阿部のタイムリーも殊勲打やったけど、何ちゅーても今日は柳の投球が素晴らしかった。
いや、投球ももちろん素晴らしかったけど、何より評価したいのはチームを俯瞰して、昨日の試合で投手を使い果たしたチームのため、今日は一人で投げ抜くと決意して、そしてその通りに投げ切ったこと。
自分の成績を通り越して、チーム事情を理解しつつ、自らの投球でチームを勝たせるのがエース。
しかも最少得点差の1点を守り切っての完封なんて、それ以上の仕事はありまへんわ。
澤村賞を受賞した20年シーズンの大野雄は、こういう投球を何度もしてくれましたが、柳もこういう働きを今季何度かしてくれるなら、大野雄が抱くエースの称号に手が届くでしょう。
ストレートのキレと緩急、そしてそれを生かす制球とも、前回の東京ドームを払しょくするような出来であり、今季も大活躍してくれることを確信できました。
来季、エースと呼ばれるのが大野雄なのか柳なのか、非常に楽しみになってきたね。
次の登板も楽しみですわ。
今日の石川昂は、プロ入り後で一番良かったんやないかな。
結果は出なかったけど、フルスイングしようとする気概だけは、しっかりと感じられましたわ。
奴の場合、ボールにちょこんと合わせてヒットするくらいなら別の選手ができるわけで、とにかく全部スタンドへブチ込むという意識がなけりゃ始まらへん。
昨日までのような、ションベン我慢してるようなお嬢さんスイングするようなら、奴を出す意味がないのよ。
うん、今日のようなスイングなら、いつかホームランを打てると期待できます。
来週中にそれが出るとええけどな。
今季はベンチメンバーが活気があり、チームを盛り上げてるのが目立ちます。
無失点で帰ってくる、得点して帰ってくる出場メンバーを、声を出して元気に迎え入れる姿が非常に嬉しい。
こういうベンチの一体感は、久しくなかったものやなかったかな。
チームが一つになって、勝利に向かって戦う。
弱くても、ドラゴンズはええチームやと思いまっせ。
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