関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2021/12/5 ドラフト3位 石森 大誠(火の国サラマンダーズ)

178cm・77kg、左投左打、遠投115m、50m6.7秒

独立リーグで投球回36回1/3に対し、奪三振63を記録したという奪三振マシーン。

四死球15は決し少なくはないけど、最速155キロのストレートを中心とした、パワフルな投球が持ち味のようです。

高校時代は甲子園に控え投手として一回出場、そして大学進学後は南東北大学リーグで野手を兼任しつつ10勝4敗を記録し、優秀選手も受賞しています。

そこから熊本の社会人チームへ進んだ後、独立リーグへ進みプロの注目を集める存在になりました。

ホークス三軍との対戦で、最速155キロを計時したことで、ドラフト戦線の上位へ躍り出たようですな。

 

リリーフ型の左腕が不足してるチーム事情において、唯一の投手指名として、彼を指名したというのは妥当かも知れまへん。

今季は岡田が機能せず、期待された橋本も光るところは見せたものの二軍落ち、一軍で十分な戦力と言えたのは福だけでした。

このようにリリーフ左腕不足も、最近数年間にわたる課題やっただけに、三位という上位での指名も妥当と言えるやろね。

問題は彼の力量の方なんやけど、大卒で独立リーグを経由してるだけに、即戦力であることを期待したいところなんやけど…。

 

個人的には一塁側からの動画が見たかったんやけど、それでも投球フォームの特徴はある程度、見ることができました。

一番目についたのは、右腕を上から下へ強く引き、肩のラインを回して左ヒジを高く上げ、強く胸を張って投げてるところやね。

身体を大きく使って、力感あるボールを投げられるフォームやと思います。

リーグのレベルの問題がどう影響したかは分からんけど、少なくとも相当に高い奪三振率をマークしてるのも、よく分かる力感やないかな。

一方で、むしろ余裕がないくらい身体いっぱいのパワーで投げてますんで、身体のブレも大きくなって球質や制球は安定しにくいんやないかという危惧もありますわ。

変化球での腕の振りが変わるというのも、少々気になります。

非常にええボールもあるけど、まだ粗削りなところもあるというのが、私の印象やろか。

 

先発型の左腕はある程度の頭数がいるけど、リリーフ型はチームでは絶滅危惧種になっているため、彼の力は非常に重要やと思います。

開幕から戦力になってくれると嬉しいけど、先輩達も彼に負けんように頑張ってもらいたいね。

 

 

 

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