関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2017/9/19 ○ vs 読売ジャイアンツ 10-2

 

こういう試合もあるんやねぇ。

試合は両軍落ち着いた立ち上がりやったのが、3回に二死走者なしから松井佑のツーランで優位に立ち、そして続く4回にビッグイニングを作って珍しく序盤で試合を決めてしまいました。

(ヤクルト戦での大逆転は頭によぎったけど…)

死力を尽くしてくる相手チームに対して、エース候補が躍動しての快勝。

とにかく松井佑の大暴れが目立ちましたが、大量リードを背景とした151球プロ初完投の小笠原の熱投も見事でした。

昨日の試合も嬉しかったけど、今日の試合も相手が読売ということもあって、今日の勝利も格別な味ですな。

アウェイでこういう試合ができれば、来季への足掛かりとしても文句なしなんやけど、これからどんだけそういう試合を見られるやろか。

 

小笠原は荒々しいボールでしたが、読売打線を力で牛耳ってくれましたな。

今季はなかなか奴本来の強いボールが行かず、二軍で調整することもありましたが、ここに来てようやく昨季の奴のボールが戻ってきたように見えますわ。

細かい制球よりも球威優先、手術で失ったというチェンジアップの代わりにカーブも手に入れて、今季期待された投球を遅まきながら発揮しつつあります。

間違えなければ、ようやく来季はエースへ開花するシーズンになるんやないかな。

そして今日は151球を要して、やっとプロ入り初完投。

どうしてもボール球が多くなりますんで、スマートに120球程度で投げ切ることはできんのですが、疲労を感じさせつつ最後の9回でも凄みのあるボールを投げていたように思います。

手術明けでこれだけの球数を投げさせることには、ややリスクを感じるところもあるんやけど、いずれは通る道として今日のところは評価したいね。

残りの試合でもええところを見せて欲しいもんです。

 

松井佑が2発6打点という大活躍で、打のヒーローとなりました。

打席数はぜんぜん足らんものの、OPS.800前後というのは立派な数字であり、3番に据えられてもこういう打撃ができるなら、平田や大島が復帰してくる来季もレギュラーを争うかも…という期待もさせてくれます。

もともとルーキー時代から打撃に期待を集めた選手であり、開花するのが遅すぎたとも言えますが、今の感じを忘れなければ大きな戦力になれるかも知れまへん。

このまま来季も頑張ってもらいたいね。

 

 

 

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2017/9/18 ○ vs 読売ジャイアンツ 2-0

タイガース戦を台風で二つ続けて流し、今日からは本拠地でAクラスを懸けて戦うジャイアンツ戦。

ドラの方は5位がほぼ確定し、あとはどんだけ来季に向けて戦力の上積みができるか。

そういう意味では今日なんかは、素晴らしい内容になったんやないかな。

京田が2安打で新人王に前進し、近藤も田口から2安打と1犠打を決めて、そして何といっても笠原が8イニングを2安打零封で初勝利

久しぶりに胸が躍るような試合でしたわ。

今後の消化試合でこういう試合を続けることができれば、勝敗を越えた成果を得られるんやないかな。

ホンマ、今日は嬉しいわ。

 

それにしても笠原はよくやってくれました。

強力読売打線を相手に、ピンチらしいピンチすら作らせない、完璧な投球やったと思います。

しっかり腕を振って投げた、奴のストレートとチェンジアップは一軍でも十分通用する威力がありますが、これまでは制球を気にしていたのか投球が小さくなっていたように思います。

それで腕が振り切れず、本来のボールの威力は出ないわ、制球も良くならんわで結果が出なかったんやないかな。

しかし今日は四球4つが示すように制球はとっ散らかってたものの、正しく力を入れて投げられたんで、ボールの威力がそのまま表れて読売打線を押し込んでましたわ。

今日のように四球を恐れず力で抑え込むことを意識できれば、今後もそれなりの結果が得られるものと期待します。

二軍のホークス戦で8連続三振を達成した時から、今季中にこの日が来るものと確信してましたが、予想通りに初勝利が得られてホンマに嬉しい。

次の登板でも勝ち負けの前に、こんな投球を期待してまっせ。

 

それにしても…、結果オーライで笠原が勝ったからええようなものの、奴に代打出すってのはどういう考えなん?

Aクラスを争ってる読売が田口を代えたのは分かるけど、ドラにはチームの勝利より笠原の投球内容、そして勝利投手の方が重かった。

投球数を考慮すれば、9イニングを奴に任せるという判断はなかったのか。

もしドラの攻撃が無得点に終わって、笠原に勝ちが付かんかったら結果としては最悪やったで。

あそこであっさり奴を代えてしまう、首脳陣の采配が私には理解できまへんでしたわ。

もっと若手をどう育てるのか、大事に考えてもらいたいもんやで。

 

笠原に引っかけて言えば、捕手は武山で良かったわ。

先日は若手捕手を使うべきという評論家のコメントを見ましたが、若手投手を勝たせる存在としては、木下では役者不足であり、そして松井雅は若くもなく戦える捕手やない。

そういう意味で、武山の存在には意味があると思います。

残り試合でも頑張ってもらいたいね。

 

最後やけど、藤井の代打アーチはうまく打ちましたな。

バイプレーヤーとして、今後も頑張ってもらいたいね。

 

 

 

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2017/9/14 ○ vs 東京ヤクルトスワローズ 2-1

 

10回表、結果オーライで無死一三塁のチャンスを迎えた場面で、打席にはスタメンの松井雅がそのまま立って、結局は何もできずに三振。

相手が勝手にズッコけてくれたんで決勝点こそ取れましたが、それがなければ無得点で終わりかねんところでしたわ。

今季は何度か同じように、終盤の決定機で松井雅に打席を与えるケースがあったんやけど、ベンチは勝算があってやってるんやろな?

工藤も谷も残ってたんやから、ほかにカードの切りようはあったんやないか。

一つだけあり得るとしたら、松井雅をレギュラーに育成するための打席ということかも知れまへんが、それでも個人的には育成面も含めて生産的でない判断やったと思うわ。

誰が采配を振るおうが、「何で?」と感じるケースは多々あるもんやけど、結果が伴えば文句はありまへん。

しかしそれで結果が出とらんのが最近のドラだけに、おかしな判断されるとモヤモヤします。

勝てば官軍、なんやけどなぁ…。

どんな采配でもええけど、責任もって結果出してもらいたいね。

 

伊藤は6イニングで4安打5四球とピンチの連続やったけど、結局は1失点とまずまずの結果を残したと言えるやろか。

指にかかったストレートはやっぱり威力があって、スワローズ打線に対しても十分効果的やったけど、そういうボールを揃えられんのが奴の課題なのよね。

とにかく抜けてしまうボールが多く、バレンティンに浴びた同点打も高めに抜けた威力のないストレート。

制球云々の前に球質を揃える努力をせんと(それが制球難改善にも繋がるんやけど)。

今季はポテンシャルの一端を見せることはできましたんで、少し課題が解決するだけで来季は大きくジャンプできると思います。

それを楽しみにしたいですな。

 

 

 

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2017/9/13 ● vs 東京ヤクルトスワローズ 1-2

 

先に点を与えてしまったとはいえ、大野は頑張ったとは言えるやろね。

しり上がりに調子を上げて、しっかり試合を作って期待に応えてくれました。

安定して今季こういう投球ができていたなら、チームの勝ちももう少し増えていたと思いますわ。

「今さら…」と思わんでもないけど、来季に今季の屈辱を晴らしてくれるという期待だけはできるかな。

 

一方で問題は打線の方やなぁ。

今季と押して山ほど見たけど、決定機で何もできずにチャンスを潰しまくって、相手を調子に乗せてしまう。

展開や過去の打席から、きちんと配球考えてるんやろか?

福田は内角を見せられてから外角ボール臭い球をヒットしましたが、その後は同じように内角を見せられた後で、さらに外角クソボールを振らされて三振。

決定機でクソボールに手を出して二度も三振とか、中軸がやっていい打撃やなかったね。

周平もウィークポイントの内角攻めをされて、決定機で何もできずに三振。

次の無死一塁のチャンスでは、バントも考えられるところで打たせてもらいながら、(右へ打つのは正解やけど)外角を引っかけてゲッツー。

それにしても奴は内角のストレートを、プロ入り以来ずーっと打てまへんな。

いろんな専門家が奴をホンモノやと言いますが、こんな分かりやすいウィークポイントを、いつまでも克服できん奴がホンマにホンモノなん?

ヘッドスピードなんか見てると魅力たっぷりやけど、バットに当たらんと話しにならんのやけどな。

まぁ、福田のように30前で開花しつつある選手もあるから、期待はし続けるけど…。

しかしこのペースだと開花する前にFAやな(苦笑)。

 

 

 

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2017/9/12 ○ vs 東京ヤクルトスワローズ 8-1

 

序盤から大量リード、そんで途中でゲレーロ死球で退場となれば、思い出すのは10点差大逆転。

私ゃ一人で勝手にイヤ~な予感をしてたんやけど、完全に杞憂に終わってヤレヤレでしたわ。

それにしてもスワローズは、ゲレーロへの死球はいくつ目や?

確かに今日のは故意やないのは分かるけど、それでまた相手打者の出場機会を奪うっつーのはどういうつもりなんや。

投手に力がないから内角を抉って、打者の腰を引かせることでどうにか勝負するということでしょうが、アクシデント的に相手を故障させるくらいなら、内角は投げるべきやない。

投手はヘタをすれば、打者の選手生命を奪うこともできる(過去に私も目にした)。

「ぶつけるつもりで投げろ」なんて、とんでもないで。

それにしても、こんだけ続けて4番打者にぶつけられて、威嚇すらしないドラって何なん?

お人好し?

遊んでんの?

こんなチーム、ゲレーロが愛想尽かして出てっても、文句言えんやろな。

あ~あ。

 

また山井は良かったね。

これで来季へのメドは立ったと言えるかな。

それにしても今の投手陣では、奴が一番ええのと違うか。

奴が「今季はずっと良かった」とかコメントしてるのを知って、今季の二軍の登板結果から「ホラ吹くなや(プゲラ)」と思ってたんやけど、ひょっとしたら奴の言うことが正しかったりして。

もしそういう投手を二軍に幽閉して、チームが低空飛行に終わったなんてことになったら、首脳陣の責任問題になるはずやけど、さて何が真実なんやろね。

 

スワローズ投手陣の不出来があったとは言え、ゲレーロを欠いた打線は活発に打ってくれました。

福田がホームランを含む2安打3打点、周平も二塁打含む2安打1打点と、両者ともそれなりの結果を出してくれたのも嬉しいね。

しかし地味に松井佑がしっかり、バイ・プレーヤーの役割を果たしてるのが頼もしい。

長い間燻ってきましたが、今季はキャリアハイのシーズンになりそうです。

来季への飛躍のキッカケになれば、こんなにええことはありまへんな。

頑張れ。

 

 

 

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2017/9/10 ● vs 広島東洋カープ 5-9

 

ゲレーロを欠いた打線が首位チームを相手に先制し、同点にされながらも再度2点リードを奪い、若い先発がギリギリのところでそれを中盤まで守って、さぁ逃げ切り…

疲労困憊で迎えた大ピンチで、小笠原は思い切り腕を振ったストレートで三振を奪い、チャンスで周平はドン詰まりながら三塁線に落とすタイムリーを放ち、若手の執念が見えるような試合展開になりました。

しかしそこで首脳陣が打った手は、試合を180度暗転させるとは…。

リリーフとして起用された岩瀬が、一死も取れずにたった打者二人で同点とされ、それで勢いづいたカープ打線を又吉も止められずにあっさり逆転を食らってジ・エンド。

若い連中が全員で必死に作ってきた試合が、たった二人、たった8球で壊れてしまうとは、なんて空しい展開なんやろ。

このベンチワークのために、若い打線が必死に取った3得点も、完全燃焼で1失点に抑えた小笠原の勝利投手も、すべてが「無」に帰する結果になりました。

本拠地で3タテ食らったとか屈辱的な要素はいろいろあるけど、首脳陣の糞ベンチワークが試合をメチャクチャにしたというのが悲しい。

もう怒る気力もありまへんわ。

 

 

【監督コメント】

http://www.tokairadio.co.jp/program/gutsnighter/evaluation/entry-39432.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

1軍に上がってきた以上は使うがあんな展開は予想していない。

1軍にいる以上ああいう場面でいかないと・・・

結果を出さないといけない。

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あのな。

吉見に対しても岩瀬に対しても、コンディショニングと昇格・降格の判断を丸投げし、そんで結果が悪かったら本人の責任とか、そんな首脳陣て何なん?

一軍に上げられる状態かどうか、そして勝負所で投げられる状態かどうか、それを判断するのはあんたら首脳陣やないのん?

本人に任せる判断をしたなら、その責任もあんたらが取ってやらんと、選手を追いつめるだけやないか。

そんな言動を、私は絶対に納得せん。

そして選手に丸投げしたあげく、勝利をぶち壊したことを私は許せんわ。

ふざけるのもええ加減にしてくれ!

今季の不成績を誰が責任を取るか、オフの楽しみにしとくで。

 

 

 

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2017/9/9 ● vs 広島東洋カープ 5-9

 

やることやって負けたんやから、これは力負けとしか言いようがありまへんな。

こちらがギリギリで勝ち切ろうとしても、終盤までに必ず掴まえられてしまう。

相手のスキを常に観察して、見つけたら一気に攻め入ってくる強豪チームと、ギリギリの展開ではスキを見せてしまう弱小チームの差が如実に出たということです。

ここぞ!で中軸が打つチームと、ヘタれかますチームの差。

こういう個人の力量差が埋まらん限り、来季もカープには勝てんやろね。

短いオフの間に、どんだけ個々の力を伸ばせるのか。

時間はほとんどありまへんから、それこそ死ぬ気で頑張ってもらいたいね。

 

三ツ間や笠原、阿知羅といった、若い二軍ローテーション投手には期待してます。

連中が鈴木翔太や小笠原、柳といった初勝利ゲット組に続いてくれたら、ローテーションは一気に層の厚さを増して若返ることにもなります。

もちろんこういう名前を挙げた連中が全員モノになるワケがないけど、それでも何人かは戦力になって欲しいし、その資格はあると思ってるのよね。

そんな中での三ツ間の先発やったけど、かなりドタバタした内容になってしまいました。

初先発で力んだのか、5イニングで8四球と乱れて3失点。

内外角の揺さぶりという奴の良さが、あんまり出ずに終わったのはちょっと残念でしたな。

笠原にしても三ツ間にしても、もっといい投球ができるはずやというイメージがありますんで、次のチャンスでは自分の力を120%出せるよう頑張って欲しい。

三ツ間をロングリリーフに…なんつー監督コメントもあったみたいやけど、まずは先発でしばらく試して欲しい。

答えを性急に出さんように願いたいもんです。

 

福田も周平も、すごくいいチャンスをもらったるんやけどね。

ここ一番での強さがないのは残念ですわ。

求められてるのは試合を決める一打なんやから、何とか期待に応えられる存在になって欲しい。

来季への夢を見させてくれるような活躍を、見せてくれることを待ってまっせ。

 

 

 

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