首脳陣のスカタン継投で3点リードを吐き出して、中盤で同点にされてしまった時、どう考えてもそのまま逆転負けするのが今のドラの予定調和でした。
すでにチームとしては機能しとらんので、リードした試合で追いつかれたり逆転されたりという展開になると、もうそこからシャカリキになって再逆転しに行く「熱」がない。
本来なら自分の売り込みで必死になるはずの若手が多いのに、もう主戦力とそうでないグループが明確に分けられてるため、その若手連中にすらシラけムードが漂ってる。
シラけた連中が並んでる中で、一人だけ必死な奴がいました。
カリステを一軍に昇格させた時、このシーズン終盤まで二軍に置いといた奴を、今さら来季に向けての試合を消化してるところに、何を思って一軍に呼んだのやら…と思ってたら、再昇格後は結果を残してる。
球団は奴を来季の戦力として残すつもりなのか、それでなければこの時期にわざわざ使う意味が分からんし、しっかり結果を残せるように調整させてきた努力もムダになる。
そう思いながら見てたら、何と決定打となる二発もの花火を打ち上げるとはね。
ドアスイングで「外角に投げときゃどうにでもなる」とさえ解説に酷評されたのが、フォローは大きいままグリップの位置が身体に近くなって、ボールとの距離感が改善されたように感じます。
上手いとは思わんけど内野はどこでも守れるユーティリティぶりと、結構な打力が備わってきたら、ひょっとしたらこのまま来季も置いとくんやろか。
まぁ、今日のように一発でもなけりゃ、なかなか得点できんのが今のドラやから、現状では貴重な戦力になってくる可能性はありますな。
さて、今後の起用法はどうなるやろか。
仲地が5イニング投げ切って、交代かと思ったら続投させたうえでピンチを作らせてから交代。
ロングイニングを試したかったのかも知れんけど、今日の調子を見る限り奴は5イニングで限界やった。
そう考えるとあの継投は、後手もええとこやったわ。
あれでヘタこいて勝ち試合をパーにするところやったのを、ボーダーラインで必死な外国人一人に救われたんやから、しっかり反省してもらわんと困るわ。
セカンドが村松に固定されたのは、UZRを見る限り守備力を評価されたからなんでしょうが、今日もそうやったけど球際のプレーがちっとも決まらん。
だから数値だけでは測れん、守備力への評価というものはあるはずなのよね。
「守備力が大事」なはずのショートは龍空が外されたけど、まだ村松がセカンドに残ってるのは個人的には違和感が強いわ。
しっかり競争させてもらわんと、いつまでも弱点は改善されんのと違うか(実際に村松はそうやし)。
他の選手にも、目を向けてやって欲しいもんやで。.
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