関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2024/1/25  もうキャンプイン間近

この間、正月やったと思ったら、もうキャンプインの時期になりましたなぁ…。

ここ最近のなかでも一番憂鬱な気分なんやけど、何とかAクラス争いに食い込んで、久々に毎日順位を気にする日々にしてくれたらええんやけどね。

まぁ、個々の力量が上がれば少しは勝てるかも知れんけど、オツムの方が指揮官を筆頭に頼りないからなぁ(苦笑)。

あんまり期待せんようにしても、気分は楽にはならんのがね。

まぁ、ブツブツ文句言うてもしゃーないから、期待したい選手について書いてみたいと思います。

 

まずはやっぱり根尾やね。

相変わらず打席を見たいのは変わらんのやけど、とりあえずローテーションに入ってもらって、マウンドで躍動してくれたら、少しは打席も見られるやろ。

昨季は制球難という課題を残して終わったけど、投げてるボールそのものは悪くなかったんで、フォームの再現性を高めてもらいたい。

 

次に細川やけど、今季はかなりマークされるでしょうから、昨季のような粘りのない打席を続けてたら、あっという間にポジションを失うはずや。

昨季は追い込まれるとモロかったけど、ここをクリアして確実性を上げて欲しいね。

 

石川昂にも大いに期待してるんやけど、過保護に見えるのがモノ足らな過ぎる。

実力で周囲に文句を言わせんような、圧倒的な数字を残して欲しい。

12球団で一番頼りない4番やったのを、忘れるべきやないで。

 

髙橋宏は一昨年よりストレートが悪かったのが、今季で修正できればタイトルを争えるはず。

ツーシーム頼りの投球では、相手は恐れを感じないと思うわ。

オリックスの山下に負けんよう、切磋琢磨して頑張ってちょ。

 

二遊間は100試合くらい、田中が使えたら大きな戦力になると思うんやけど、肩の故障がどこまで回復してるのか。

あの足だけでも武器になると思うんで、開幕一軍を期待してまっせ。

 

鵜飼はウインターリーグの初っ端で、三発打って注目されたのはええけど、その後は尻すぼみだったのよね。

結局のところ成長してるのかどうかは、キャンプインしてみないと分かりまへん。

願わくばレギュラー争いに、食い込んで欲しいんやけどな。

 

 

 

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2024/1/17  キャンプインまであと半月

即戦力として、大いに期待されていたドラ1の草加が、ヒジの故障でいきなりの離脱。

ルーキーということも考えれると、開幕には間に合いそうもないし、症状によっては手術の恐れもあるっちゃある。

開幕前に大ゴマ?が離脱して目算が狂うのは、昨季のロドリゲス亡命に続けて二年連続やから、これについては首脳陣も頭が痛いやろね。

それにしても、一昨年のドラ1・仲地もそうやったけど、「即戦力」を期待して獲得した割に、草加は明らかに身体ができてないし、開幕からフル回転を期待できるようには見えなかった。

(実際にここでも書いたはず)

二年、三年先の戦力として獲得したなら悪くないが、即戦力が欲しかったなら別の選択肢もあったし、素材型の高校生を指名しても良かった。

どうも狙いがズレてるように見えてならんのやけどな。

まぁ、仲地が今季こそ活躍してくれるなら、少しは編成を見直すこともできるでしょうが。

ヤクルトの奥川のように、保存療法で完治に年単位を要することのないよう、保存療法が適切なのかどうか早めに見極めてもらいたいね。

素材としては、決して他のドラ1には劣ってないと思ってますんで、早期復帰を願ってます。

 

今季のポジション争いは、岡林を軸とした細川、大島、新外国人などの外野手陣に、そして同タイプを獲りまくった二遊間、そしてサードに無競争で石川昂が入るのかに注目してます。

ここ二年ほど、「ドラのサードは石川昂であるべき」という空気が作られてますが、それがホンマにチームのためなんやろか。

(監督が自らそうしてるんやけど)

石川昂は秋季キャンプを途中リタイヤしたけど、ポジションを守ろうという必死さがあれば、そんなに簡単には離脱できんかったんやないか。

森野コーチがいよいよレギュラーになろうという時、故障で動けなくなり「今日は無理です」とコーチに申し出ると、「監督には黙っていてやるから出ろ」、「二度とチャンスをもらえなくなるぞ」と言われたそうな。

入団時から監督が「サードは石川昂」と決めてるから、奴にはそういう危機意識が薄いとしか思えんのよ。

一方でもともとレギュラーやった周平の方は、「途中出場は難しい」とか甘いこと言うてるけど、しかし頑張ってもポジションがない現実を見れば、モチベーションが上がるわけないというのは理解できる。

しかも使われてる石川昂が、それらしい結果を残してるわけやないからね。

監督はコロコロとスタメンを代えるクセに、一部の選手だけは固定したがるんやけど、あれはいったい何なんやろ。

石川昂の教育は昨季で終わり、今季は競争とでも言えばええのに。

力あるものがポジションを獲る、そういう正当なプロの競争を見せてもらいたいもんです。

 

 

 

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2024/1/6  今季の展望

年が明けて自主トレ、キャンプインが近づいてくると、最近の暗黒期では憂鬱になってくるんやけど、今年はその前に能登の大地震で正月気分が吹っ飛び、羽田の航空事故で胸が苦しくすらなりました。

東北の地震の際にも思いましたが、やっぱり野球は世が平和であることがベースで、初めて楽しめるんやと痛感しました。

もともと昨年は私事でも大きな事件があって、身辺が動揺し続けてることもあり、純粋に野球を体感するには厳しい状態やっただけに、年初からのこういう暗い出来事はしんどいね。

不幸に遭われた方々へ喪に服すとともに、できるだけ早い日常の回復を祈ってます。

 

 

 

さて本題。

年末にも指摘しましたが、中田翔の獲得はドラの浮上の切り札にはならんと思うてます。

スカウティングやフィジカル部門、そして現場での野球の方向性を意図した練習、戦術・戦略、モチベート…

今やソフト面のあるゆる部分が、時代遅れになってるように感じてます。

福谷の「チームのビジョンは?」という問いに答えられん球団やったけど、ちゃんと答えられるようになったようには見えんのやけどな。

不成績で選手の年俸が下がり、コストダウンでスカウト部門やフィジカル部門を縮小して、昨季の球団は黒字になったということでバンザイらしいけど、黒字なら目に見えんところにもカネをかけるようになってもらわんとね。

 

また何度も書いてきて、読まれる方もウンザリでしょうが、書いてる本人もそうなのよ(苦笑)。

やっぱり監督の考えに触れざるを得まへん。

彼は「俺の言う通りにすれば勝てる」かのような、そんな痛い言動を繰り返してるけど、その昭和的パワハラ気質が方々から面白がられるばっかりなのよね。

熱血スポコン風に練習させてた黄金期には結果が伴ってたし、勝たせるだけのソフトも整ってた。

勝つから首脳陣を信用できるし、無理や理不尽にも耐えられたんでしょうが、辛い思いが結果を伴わなければ、選手のモチベーションには必ず影響します。

まずはなんでもええから結果を出さなアカン。

開幕ダッシュできるかどうかが、今季のドラの成否を決するかも知れまへん。

頑張って欲しいけどね。

 

 

 

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2023/12/29  今季の反省と来季の展望

この記事もドラ1まで書いてしまうと、もうドラ自体のことは意識することもなくなり、それが非常に快適に感じる今日この頃です(苦笑)。

今季が始まる前には、久々に待ち遠しい思いをしてたんやけどね。

この安楽な日々が続けばええのに、正月を過ぎてひと月もすれば、もう新シーズンが始まってしまう。

「だったら見なけりゃいい」と言われるんでしょうが、青い血をしていると確信してる私にとって、ドラの野球を見ないという選択肢はあり得ないのよね。

ただただ憂鬱なんやけど、今はこの安寧を享受しときますわ…。

 

野球界の話題としては、やはり大谷の活躍に触れざるを得まへんな。

天文学的な契約でFA移籍して、地球上でもっとも稼ぐアスリートになってしまいました。

この「日本人」で、「野球選手」が、「世界で一番」やということは、野球というスポーツへの魅力を世界中にアピールし、そして日本国内においても野球人気再興のキッカケになると期待したい。

日本国内の全小学校にグローブを寄贈するという取り組みも、高校生への指導を続けているイチローとともに、競技人口の急減と言うピンチにある、日本国内における野球の裾野を再び広げることに、大いに寄与してくれると願いたい。

頑張ってや!

 

 

さて本題のドラゴンズやけど、例年になく補強で頑張って中田翔を獲得。

持ち前の強力投手陣にポイントゲッターが加わり、一気に上位進出…!なんつー意見も見るんやけど、個人的にはそれは簡単なミッションやないと思ってます。

勝つために一丸になること。

ホンマに基本的なことやけど、投手はストライクゾーンで勝負して四球を減らし、できるだけ長いイニングを投げること。

そして打者の方は、「ファーストストライクを狙え」という監督の指導を翻してもらわなアカンけど、ストライクゾーンの見極めをしっかりやって、かつ無駄なアウトを減らすこと。

アウトはええけどポップフライとか三振を極力減らして、少なくとも進塁打を打つ。

できれば四球を獲る。

そういう野球の基本を徹底したのが阪神で、その「いろは」が最低限もできてないのがドラなのよ。

とにかく必死になって、選手個々が「最低限」のプレーをする。

そういう来季になれば、少しは成績も上向くかも知れまへん。

何より監督には、選手を自分のカタに嵌めようとすることだけは、金輪際止めてもらいたい。

選手にもっと考えさせることも覚えて欲しい。

大野雄やないけど、チーム全部が変わったところを見せて欲しいね。

頑張ってくれよ。

 

 

 

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2023/12/14 ドラフト1位 草加 勝 (亜細亜大)

182cm、75kgの右投右打で、MAX153kmのストレートを武器とする、即戦力右腕と評価される投手。

大野雄や涌井のキャリアは晩年にさしかかり、柳と小笠原も間もなくFAとなれば、早めにローテーションの世代交代が必要になってるだけに、、昨年の仲地に続いて、「即戦力投手」のドラ1指名となりましたな。

だから、得点力不足を気にして度会君を第一次選択希望にした時は、「クジ外せ!」と珍しく願ってしまいました(苦笑)。

願いが叶ったのかどうか知らんけど、監督が引いたクジは見事に外れ、何とか指名権を確保できたのが彼でした。

豊作と言われる大学生投手のなかで、西舘君、常廣君、武内君といったトップ・オブ・トップは持っていかれた後とはいえ、指名重複が多かったため「まだ」残っていてくれたのよね。

昨季の仲地が、結果としては必ずしも「即戦力」とは言えなかっただけに、今度こそ育成不要な即戦力投手であって欲しいんやけど、彼の実力はどんなもんなんやろか。

 

草加君の評価の事前に、ナンバーワンの呼び声高い読売ドラ1の西舘君を見たけど、これはなかなか一級品やったね。

球威があって制球も良い。

フルシーズン投げられるなら、相当勝てるんやないかと思います。

ストレートは唸りを上げるという球質に見えました。

あんまり他の投手は見てないけど、大学レベルなら彼が一級品やという評価には、個人的に異論は感じまへんでした。

ドラは度会君に走った結果、彼のような一番いい投手は他球団に獲らてしまったけど、それでも我がドラ1の草加君も高く評価されているようです。

さて彼はどんな投手なんやろか。

投球フォームは…、何て言うのか、若干クセがありますな。

真っすぐ立ってセットから始動し、左足を上げる際には若干腰を引いて軸が折れて、一瞬サイドスローかと思わせるテークバックを経て、そこから体重移動のなかで腰が伸びていき、スリークォーターに近いオーバーハンドで腕をスイングする。

ステップする左足は、ツマ先が右腕側を向いてそのままカカトで着地しているため、下半身の捻りのパワーはロスなく右腕に伝わってるはずです。

そのムチのように撓る右腕から弾き出されるストレートは、動画を見る限りではキレ味十分に見えますわ。

リリースが安定してきたら、かなりの戦力になるんやないかな。

一方で、キレで勝負するタイプにありがちな、身体が開いてボールが抜ける場面も見られるほか、何より身体つきがまだまだ頼りなく、腰回りも小さいようです。

開幕からローテーションに入ってフル回転…というには、かなり不安を感じるのは私だけやろか。

交流戦明けまで二軍でフィジカルを鍛えて、そこから一軍デビューさせたら、かなりの投球を見せてくれるような気がします。

素材としては十分なのは実感できたんで、春のキャンプから死に物狂いで身体をイジメて、フルシーズン投げられるようになって欲しいね。

頑張れ!

 

 

 

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2023/12/5 ドラフト2位 津田 啓史 (三菱重工East)

181cm、84kgで右投右打の内野手

遠投110m、50mを5.9秒で駆け抜ける、横浜高出身で社会人3年目のアスリート型ショートストップ

1位に即戦力型投手を指名できたのは良かったけど、一番有利な指名ができる2位、そして3位に、昨年散々指名したアスリート型三遊間を、さらに重ねて獲るというのは、個人的には完全に予想外でした。

しかし1位で度会君のクジを外して、「度会に並ぶ好打者」と評価した津田君を指名したとなれば、期待は大きくなります。

実際に他球団からの評価も低くなかったみたいやけど、実際に彼はどんな選手なんやろか。

 

3年間の社会人での成績は、打率.275、2本塁打、13盗塁。

2年目の打率.345、1本塁打がキャリアハイであり、今季は打率.221、1本塁打に終わってます。

一方で度会君の成績は、3年間通算で打率.305、14本塁打、1盗塁、しかも2年目にはキャリアハイの8本塁打を放ってます。

アマの成績だけで判断するのは早計やとは思うけど、これだけを見ると度会君にヒケを取らないというのは、少々言い過ぎのような気がします。

実際のプレーを見てると、攻守ともに力感や、ギラギラしたキレを感じられんのよね。(個人的に)

3位の辻本君にはプレーのキレやスピード感が感じられましたんで、ちょっと手を入れたら戦力化は遅くないんやないかと期待できたんやけど、津田君の場合は「上手いのは上手いけど」、これが武器やというアピールポイントがよく分からんのよね。

まぁ、チラっと動画を見た程度なんで、プロの評価の方が正しいんでしょうけど。

守備面ではおそらく辻本君より津田君の方が上手いでしょうが、キレやスピード、あるいは柔らかさといった武器が、私のようなシロウトにはよく分かりまへん。

一方で打つ方も安定感はそこそこ感じますが、爆発力という点ではどうやろか。

度会君クラスというなら、動画の中にはないだけかも知れんけど、腰を据えてグリッと回り、強烈な打球を放つような打撃が見たかったなぁ。

前のポイントで合わせてるように見えますんで、投手に恐怖感はないんやないか。

 

まぁ、キャンプや実戦に入るまでは判断しにくいかな。

期待は大きいんやから、ぜひ頑張って欲しいね。

 

 

 

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2023/11/26 ドラフト3位 辻本 倫太郎 (仙台大)

168cm、73kgの右投右打、遠投105mで50mを6秒0で走るという、北海高校出身の遊撃手。

まぁ、遠投や短距離走のタイムは、最近はアテにならんのは分かってるけど、溢れ返る二遊間にさらに投入される彼が、上位で指名された理由というのは気になりますな。

とくに龍空や村松、福永と比較して上位なのか下位なのか、来季の即戦力なのかは注目の的ですな。とにかく監督は「走攻守に優れた総合アスリート型」が大好きのようなので、村松二世をまた二人追加したんやないかと心配してるんやけど…。

二遊間は猛烈な競争になるんでしょうが、また低いレベルでの競争になって、結局固定できないというのが一番アホな結果やと思います。

そういう意味では、彼には何等か飛び抜けた能力を期待したいんやけどね。

気になるのはやはりサイズかなぁ。

168cmに73kgというと、NPBでは相当に小柄な部類ですわ。

見る限り筋肉しっかりあるように見えますが、エンジンの大きさやスタミナの部分は、プロでは少し不利な要素になるかも知れまへん。

動画で分かるのは、まずスピードは額面通りかなと。

一塁へ駆け込むスピードや、ショートとしてのダッシュ力には、不足はないように見えます。

打撃では大学通算7本塁打と、仙台大で3番を任されるだけの長打力を見せたようやけど、プロではロングヒットより単打でスピードを生かすタイプになるやろね。

小柄な身体をヒザを折ってさらに小さくして、バネを目いっぱい効かせてスイングしてますが、ややヘッドの返りが早く内角は打ち辛そうです。

もう少しヒジを身体から離さんように、単打狙いのスイングをするようになると予想します。

一方で守備の方では、フットワークの鋭さを生かしてボールに追いつき、守備範囲の広さをアピールしてますが、ちょっと動きがガチャガチャしてて、ボールと衝突するようにチャージするため、もう少し柔軟な動きも必要やないかと。

他の内野手と異なるのは、最近は守備位置より三遊間寄りの打球を、ヒザを折って逆シングルで捕って、その低い位置からサイド気味に送球するのが流行なんやけど、彼の場合は打球の正面で捕って、できるだけ上から投げようとしてる印象です。

どちらが良い悪いやなく、特徴がある守備やなと感じました。

(動画に出てくる明治の子が上手いね)

 

大学で主将を任されてた人材だけに、プロでもチームを引っ張る存在になって欲しいね。

三遊間は低いレベルでの争いになってますが、一歩抜け出すことを期待します。

頑張れ。

 

 

 

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