179cm、77kgとやや痩身の左打ち遊撃手。
50mを6.0秒で走るほか、高校通算30発という強打も見せる、アスリート型プレイヤーと言えるやろか。
何より彼が評価されているのは、その抜群のフットワークとグラブ捌き。
今年の高校ナンバーワン・ショートと呼ばれる守備力が、一番の彼の武器のようです。
個人的に正直なところ、野手は強打の外野手が補強ポイントやと思ってましたんで、好打者タイプで内野手の彼はそのポイントからは外れてると思ってるし、スカウトチーフもその趣旨のコメントをしてたけど、それでも指名されたということは彼にそれだけの魅力があるということでしょう。
こう考えると俄然、彼への興味が湧いてきますわ。
さて彼はどんなプレイヤーなんやろか。
彼はスター高校生の一人のようで、動画の方は結構豊富にありますな。
そしてやはり守備力がウリのプレイヤーだけに、守備の動画もかなりあるようです。
まずは彼のウリの守備の方なんやけど、パッと見て目立つのはそのグラブ捌きの柔らかさと、捕球から瞬時に送球するスピードが目立ちます。
捕球したグラブから一瞬でボールを持ち換え、その位置から最小限のテークバックで小さいスローイング。
それはテークバックがなくても投げられるよう、捕球する瞬間に体勢を入れ替えてるということなんやけど、この柔軟さとスピードを兼ね備えてるプレイヤーは、プロでも多くないかも知れまへん。
一方で肩はそれほど強いようには見えず、現段階ではプロレベルで見れば並み以下でしょうし、早く投げることを優先し過ぎて身体が開き、送球が逸れることもあるように思います。
個人的には将来的にはショートというより、セカンド向きのように思うんやけど、どんなもんやろね。
打撃の方はまだまだ非力かな。
高校通算30発という実績らしいけど、まだ現時点では身体が出来上がってないとはいえ、プロではあくまで1~2番打者タイプやろか。
ただし金属バットの弊害はあまり感じられず、かつヘッドを立ててスイングできてますんで、コンタクトは巧みやないかな。
全体的にセンスの良さを感じさせるプレイヤーなんで、野球偏差値の高さも期待させてくれます。
おそらく頭角を現すまで三~四年を要するでしょうが、しっかり身体作りするところから頑張って欲しいね。
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