184cm・84kg、右投右打、遠投100m、50m5.8秒
打線の火力不足に悩むドラが、新外国人獲得のメドも立たない現状の中で、貧打解消の切り札として期待する即戦力スラッガー。
高校時代は、チームが無名ということもあり目立った存在ではなく、さらに大学進学後も３年時まではたった８打数でノーヒットと、実績らしき実績はなかったというのに、大学４年春シーズンになって打率.380、３本塁打、12打点でＭＶＰと突如ブレーク。
全国大会では今ドラフトの目玉となった隅田からも、そのストレートを左中間へブチ込んで見せるなど、それこそ全国のドラフト候補生たちをごぼう抜きにして、一気にドラフト１位まで駆け上がった「シンデレラ・ボーイ」。
一方で４年秋シーズンでは故障があったらしく、10打数1安打とほとんど実績の上積みがなかったため、大学８シーズンのうち、たった１シーズンの実績だけでドラ１となったという、非常に稀有な指名やったと思います。
この一瞬の輝きでドラの一番星となった彼やけど、どんな実力の持ち主なんやろか。
バットを長く使っているように見えるものの、脇が締まって右腕の押し込みを強く使えてるスイングかな。
根尾と違って小さいテークバックから、下半身のリードでバットを回し、前でボールを捌いて大きくフォロースルー。
思い切りよく大きく強いスイングをしており、長いバットをしならせるように使えてるんやないかな。
バネも感じられる身体能力もあり、飛距離が出るのも理解できます。
妙なクセも見られないので、この姿が彼のリアルとするなら、早期の戦力化も期待できそうな気がしてます。
バネを生かしたピッチの速いランニングも、ダイナミックでスピードが感じられるね。
打撃と走力については、大いに魅力をアピールしてくれてますわ。
問題は実績が大学での１シーズンのみやということ。
身に付けた技術が定着した本物かどうか、ちょっと不安視されるところやろか。
ケガとは言え、直近の大学秋シーズンでは結果を出せず、安定感を見せられなかったことは、ドラ１としては不足を感じるところではあります。
また動画にもありますが、彼のスローイングは素人臭い。
遠投100mとかいう情報も見ましたが、これは明らかにマユツバですわ。
ヒジが使えておらず、送球のノビはないし制球も悪い。
守護力という意味では、ここは大きなウィークポイントになるやろね。
まぁ、彼の場合は兎にも角にもバッティングです。
長年ドラが渇望してきた、バンテリンドームをモノともしないパワーを、我々に見せつけてもらいたい。
好調時の打撃なら、来季いきなり戦力になってくれる可能性もあると信じます。
頑張れ！！
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