177cm/83kg/右投左打
50m---秒、遠投---m
正直なところ、今回のドラフトの補強ポイントは、即戦力の左腕投手に捕手、素材型・即戦力を問わずスラッガーと、この三つやと思ってただけに、彼の指名は勝手なシロウトの妄想的願望から外れており、球団の判断に大いに疑問を感じました。
この時点でも捕手の獲得にメドが立たない状況を考えると、ますますその思いは強くなってるんやけど、右腕でも左腕でも実力がピカイチなら関係ないと言うなら、それもそれかも知れまへん。
彼は二軍キャンプ地である沖縄読谷出身とのことで、ドラとしては縁のある選手。
気になるのは所属する沖縄大が、中央球界からは無名であることやけど、一応そこんとこは全国大会にも登場しており、注目を浴びる存在ではあったようやね。
評価されるのは最速151kmをマークするストレートと、変化球では打者の手元でクッと小さく曲がるスライダー。
正直なところ、ドラフト前には彼の名前を聞いたことはなかったんやけど、さてその実力はどれほどのものなんやろか…?
177cmという体躯は、現代プロ野球では決して大柄やない。
小柄というほどではないけど、大谷レベルと比べると積載エンジンの大きさには、相当の差があるのは間違いありまへん。
プロ野球は一試合だけ結果を出せても、それを安定してフルシーズン発揮できなければ、戦力にはなれまへん。
瞬発力、そして持久力ともに、肉体のエンジンをできるだけ大きく育てる必要はあるやろね。
三塁側から映した動画が見つからんので、フォーム的にはあんまり踏み込んだ指摘はできまへんが、一つ言えるのは二軍の浅尾コーチの現役時代に通じるものがあるんやないか。
踏み出す左足のヒザを折らないため、これで身体の体重移動をせき止めるかたちになり、腰を支点として体重移動の運動エネルギーを腕の振りに加えてる。
これにより上から鋭く腕を振れるようになり、ストレートの球威や変化球のキレが増す結果になってるように思いますわ。
とくに打者の手元でグイっと曲がるという、スライダーのキレは捕手を務めたドラフトライターが、ミットにすらボールを触れないという威力を見せてくれました。
一方で某所の受け売りですが、ストレートにはまだスバ抜けた球威はないとか、武器がスライダーということもあってか、右打者の外角一辺倒の配球やとも指摘されてました。
個人的に私もストレートには、もう少し力が欲しいと感じるところがあります。
しかしまた一方では、藤川球児氏が彼の投球を見て絶賛したという事実もありますわ。
その知名度と特徴のない(?)フィジカルを見て、私のようなシロウトは勝手に「大丈夫か」という疑念も抱いてたりするんやけど、彼にはそんな私をバカにするような秘めたる力を信じたい。
是非、一刻も早くバンテリンドームのマウンドに立ち、その右腕の力を見せつけてくれ。
頑張れ!
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