関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

10/29 私事

野球とは少し離れて、完全にプライベートな話になりますが、個人のブログなんで好きに書かせてもらいます。


先の25日、父が亡くなりました。

87才、各所に転移した末期癌のため、数ヶ月の闘病の末に呼吸が止まっての死亡でした。

三年前に突然母を亡くし、高齢ながらも強い本人の希望で関西で一人暮らしを続けてたのが、今春あたりから急速に認知症が進んでしまいました。

それでもうダメやとこちらが判断して、関東に呼ぶため介護度判定を受けるべく検査したところ、癌がすでに手遅れの状態で見つかったわけです。


私の野球は、実は父に教えてもらったものです。

南海ホークスの熱烈ファン、そして強烈なアンチ読売の父が野球を見てる中で、ジワジワと私に野球が染み付いていきました。

アンチ読売は引き継いだ一方で、違ったのは青いユニフォームに惚れてしまったというところ。

でもあの頃のよくある父子として、野球談義やキャッチボールは楽しかった。

サラリーマンとして成功した父は、私が物心ついた時から多忙で、野球で繋がってたような気がします。

学生時代の野球部での試合も、忙しいなか一度だけ見にきてくれて、そこでいいプレーができた時には、滅多に褒めてくれん父が「あれは良かった!」と言ってくれて、さらに父が晩年に書いてた自叙伝にも書いてくれて嬉しかった。


結局、同じサラリーマンになったものの、父と違って私は普通レベルであり、成功者たる父はいつまでも偉大。

さらに闘病中、痛みを訴えることなく顔を歪めて、麻酔で最後の二カ月は昏睡状態やったけど、医者が呼吸をしてるのが奇跡というくらい頑張って生きたことを、子供として誇りに思います。


父が亡くなった日は、主を失った奈良の実家の金木犀が満開やったと聞きました。

しかし今日、事後の片付けに私が実家に戻ると、ほとんど散った後。

父の命とともにパッと散ったんやろな。

ありがとう、親父。

 

 

心の整理のため、もう少しだけお休みします。

すんまへん。