関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2022/12/17 ドラフト2位 内野手 村松 開人 (明治大)

171cm/80kg/右投左打

50m5.9秒、遠投90m

 

6位の田中君、5位の濱君に続き、彼も今回のドラフトで支配下選手として指名した、三人のアスリート系内野手の殿(しんがり)。

事前には6位の田中君の方が評価は高かったみたいやけど、フタを開けたら彼が上位指名になっていて、結構ビックリしました。

しかし星野仙一、高橋三千丈、川上憲伸、柳裕也に続く、ドラ五人目の明治大野球部主将の入団は、大人しい選手が多いと言われるチームに、元気とリーダーシップを持ち込んでくれるかも知れまへん。

それだけでも彼には期待が持てますわ。

 

大学時代には大きなタイトルはありまへんがなく、本塁打は通算でも一本のみと長打力は目立たん一方で、3年春にベストナインを獲得したほか、通算打率も三割を超えてます。

ケガがちでフル出場できたのが三季のみというところ、そして171cmという小柄な身体が、評価を下げる要素かも知れまへんが、主にセカンドを守りつつ二遊間どちらもイケるというあたりは、その高い守備力から評価アップの要素にもなるやろね。

さて彼はどんなプレーヤーなんやろか。

動画を見る限り、攻守ともに動きが鋭い選手かな。

最短距離で動いて、必要な馬力やスピードを発揮してるように感じます。

大げさに動かんので身体のブレも少なく、プレーの精度が高い。

守備の方を見て見ると、グラブを低く構えて地面から離れんように動いており、基本に忠実と言えますな。

また強い打球にも刺し込まれずボールを抑えており、安定感の高さが見受けられます。

田中君のような派手で大きな動きとは、真逆のプレーぶりかも知れまへん。

 

打撃の方でも安定感が光っており、大学通算打率三割超えに加え、通算161打数で19三振と非常に少ない数字です。

両ヒジが身体の軸から離れず、ヘッドの出を遅らせて対応できるため、内角も差し込まれながらショートの頭を超すような打撃もできます。

身体の使い方が大きくないことから、ロングヒットはあんまり期待できまへんが、大学でも2番を中心に打っていたようにバイ・プレーヤーとしては最適やないかな。

トレードで去った京田が、2番ショートに上手くハマらんかっただけに、彼にはそのポジションに固定されることを期待したいね。

実戦で早く見てみたい選手やと思います。

 

 

 

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