171cm/80kg/右投左打
50m5.9秒、遠投90m
6位の田中君、5位の濱君に続き、彼も今回のドラフトで支配下選手として指名した、三人のアスリート系内野手の殿(しんがり)。
事前には6位の田中君の方が評価は高かったみたいやけど、フタを開けたら彼が上位指名になっていて、結構ビックリしました。
しかし星野仙一、高橋三千丈、川上憲伸、柳裕也に続く、ドラ五人目の明治大野球部主将の入団は、大人しい選手が多いと言われるチームに、元気とリーダーシップを持ち込んでくれるかも知れまへん。
それだけでも彼には期待が持てますわ。
大学時代には大きなタイトルはありまへんがなく、本塁打は通算でも一本のみと長打力は目立たん一方で、3年春にベストナインを獲得したほか、通算打率も三割を超えてます。
ケガがちでフル出場できたのが三季のみというところ、そして171cmという小柄な身体が、評価を下げる要素かも知れまへんが、主にセカンドを守りつつ二遊間どちらもイケるというあたりは、その高い守備力から評価アップの要素にもなるやろね。
さて彼はどんなプレーヤーなんやろか。
動画を見る限り、攻守ともに動きが鋭い選手かな。
最短距離で動いて、必要な馬力やスピードを発揮してるように感じます。
大げさに動かんので身体のブレも少なく、プレーの精度が高い。
守備の方を見て見ると、グラブを低く構えて地面から離れんように動いており、基本に忠実と言えますな。
また強い打球にも刺し込まれずボールを抑えており、安定感の高さが見受けられます。
田中君のような派手で大きな動きとは、真逆のプレーぶりかも知れまへん。
打撃の方でも安定感が光っており、大学通算打率三割超えに加え、通算161打数で19三振と非常に少ない数字です。
両ヒジが身体の軸から離れず、ヘッドの出を遅らせて対応できるため、内角も差し込まれながらショートの頭を超すような打撃もできます。
身体の使い方が大きくないことから、ロングヒットはあんまり期待できまへんが、大学でも2番を中心に打っていたようにバイ・プレーヤーとしては最適やないかな。
トレードで去った京田が、2番ショートに上手くハマらんかっただけに、彼にはそのポジションに固定されることを期待したいね。
実戦で早く見てみたい選手やと思います。
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