まずは、個人的に喪中なので「あけおめ」はなしで…。
今年も皆さん、よろしゅうに!
昨季のドラは8年ぶりのAクラスという、長い暗黒期を思えば上々の結果で終えられたと思ってます。
与田体制が一年目に戦力を把握し、二年目で結果を出したというのは、ロジックとしても悪くありまへん。
ドラフト指名方針が高校生の育成中心となり、そのための好素材も獲り続けてることもあり、大目標のための要素は揃いつつあるようにも見えます。
そうなればホップ・ステップ・ジャンプと、三年目の今季で大輪の華を咲かせてくれることを、ファンとしては期待したくなりますな。
さて21年のドラには、どんなシーズンが待ってるんやろか。
まずは昨季のAクラスという結果への評価やけど、正直なところ相当割り引いて考えるべきやと思ってます。
一番考慮すべきなのは、昨季はCSがなくAクラス争いに真剣味がなかったこと。
消耗戦を戦いながら若手の育成も捨てて、最後までAクラスを至上命題として戦っていたのはドラだけで、タイガースもベイスターズも「それなり」の戦いしかしてまへんでした。
そういうテンションの違いがありながら、やっとギリギリで掴んだのが3位という結果であり、あの時点でのチーム力をそのまま表したものではなかったのよね。
したがってヘタをすると、今季は昨季のマイナスからスタートする必要があるかも知れまへん。
しかしだからと言って、久々のAクラスが無意味やったかと言えば、決してそんなことはありまへん。
独り相撲やったかも知れんけど、それでも選手たちが極限下で精神的に追い詰められた戦いをしたこと、そしてそこで目標を達成して自信を得たこと。
終盤の戦いでは福あたりには顕著でしたが、心身の疲労によって自分のプレーができず、打たれてまた追い詰めれてプレーが悪くなるという悪循環が見られたように、こうした経験はドラの選手たちにはなかったものやと思います。
そこで得た結果と経験、そして自信は、非常に大きな財産になったはずです。
そして今季。
間違いなく昨季の形そのままでは、通用せんでしょう。
昨季チームMVPの大野雄は神がかり過ぎたし、勝ちパターンリリーフ陣の消耗は激しく短いオフでの回復は難しい。
さらに昨季キャリアハイやった選手への強まるマークに、大島の衰えも気になる。
即戦力で大ゴマの補強がないだけに、マイナス要素を埋めるためには、本来なら昨季にキャリアを積ませたかった、あるいは伸び切らなかった若手を戦力にする必要があるやろね。
投手陣では梅津や、勝野、山本、清水あたりのブレークを期待したいし、一方で柳は今季も下降線なら上がり目が難しくなりそうなんで二ケタ復活を求めたい。
また打線の方では、根尾や石川昴にばかり目が行くけど、昨季のウエスタンで出色の結果を出した石垣と渡辺のジャンプに期待したいね。
逆に連中もすでに、ウエスタンでやることがないくらい昨季で結果を出した以上、そのレベルで一軍の戦力になれなかったら、見切られてしまう可能性もあるんやないかと危惧しますわ。
今季が最大かつ最後のチャンスやと思って、頑張ってもらいたいね。
個人的に期待する結果は、とりあえずCSに進出すること。
できれば新生バンテリンドーム(バンド?)で、CSが開催できればベストです。
再度のBクラス落ちだけは勘弁やで。
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