WBCが終わり、そしてオープン戦もすべて消化して、いよいよ金曜日の開幕を待つだけとなりました。
例によってオープン戦でのドラは、全球団中で11位と低空飛行に終始しており、ほぼ漏れなく戦前の順位予想は最下位とされてます。
まぁ、昨季やオープン戦の内容を見れば、そういう評価になるのもしゃーない。
甘んじて受け入れたうえで、少しでもそれをはね返すような戦いをするしかありまへんわ。
毎年、どんなに評判が悪くても、私ゃ開幕が目前になるとワクワクしてたもんやけど、今年はWBCで熱が抜けたのか、それとも敗戦必至な状況を諦観してるのか、少々淡々とした気持ちです。
オフでのドラの補強は悪くなかったと思うんやけど、若手が戦力になるところまでは伸びて来てまへん。
かと言って、昨季までのようにベテランを使って成績を維持しても、最下位となった昨季からの戦力上積みは期待できず、維持できる成績は低位安定になるはずです。
それでは未来の暗黒さを増すばっかりですわ。
シーズン前半で最下位を独走しようと、後半での戦力化を狙って、未知数でもポテンシャルの大きい若手を使ってもらいたい。
それにより来季での反抗を楽しみにしたいね。
投手陣では、大野と吉見には二桁を期待できると思います。
安定してローテーションで機能してくれそうなメンツは、今んとこ二人のほかには見当たりまへんな。
バルデス、ジョーダン、若松、又吉、山井、鈴木、(カープ専用で八木)と、小兵の候補者から選ぶしかないんやけど、最後に残ってるのが誰になるやろか。
リリーフでは岩瀬と浅尾が久々に開幕メンバーで揃い、クローザーは昨季に続いて田島をラインナップ。
7回、8回に誰を起用するのか未定やけど、今んとこ祖父江と岩瀬あたりを使うことになるんやろか。
オープン戦での成績を見る限り、三ツ間が面白そうな気がするんやけど。
いずれにせよ現状では、頭数不足が顕著なのは否めまへんが、GW頃に小笠原と柳が加わってくると、かなり戦えるんやないかな(柳は未知数ではあるけど)。
何とか期待に応えてもらいたいね。
一方で野手の方は、ゲレーロが大ゴマとして機能してくれるかどうかが、大きなカギでしょうな。
個人的には、奴の方が技術的にビシエドより安定感があると見てるんやけど、外国人だけは夏場まで見ないと分かりまへん。
両外国人が二人で50本塁打、180打点くらい打ってくれたら、かなり楽になるんやけどね。
新戦力としては、京田がかなり戦力になるんやないかな。
三遊間寄りの打球処理に難がありますが、打撃の方は左投手も苦にせず、非常にシュアなスイングをしてますわ。
強く振れば外野を割る打球もありますし、プロに慣れてくるとさらにええところが出て来ると思います。
ドラに足りないスピードという武器もあり、奴はスタメンで起用してもらいたいね。
セカンドに誰を置くかもポイントやけど、開幕はどうやら荒木でスタートするのかな。
しかし溝脇の守備力とスピードも、かなり使えるレベルに達しつつあり、二遊間を京田、堂上、荒木、溝脇の四人で回すことになるかも知れまへん。
捕手は杉山メインやろか。
打撃を考えると木下も面白いんやけど、さてどうなることやら。
とにかく、今季は新しいドラゴンズを作ってもらいたい。
谷繁体制は四年を与えられながら、当初から新戦力の育成を怠ったのが、三年目の沈没に繋がったと思ってます。
目先の勝利よりも半年先、一年先の勝利を掴める戦いを見たいもんです。
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