相手は日本代表のエース・山本由伸。
そしてこちらは二軍暮らしが板についた、プロ入り初先発の元ドラ1・鈴木博。
正直、勝てっこないと思ってたのに勝ってしまうんやから、野球てホンマに不思議やね(苦笑)!
また祖父江が打たれて、頑張った鈴木博に勝ちがつかんかったのは残念極まりないけど、それ以外はなかなかに内容が濃い試合でしたわ。
とにかく日本一のエースを相手にして、いったん同点にされたにもかかわらず、しぶとく再逆転してジャイアント・キリングを果たしたドラに、今日は喝采を送りたいと思います。
7連敗の直後の3連勝は、まだまだ借金返済まで楽やないけど、今日の試合ができるのなら前向きで良し!
明日も勝ってくれ!
同点にされてしまった直後の8回、桂の内野安打あたりから山本由のストレートがシュート回転し始め、岡林にも四球を与えて一死一二塁。
しかし大島の火の出るような当たりは、直接ファーストミットに収まって二死一二塁。
ここで打順が回ってきた三ツ俣は、この日の奴は山本由にまったく合わずに3タコやったんで、代打に福留でも出すかと思ったんやけど、立浪監督は奴をそのまま打席に送りました。
ボールが先行してカウントは有利になってたのに、またストレートに二つも空振りしてたんで、「これはアカンわ…何で代打出さんねん」と絶望してたのよね。
しかし奴はここから粘る、粘る。
ボール3で四球を出せないという有利さも生かし、ストライクゾーンへのボールを三つファールしていく中で、徐々にタイミングが合ってきたようです。
そして9球目を三遊間へ弾き返し、二塁走者の高松が本塁生還!
この打席はホンマに痺れるような緊張感があり、その中でタイムリーを放った三ツ俣は大したもんやと思いますわ。
ガソリンタンクが小さく、すぐにガス欠になるのが弱点やけど、元気に動けてる間の奴のプレーは素晴らしいね。
明日も粘りのあるプレーを頼むで。
問題は祖父江の扱いやね。
2試合連続炎上の後、あまり圧力のない場面で2試合連続無失点と立ち直りを見せたため、今日はこの1点を争う重要な7回を任せたけど、一死三塁の場面で降板となりました。
一つは祖父江をこのまま勝ちパターンで使えるのか。
この試合で同じように、一死三塁のピンチを招きながら無失点で切り抜けた山本は、代役として使える力量はあると思うけど、地味に奴が担ってきた成功率の高い便利屋は、非常に貢献度が高かったのよね。
できれば奴は動かしたくないのよね。
もう一つは、祖父江に7回を任せながら、まだ失点のないままスパッと降板させたことやね。
最悪、失点してから交代させるならまだしも、これはこのポジションの投手への扱いとしては、プライドを破壊するものでした。
ちょっと監督には堪え性がないのと違うか。
おそらく次回からは、祖父江のポジションは勝ちパータンから降格になるでしょうが、もう少し投手のメンタルも大事にして欲しかった。
新人監督が動きたがる「悪いクセ」が、立浪監督からも出てるように感じますわ。
さて、明日は勝ちパターンの投手を使えるやろか。
その継投がどうなるのか、注目したいね。
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