その瞬間、久しぶりに声が出て、躍り上がりました。
ドラの若手一番星に、待望のプロ初ホームラン!
幸先よく4点も先制しながら、思いもよらないエースの不調で1点差に追い詰められた苦しい場面、そこで掴んだ満塁のチャンスでプロ初本塁打を放つとは、「持ってる男」と形容するしかありまへん。
4月半ばには打率も一割を少し超えるくらいまで悪化し、オープン戦終盤で掴んだはずの自信も無くなってしまったかも知れんけど、そこからホンマに少しづつ、一歩一歩前進してきました。
昨日なんかは、これまでできなかった右へも強打を見せ、成長を感じさせてくれたところでした。
そして迎えた今日の第一打席では、大貫のストレートを打てずに三球三振。
今日もしんどい打席が続くかと思わせましたが、一番欲しい打席で内角寄りの甘いツーシームをジャストミートすると、打球は深いバンテリンドームの右中間スタンドへ!
素晴らしいメモリアルホームランになりました。
今日はホームランも嬉しかったけど、実は一番良かったのは後続の打席で内容があったこと。
まず第三打席は内角ストレートに詰まってショートフライやったけど、あのコースのあのボールはこれまでなら空振りやったのが捉えかけてることを感じさせました。
そして第四打席では真ん中147kmストレートを、バシッと弾き返してセンター前へ。
ホームランは沈むボールを打ったものであり、これまでの奴でもまだ打てる球種やったけど、最後のヒットは苦戦してきたストレートをジャストミートしたものであり、一つカベを越えたように感じられます。
もしこれがマグレやなく、明日以降もできる打撃なら、相手チームの脅威になってくれるかも知れまへん。
花開きつつある奴の成長については、これは間違いなくガマンを重ねて起用し続けてきた首脳陣の功績でもあり、奴自身の努力の結果でもあると思います。
これからの奴にさらに期待したいね!
今期に入って外野を越すような長打がなかった周平に、フェンス直撃のタイムリーが出て、そして不振を極めて久しぶりのスタメンとなった阿部にもタイムリーが出たのが、初回の4点先制でした。
奴らの復調もドラには必要な要素であり、それこそ明日以降も続くようなら嬉しい。
しかし少なくとも阿部については、京田、そして二軍落ちした平田あたりと同様に、不振のなかでたまに出るヒットでスタメン確保してきた経緯があるんで、ちょっと様子見かなぁ。
たぶん明日もスタメンでしょうから、ええとこ見せてもらいたいね。
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