こういう試合もあるんやねぇ。
試合は両軍落ち着いた立ち上がりやったのが、3回に二死走者なしから松井佑のツーランで優位に立ち、そして続く4回にビッグイニングを作って珍しく序盤で試合を決めてしまいました。
(ヤクルト戦での大逆転は頭によぎったけど…)
死力を尽くしてくる相手チームに対して、エース候補が躍動しての快勝。
とにかく松井佑の大暴れが目立ちましたが、大量リードを背景とした151球プロ初完投の小笠原の熱投も見事でした。
昨日の試合も嬉しかったけど、今日の試合も相手が読売ということもあって、今日の勝利も格別な味ですな。
アウェイでこういう試合ができれば、来季への足掛かりとしても文句なしなんやけど、これからどんだけそういう試合を見られるやろか。
小笠原は荒々しいボールでしたが、読売打線を力で牛耳ってくれましたな。
今季はなかなか奴本来の強いボールが行かず、二軍で調整することもありましたが、ここに来てようやく昨季の奴のボールが戻ってきたように見えますわ。
細かい制球よりも球威優先、手術で失ったというチェンジアップの代わりにカーブも手に入れて、今季期待された投球を遅まきながら発揮しつつあります。
間違えなければ、ようやく来季はエースへ開花するシーズンになるんやないかな。
そして今日は151球を要して、やっとプロ入り初完投。
どうしてもボール球が多くなりますんで、スマートに120球程度で投げ切ることはできんのですが、疲労を感じさせつつ最後の9回でも凄みのあるボールを投げていたように思います。
手術明けでこれだけの球数を投げさせることには、ややリスクを感じるところもあるんやけど、いずれは通る道として今日のところは評価したいね。
残りの試合でもええところを見せて欲しいもんです。
松井佑が2発6打点という大活躍で、打のヒーローとなりました。
打席数はぜんぜん足らんものの、OPS.800前後というのは立派な数字であり、3番に据えられてもこういう打撃ができるなら、平田や大島が復帰してくる来季もレギュラーを争うかも…という期待もさせてくれます。
もともとルーキー時代から打撃に期待を集めた選手であり、開花するのが遅すぎたとも言えますが、今の感じを忘れなければ大きな戦力になれるかも知れまへん。
このまま来季も頑張ってもらいたいね。
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