9回裏、ドラの最後の攻撃で、先頭打者・藤井が出塁して無死一塁。
ここで解説者の彦野氏が、「ここからクリーンアップに回るようなら面白いですね~」ってなコメント。
いやいや。
そこが一番、面白くないんですが!
仕事しないんですが!
6回二死二三塁で平田、8回一死一二塁でビシエド、二死一三塁でゲレーロが凡退。
高出塁率の大島を中心に、チャンスを作ってお膳立てし続けても、こいつらクリーンアップがことごとくそれを潰しまくる。
脇役が頑張って最少の得点をして、それを投手陣がギリギリの綱渡りで守り切る。
そんな試合展開にならなければ、今のドラには勝ち目がないのよね。
クリーンアップというのは三人いますんで、全員好調なんてことがなくても、常に誰かは打ってくれるんやないかと思うんやけど、開幕からずっと誰も仕事してないのよね。
決定打を打ったのは、先日のゲレーロのサヨナラ打「だけ」やないの?
投手陣は整備されてきて、それなりに機能し始めているだけに、いかにそれを援護できるかがチームが前進するためのポイントです。
しかしそのための打線の屋台骨が腐ってるんやから、どうにもなりまへんわ。
当然、代わりの人材がいるわけでもなく、どうやっても厳しいシーズンにしかならんのは明らかやね(分かってたことやけど)。
読売やホークス、タイガースあたりなら、さっさと代わりの外国人を探しに行くんでしょうが、ドラにはそんなことはあり得まへんし…。
給料ドロボーにならんうちに、さっさと仕事してもらいたいもんです。
7回裏、二死走者なしから粘ってチャンスメイクして満塁。
ここで代打に起用されたのは、二軍での好調を評価された右打者の阿部。
読売はさっさと絶好調の大竹を降板させただけに、先手を打ってどんどん投手をつぎ込んでくるのかと思ったら、このピンチで左腕・山口を続投させるという意味不明な継投策。
逆にドラにとってはつけ入るチャンスであり、案の定、山口は制球が定まらずはっきりしたボール球を続けてカウント3-1。
山口が完全にアップアップなだけに、次は絶対にストライクを取に来るチャンスボールになるはずやった。
ところが阿部は、真ん中低めへ来たストレート系のボールを、落ち着きなく見送ってカウント3-2。
正直なところ、個人的にはここで勝負あったと思いましたわ。
絶対優位な立場で、肝を据えて攻撃的になれん選手は勝負どころでは使えん。
あそこでは結果は空振りでも凡打でもええから、とにかくフルスイングして欲しかった。
ガッカリしたわ、ホンマに。
しかし高給取りたちは、いつになったら仕事するんやろね。
ビシエドには欠陥が見えてたから、再契約も微妙な気がしてたんやけど、今んとこ危惧が当たってたことになります。
さっさと打って、私がアホやったと知らしめて欲しいもんやね。
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