今の雑兵だらけのドラ打線だと、メッセンジャーの剛球は厳しいと思ってたら、その通りの結果になりましたわ(苦笑)。
強いボールをガン!と打ち返せるパワーを備えた打者は、今のドラにはほとんどおらんからね。
菅野からは最低限の点数を取れたんで、メッセンジャーに対しても何とかならんかと少し期待したものの、得点圏にすらほとんど走者を進められず、手も足も出まへんでしたな。
吉見もしっかり仕事はしたんやけど、早々に先制されてしまっては完全に勝機を手放すしかありまへんでした。
ああいうパワーピッチャーを打つには、やっぱりパワーで対抗できる打者を中心に二、三人置けないと厳しい。
福田も周平もホンマにパワーのある投手には、まだまだ対抗できまへんので、奴らのオフでの成長に期待するとともに、ビシエド以上の打者の獲得が不可欠やと思います。
二言目には「カネがない」と言う球団やけど、それで負けるしかないなら、さっさと身売りしてもらいたいもんやね。
吉見は大崩れせずに頑張ってくれたとは思うけど、やっぱりストレートの勢いがあと半歩でも上がらんと、ちょっとした制球ミスでも打たれるケースが出てしまいますな。
北条に打たれた一発なんかは、十分な低さやったのに内角からやや内側に入ったがために、スタンドまで運ばれてしまいました。
6回にはキノタクのミスで無死三塁とされ、2番以降の上位打線を迎えるという決定的ピンチとなりましたが、高山に10球要しながらも全部低めに集めて三振を奪うなど、ここを無失点で切り抜けたあたりは「さすが」吉見やったけどね。
それにしても、今季は復調には程遠い時期もありましたけど、夏場以降はエース復活を期待させてくれる投球でした。
来季は完全復活して、自他ともに認めるエースへ復帰してもらいたい。
頼むで !
キノタクはええとこなかったかな。
打撃では1本ヒットは出たものの、リードでは勝負どころで投手が求めるサインを出せず、さらに強引な二塁への悪送球で大ピンチを招くなど、守備面ではマイナスが目立ったように思います。
昨年のドラフトでは社会人ナンバーワン捕手という評判やったけど、身体の捌きにもムダが感じられ、即戦力というわけにはいきまへんでした。
正捕手はまだ固定されてまへんので、オフの間に杉山、桂を追い抜けるように頑張ってもらいたいですな。
最後に、岩田はご苦労様でした。
ネット上で話題になった、ピンポン玉のようにグニャッと変化するフォークは、捕手が捕り損ねるほどの威力やったね。
12年にはローテーションに入って108回1/3を投げ、チームの2位に大きく貢献しましたが、故障もあってその後は活躍できまへんでした。
それでも確実にチームに貢献した人材ではあったと思います。
ドラでの野球人生を糧として、第二の人生で頑張ってもらいたいですな。
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