終盤まで完全に力負けを感じてて、その力の差に絶望感があっただけに、この逆転勝利は久々に嬉しいわ。
昨日は完封負けでソフトバンク相手には得点できんと思ってたのが、初回にラッキーパンチのようにＡマルチネスが先制弾を放ってくれて、試合を優位にスタートできました。
ドラは続く２回の追加点のチャンスをゲッツーで潰すと、３回以降は大関から走者すら出せまへん。
育成上がりやという素晴らしいサウスポーは、その球威でドラをまったく寄せ付けまへん。
昨夜の悪夢が頭によぎりつつ、それでも今日はリードしてるから…とか思って見てたら、４回に初ヒットを許した高橋宏が死球が絡んでピンチが拡大、中村にタイムリーを許してしまう。
中村は内角へのストレートをライト線へ強烈なファールを打ったため、これに対して次のボールは外角へ落とそうとしたところを、これがうまく落ちずに左へ弾き返されてしもた。
落ちが悪かったとは言え、150kmオーバーのストレートを思い切り引っ張った直後に、緩いボールを引っかけずに左へしっかり打てる中村の技術は、敵ながら素晴らしいと感じましたわ。
そして続く５回には、ボールが先行したところを周東に強打されていきなり三塁打。
無死三塁と絶体絶命になったところを、渡辺にもやや上ずったスプリットをタイムリー二塁打とされてしまいました。
いつも通りやや制球に難があるところをつけ込まれたけど、高橋宏に10三振を奪われながら、決めるべき場面ではしっかり得点してくるソフトバンクに、大きな地力の差を感じさせられたのよね。
３回以降は走者も出せんドラは、７回に久しぶりの走者を出したものの二死に。
しかしここでソフトバンク二番手の津森が、スライダーを中心に制球が不安定であることが露呈して、周平が粘って四球を選んだ後、代打起用された溝脇が球威に負けずにそのストレートを弾き返して、値千金の逆転打としてくれました。
相手投手の不調があったのは確かやけど、それでもこの千載一遇のチャンスで力を発揮した奴のバットは、大いに評価されるべきやろね。何せ奴がチームの苦境を救ったのは、開幕カードの対読売第三戦に続いて二度目であり、代打としては素晴らしいと言うべきでしょう。
オフでは大いにゼニを弾んでやって欲しいわ。
高橋宏は通常営業という投球やったね。
不安定な制球を抱えながら、ストレートの威力で相手を圧倒して見せる。
しかし監督がコメントしたように、やはりその制球が勝負どころで自身の首を絞めてるのも事実であり、今後は改善が必要でしょう。
とは言え、そんなに直ちに修正できる内容でもなく、今季はこういう投手やと思って起用し続けるしかありまへん。
もし今季中に改善が図られたら、ラッキーと思うべきやろね。
まぁ、今日のような投球を続けて行けば、そのうちまた勝てるでしょう。
今日のスタメンは鵜飼の代わりに大島を起用しましたが、将来の果実という意味では、奴は使って欲しかったわ。
今すぐ奴がプロに適合して、ホームランを打ちまくるなんてあり得んけど、来季にはそういう打撃をしてくれるような起用が必要や。
石川昂がおらんという状況なんで、そこんところは是非よく考えてもらいたいね。
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