180cm、71kgの痩身から、最速152kmのストレートを繰り出すサウスポー。
大垣日大高時代には甲子園も経験したものの、あまり目立った活躍はできず、しかし大学進学後には一年時から戦力となり、三度の全国大会を経験したほか、四年秋の最後のシーズンではノーヒットノーランを記録するなど、華々しい活躍を見せて一気にドラフト候補生となりました。
もともと季題を抱えていた左腕の顔ぶれから、大ゴマのロドリゲスが退団したことで、力のある左腕の不足がさらに深刻になったことから、チームの彼への期待は大きなものになったでしょうな。
さて彼はその期待に応えるような、即戦力の力量を備えた投手なんやろか。
投球フォームを見てみると、テークバックまではいい感じに見えます。
打者がタイミングを合わせにくい、小さなテークバックでありながら、しっかりタメを作って軸足に重心を乗せており、胸も思い切り張って力感もある。
とくにこの小さなテークバックはややトリッキーであり、打者に対する大きな武器になるやろね(やや浜田智を想起させますな)。
一方でここからリリースに向かっては、踏み出す右足が突っ張ってしまうところに難を感じます。
浅尾コーチも同様の投げ方でしたが、彼の場合は腰高やったんで、腰を支点にして腕の振りに勢いを与えることができてたんやけど、橋本君の場合はしっかり腰を落としているため、地面に右足が突き刺さって重心移動を阻んでるように見えるのよね。
このフォームだと、ホンマに勢いのあるボールは行かんのやないか。
ちょっと気になりますわ。
気になるところはありますが、手薄な左腕投手陣の顔ぶれを見ると、出番はあるはずやね。
そこで課題を克服して結果を出してもらいたい。
頑張ってや。
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