのにホットな状態の若手を使わん監督やから、こっちは腹立つのよね。

こんな野球ではワクワクせんわ~。

 

そんでスタメン見た時点でウンザリしてたけど、それでも柳のタイトルだけは重要やからね。

このままなら奪三振は確実で、防御率もイケそう。

最多勝がちょっと厳しいけど、残りの登板をほとんど勝てばワンチャンあるかも知れまへん。

まぁ、今季の沢村賞は山本由で決まりでしょうが、奴がそのプロ野球人生にハクを付けることは、非常に重い意味がありますんで、そこだけは今の冷めた私でも後押しせないかんと思ってます。

タイトルは一つより二つ、二つより三つ欲しい。

しかし前半に飛ばしてきたためか、後半はやや投球内容が落ちてますな。

とくに前半はムダ球を少なく、勝負球一つで打者を討ち取ってたのが、際どいボールを見極められたりファールされたりで球数が増え、6イニング120球くらいの投球ペースになってますわ。

せめて7イニングを投げようと思えば、1イニング当たりの球数を15くらいに抑えんと、どうしても早々に降板することになってしまう。

今日も6イニング投げ切れんかったもんね。

それでも失点を最小限にしてるあたりさすがなんやけど、タイトルのためにはもういっぺんギアを上げてもらいたい。

頑張れ。

 

打線の方も木下雄介氏の追悼試合から一週間、得点力がかなり向上しましたな。

ティモンディの高岸やないけど、「やればできる!」やろか。

周平の復調が大きい気がしますが、最後までこれができるとええね。

 

 

 

親サイト : 「関西竜魂」 http://www5c.biglobe.ne.jp/~kandra/

2021/9/10 ○ vs 読売ジャイアンツ 10-1

2021/9/10 ○ vs 読売ジャイアンツ 10-1

 

土田すごいやん!

ここまでたった二打席やったけど、初打席では火の出るようなライナー。

そして二打席目には、難しいボールを合わせてレフト前に落とす初ヒットと、内容のない打席がありまへん。

生きのええとこ見せてるのに、今日もベンチスタートやったのがさすが与田監督というところやったけど、終盤の守備固めからグラウンドに出て、故意にライナーをショートバウンドで処理してゲッツーを狙うという落ち着きぶり。

(荒木コーチから先にファーストをアウトにしろと指導されたみたいやけど、高卒ペーペーとしては非常に次元の高い内容)

そして最終回二死ギリギリで、打席が回ってきたのよね。

(何であんな遠い打順に入れるんだか…)

左打者の高卒ルーキーが対する投手は変則左腕の戸根であり、初見で攻略するには非常にハードルが高かった。

初球、二球目の外角へのスライダーにはまったくタイミングが合わず、あっという間に追い込まれてしまいましたが、勝負球の内角ストレートをきっちりカットしてカウント1-2。

そして5球目のスライダーが甘くなったところ、バシッと叩いてライト線への強烈なタイムリ二塁打

「初球の軌道を覚えて打った」というのが奴自身からのコメントやけど、それをいきなり一軍でできるルーキーはほとんどおりまへん。

 

そもそもルーキーは、二軍の投手とは次元が違う一軍のボールにまず圧倒され、それに対応する時間が必要になるはずなのよ。

やっと一軍のボールに慣れた頃には、今度は相手バッテリーに見つけられた弱点を執拗に攻められ、成績を落として二軍へ戻っていく。

これを何度か繰り返して、やっと一軍に定着できるようになるのが、プロ野球の打者なんやけどね。

土田の場合は第一段階を、いきなりすっ飛ばしてるイメージですわ。

走攻守にまったく戸惑いを見せずにプレーしており、しかも高いセンスを見せてくれてます。

これはひょっとしたら「第二の井端」になってくれるかも、そういう期待が急速に膨らんできました。

 

あの与田監督なんで分からんけど、こんな攻守にわたるプレーを見せられたら、スタメンで使わん手はないはずです。

さすがに使うよな、与田監督?

 

 

 

親サイト : 「関西竜魂」 http://www5c.biglobe.ne.jp/~kandra/

2021/9/9 ● vs 広島東洋カープ 5-12

明日は早起きやから、もう寝やなあかんのよ。

ダラダラと長いゲームやってるけど、ドラから見たらつまらん内容やもん。

さっさと終わってくれりゃええのに。

 

そんで、今さらなんぼ負けようが構へんけどさ。

それにしても同じヤツにポコポコと、よくも気持ち良く打たれるもんやなぁ。

徹底的に勝負避けるとか、もう少し考えてもええのと違う?

ここまで一つのカードで打たれるっつーのは、ちょっと酷いわな。

まぁ、ええんやないの。

 

見せ場があったとしたら、4回に4点ビハインドを一気に追いついたところやね。

周平、堂上、桂の三連打は、ドラでは滅多に見られん場面でした。

とくに昨日も書いた周平の復調はホンモノみたいやね。

目指すべきは森野氏のようなスタイルやと思いますんで、OPS.900と首位打者目指して頑張ってもらいたい。

来季はもう一度身体も絞って、GGも獲り返すくらいの熱さを見せて欲しいわ。

 

今日は二軍のゲームも見ることができたんやけど、根尾は回り回って元通りやったなぁ。

あれではヒットも出んわ。

ピッチャーがボールをリリースしようとしてるところで、グイっとグリップを背中に回すんやから、そりゃ飛んでくるボールに当てるには間に合わんわ。

どうしても腕を自由にして思い切り振りたいみたいやけど、それを続けてる限りプロでは成功できんわ。

キャンプの頃にも書いたけど、ヒッチでもしてグリップが後ろに行きすぎないようにして、前を大きく振るようにせんと。

それでも十分望む打撃はできるはずや。

今のスイングはプロのそれやないと思わせるくらい酷いで。

もっと自分を客観視せんと。

 

土田、よう打った!

綺麗なヒットやないけど、難しいボールをうまく合わせたと思うわ。

もっと出番をやって欲しいね。

 

 

 

親サイト : 「関西竜魂」 http://www5c.biglobe.ne.jp/~kandra/

2021/9/8 ○ vs 広島東洋カープ 4-1

とことん悲惨に負けて最下位に落ちた方が、親会社が少しは考えるんやないかとか、最近はめっちゃ凶暴なこと考えてて、昨日なんかは正にそういう展開になったけど、今日はシナリオ通りに勝ちましたな。

それはそれでええけど、勝っても負けても心がほとんど動かんのは、個人的には末期的な状態なんやろね。

まぁ、必死が見える選手やプレーに対しては今後も後押ししたいけど、木下雄介氏の追悼試合が終わったら、すっかり元通りのヘタレに戻ってしまうのを見てると萎えますわ。

もう残りは37試合しかないけど、こういうゲームを続けて行くんやろか。

ちっとは違うもんを見たいなぁ。

 

勝ったのはええとして、Rマルチネスの球威が戻らんね。

今日は16球投げて150kmが一球のみ。

いつもなら150km台中盤、調子が良ければ160kmに届こうかというストレートで、打者を力で圧倒するんやけどな。

こんだけ目に見えて球威が落ちると、かなり心配になりますわ。

明日も投げるんやろか。

 

周平は9月の打率が.391と、一気に復調してきましたな。

ロングヒットを捨てて、バットを捕手側に寝かせて構えることで、始動が大いに改善されました。

プレイヤーとしてもっと大きくなりたいという欲求は正しいけど、ここへ来て現実を見据えたということでしょう。

ホームランは稼げんのでしょうが、そのスタイルでもOPSを稼ぐは可能なはず。

中距離ヒッターとして、トップを目指してもらいたいね。

 

 

 

親サイト : 「関西竜魂」 http://www5c.biglobe.ne.jp/~kandra/

2021/9/7 ● vs 広島東洋カープ 7-8x

まぁ、こんだけRマルチネスが大炎上するなんて、誰も思わんかったでしょうから、これはしゃーないのと違うかな。

二ケタ勝利が絶望的になった小笠原だけは、ご愁傷様やったけど。

ちょっと気になったのは、いつものRマルチネスの失点パターンは、ボールが先行して苦し紛れのカウント球を打たれるってやつやのに、今日はとくにストライク取るのに苦労してなかったものの、ストレートに威力がなかった。

最後も坂倉がカウント有利やったとは言え、一、二の三でインハイのストレートを叩かれて、オーバーフェンスされてしもた。

今季はまだ一本も被弾してなかったんやけどね。

たまたま調子が悪かったのならええけど、昨季もシーズン終盤に故障離脱した経緯があるだけに、ちよっと心配ですわ。

今季はもう終わったのと同じなんで、ここで無理する必要はないと思うで。

(来季もドラにいるなら)

 

森下を初めてKOしたのは悪くないけどな。

五輪後の登板では精密機械のような制球が見られず、奴はずっと勝ててないらしいんで、ドラ打線が相手であっても抑え切れんかったようやね。

6回途中で4四球というのは、奴らしくない投球内容でしたわ。

とは言え、渡辺が変化球をうまく拾ってタイムリーを打つとか、ドラ側に見せ場があったのも事実やと思います。

五輪前の一試合平均得点が2.51、五輪後の昨日までが2.37と貧打に磨きがかかってただけに、今日の打線爆発による森下KOは珍しく感心しました。

しかし9回に福田が出塁しても、代走が出なかったのは意外やったね。

そしたら案の定、奴が本塁憤死とかウケる(苦笑)。

こんなショッキングなはずの敗戦でも、1ミリも心が動かんかったんで勝敗自体は構わんけど、やることやらんで負ける首脳陣にはそれこそ苦笑いするしかありまへんな。

 

 

 

親サイト : 「関西竜魂」 http://www5c.biglobe.ne.jp/~kandra/

2021/9/5 ○ vs 横浜DeNAベイスターズ 2-0

今日は早逝した木下雄介氏の追悼試合でした。

個人的な思いは何度か書きましたが、死んだ人間に今を生きる人間の想いは、基本的には届かないと考えています。

(科学で解明できないものを信じないタチなんで…)

しかしだからと言うて、追悼試合がムダやとは思いまへん。

ドラの選手たちが仲間意識を強く持ち、自分ではなく仲間のために必死になれることを証明できるなら、それは素晴らしいことですわ。

だから今日は絶対に勝たなアカン、そう思ってたのよね。

 

福留のコメントにありましたが、とくに今日は投手陣から迸るものを感じました。

ピンチはあったものの、それでも逃げることはありまへんでした。

ベイの打線を無失点で抑え込んだのも、当然とも言える出来やなかったかな。

そして決勝点を放ったその福留や、涙を見せたタイムリーの京田にも、ギラギラしたものを見ましたわ。

私にとってこのゲームは、今季で一番心を動かされた内容でした。

 

ドラは死んでない。

チームとして心が繋がっているなら、まだまだ死んでない。

こうして仲間を愛し、チームを愛する選手がまだ揃っているなら、私は生涯の忠誠を誓えますわ。

嬉しいわ、ホンマに。

 

そしてこのゲームで対戦したベイスターズも、帽子に「98」と書き込んで弔意を表してくれて、心から感謝します。

プロ野球選手て素敵やね。

ありがとう!

 

最後に、土田の初打席は次も見たいと思わせてくれました。

そのまま頑張れ!

 

 

 

親サイト : 「関西竜魂」 http://www5c.biglobe.ne.jp/~kandra/