関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2020/1/1  謹賀新年

明けましておめでとうございます。
令和二年は落合体制の残渣を排斥した、与田体制の二年目になりますな。
初年度は前年よりも借金を減らしたものの、順位的には5位に沈んでしまい、7年連続Bクラスと不名誉な記録を伸ばしてしまいましたが、さて今季はどうなるやろか。
せめてそろそろ、CSで戦う姿くらいは見せて欲しいんやけどね…。


オフの補強は目立ったものはありまへん。
ロドリゲスが流出したのを、また安い新外国人の獲得でカバーしようとしてますが、このプラスマイナスはどうやってもプラスにはならんでしょう。
補強が効果を発揮するなら、ドラ2の橋本、ドラ3の岡野の二人が戦力になれるかどうか。
それだけかな。


あとは既存戦力を底上げできるかどうか。
正直なところ、未知数な若手が予想外なブレークをするしか、野手の方は今季の数字が目いっぱいやないかな。
大島にはそろそろピークアウトのリスクがあるので(すでに守備に陰りが出てる)、京田がよっぽど伸びてくれんと、マイナスにしかならんやろね。


一方で投手陣の方は、昨季で何となく戦うかたちが見えてきたような気がします。
何と言っても、梅津と小笠原にエースの器が感じられ、戦力になれるのは今季が最後かも知れない大野雄に、昨季ブレークした柳の四人は、額面通りなら強力なスターターでしょう。
そこに昨季のエースを期待された笠原に、後半に成長を見せた山本拓、逆に前半光った清水、期待の大器・石川翔も控えており、外国人の力を借りなくてもローテーションを組めるんやないかな。
リリーフの方は、鈴木博がクローザーに定着するのがベストやけど、奴がダメでも藤嶋と福がブレークしたのは大きいね。
とりあえずマルチネスの残留は決まっており、昨季の後半でクローザーを務めた岡田、18年後半のクローザー・佐藤など、力のあるメンツは揃ってきました。
こうして見れば、投手陣には相当の底上げが、期待できそうな気がしますわ。


問題は首脳陣がどんなタクトを揮うのか。
若井選手が増えてきましたんで、前半は育成モードを敷きつつ五割ラインから離されんように戦い、後半に向けて戦力が揃ったところで勝負!と行きたいけど、そう上手くはいかんやろね。
しかし大野雄のFA権行使を考えれば、来季は相当の補強をせん限り、戦力ダウンは否めないだけに、何とか今季は全力でAクラスを掴みたい。
しかし二年目を迎えることで、一年目に与えられた選手間の緊張感を失う与田体制が、昨季よりも成績を伸ばせるのかどうかは懐疑的です。
よっぽど首脳陣がチームをしっかり掌握して、選手たちが100%の力を発揮できるよう環境を整えん限り、階段を上がることは難しいかも知れまへん。


最後に、球団には夏場まで許された補強の努力を、最後まで諦めずに実施して欲しい。
黒字経営を誇る前に、強いチームをファンに見せるのがアンタらの義務や。
頼むで。

 


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