関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2018/1/17            ウソかホンマか分らんけど

 

大野奨太の補償選手って岩瀬だったとか?

球団が兼任コーチだから対象外とか言って、奴をプロテクトしてなかったとか?

ソースが東スポなんで真偽不明と思いたいけど、山崎武司氏まで事実を前提に話してるみたい…。

 

万が一それが事実なら、ドラのフロントは糞だわ。

全員クビでええよ。

記事が事実なら、球団は移籍に同意するよう奴を説得し、あげくに奴が引退を口にして拒否したとのこと。

球団の至宝である岩瀬にキズをつけて、ゴメンなさいでは済まされんで?

いやいや、ホンマに勘弁して欲しい。

あり得ん!!(# ゚Д゚)

 

 

 

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2018/1/7  星野仙一は私の宗教だった

 

私の40年以上ものドラフリークとしての人生、その前半を支配していたのは星野仙一でした(後半は落合博満)。

ドラに入れ込み始めた頃には、彼は背番号20を背負ったチームのエース。

気合いを前面に押し出して、引退間際ではヘロヘロ球に威力を乗せるような、力や技を超えたような投球に私は魅入られました。

男とは、野球選手とはこうあるべき。

まだガキだった私に、そういう意識を強烈に刷り込んだのが彼だったのよね。

 

引退後は、NHKスポーツキャスターとして得た国民的人気者を捨てて、Bクラスに沈んだ地方球団の新監督に就任すると、世紀の大トレードで三冠王・落合を獲得するなど、躍動的にチームを強化して二年目に優勝。

第二次政権でも読売とのし烈なデッドヒートを制して、世紀末に優勝。

鉄拳制裁や乱闘など、大いに暴力の匂いをさせ、しかし私はその戦闘的な姿勢に憧れて、彼がドラの指揮官であることを誇りに思ったもんでした。

間違いなく彼は、私の人生、生き様に、大きな影響を与え、私の中に彼が活きているんですわ。

 

しかしそんな私の彼への感情が反転したのは、彼がドラをクビになりタイガース監督に就任したことでした。

いや、タイガースへ行くのは良かった。

ドラのコーチに決まってた、島野氏を強引に引き抜いたのも目を瞑ろう。

でも「甲子園は一番!」、「タイガースファンは日本一!」とか言うセリフは、私にはガマンできんかった。

私が愛したミスター・ドラゴンズは、いつも「ドラゴンズが一番!」というヒーローやったはずなのに…。

常に彼は、率いるチームのファンへの責任を果たしていただけやと、実は私も分かってはいたんやけど、それでも宗教のようにミスター・ドラゴンズを信じていただけに、それを受け入れることはできんかったのよ。

裏切者!

 

6日朝に起床すると、家内から「ニュース見た方がいいよ」と言われ、そしてスマホで記事を確認して愕然としました。

まだ死ぬような年齢やないのに、あの星野が死んだとか…。

憎い、憎いあの星野が。

ザマミロとでも言ってやりたかったはずやのに。

…私のヒーローが死んでしまった。

そんなアホな…。

 

この十数年間の私は、彼に対して愛憎入り混じった複雑な気分でしたが、もうそれも終わりです。

私という人間の何分の一かは、間違いなく星野仙一でできている。

彼が私の中にいる限り、強くても弱くてもドラを愛し、そして野球を愛していきたいと思います。

ホンマに今までありがとうございました。

そしてお疲れ様でした。

合掌。

 

 

 

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2017/12/31              2018年のドラゴンズ展望

 

今んとこ18年シーズンでの前評判も芳しくありまへんな。

本塁打王ゲレーロは読売に去り、乏しいローテーション投手であったバルデスジョーダンを放出(ジョーダンは退団?)して、代わりにファイターズから正捕手候補として大野奨太をFAで補強。

新外国人は例によってビシエドゲレーロのようなネームバリューはないし、即戦力に乏しく補強ポイントを外したようなドラフト指名。

17年シーズン5位の弱小チームが行った戦力の出し入れとしては、マイナスの方が大きいと見られているようです。

まぁ、客観的に見ればそう見えるのは不思議やないでしょう。

相変わらず絶望的な気分になりますが、18年シーズンへの希望はないんやろか。

 

まず一つ個人的な感想を言っておくと、正直なところゲレーロのバットはある程度評価してますが、奴という選手は評価してまへん。

確かにホームランはバカバカ打ってくれたけど、打線前後でのサポートがなかったこともあって、勝負どころではあまり打てなかった。

(まぁ、マギーや坂本や本調子の阿部に囲まれたら、狭いドームで50本打つかも知れまへんが)

一人で局面を変えられるほどの力強さはないというのが私の評価であり、もっと言えば投手の軸が抜けるよりはダメージは小さいはずです。

そんで、それ以上に奴に対して抱いてるネガティブな要素としては、チームへの忠誠心が感じられんことですわ。

シーズンオフになってから奴の移籍が報道され始めた際に、「カネにならないプレーはしない」、「だからちょっと痛いところがあるとベンチへ下がる」なんつー記事をいくつか見ました。

死球をぶつけられたり自打球が当たったりすると、あっさり交代してたのを何度も見てたけど、確かに痛みの程度は分らんとは言えそういう場面は多かったね。

出稼ぎ意識の強い外国人はそういう傾向は強いとは思うけど、チームへの帰属意識を抱いて名誉のためにプレーする選手も少なくありまへん。

ゲレーロの場合はこれまで見てきた外国人のなかでも、とくにカネにドライに見えましたんで、勝利のために選手が無理を重ねないかん局面では、おそらくあんまり戦力にならんやろと思ってます。

(チームへの帰属意識バルデスジョーダンの方が高かったやろね)

まぁ、いろいろ書きましたが奴の退団によるダメージは、思ったより小さいんやないやろか。

 

とは言え打線の方は、平田が完全復帰して、福田が17年シーズンの調子でフルシーズン出場できたとしても、ゲレーロの穴は埋まらんやろね。

期待したいのは、京田がプロに完全に適応して、さらにスピード・パワーともに進化することで、カープのキクマル・コンビのような長打も足もある存在になること、そして毎年恒例の周平の完全開花ですな。

京田についてはシングル・ヒッターというイメージが強いかも知れんけど、個人的にはあまり当て逃げはしてないと感じてましたんで、もっと強いスイングができるようになれば、ファイブ・ツール・プレイヤーになれるんやないかと期待してるのよね。

一方の周平は、入団以来打てん内角に加えて、17年シーズンでは自分の打撃を見失って長打も打てなくなってしまいました。

トップを作るのに「あーでもない」「こーでもない」を繰り返してるうちに、もともとのベースになる打撃フォームまでめちゃくちゃにしてしまっただけに、18年シーズンはマイナスからのスタートになるかも知れまへん。

しかし奴を担当して、もともとの長所を知っている石井打撃コーチが着任したことは、奴にとって転機にできるかも知れまへん。

ぜひ福田とともにオールスターに出場する奴を、18年シーズンには見てみたいもんですな。

 

投手陣の方は、ドラフトで重点的に補強してましたが、個人的には一番伸びしろを感じてるのよね。

多くのファンが同じく期待してると思うんやけど、若い連中が少なからずええところを見せてくれたことには、大いに手ごたえを感じてます。

球質が異なるものの、強いストレートを武器とする小笠原と鈴木翔太は、将来のエースの器ですわ。

両者ともフルシーズン戦える身体やなかっただけに、このオフにどんだけ自分を追い込んで鍛えられるかが問題でしょうな。

とくにイチオシの鈴木翔太は、関節が柔らかすぎて精密な身体の制御ができないみたいなんで、適度に関節周囲の靭帯を強化する必要があるやろね。

二人とも大きく羽ばたいて欲しいもんです。

 

柳も17年シーズンでの投球は悪くありまへんでした。

制球、球威ともまずまずであり、要所での一発病さえなければもっと勝てたはずですわ。

キャンプで故障したため練習が不十分に終わったことが、シーズン中でも故障を頻発した原因でしょう。

まずは奴もしっかり身体を作ることでしょうな。

 

17年シーズン終盤で、大きな輝きを見せたのは笠原。

奴もローテーション入りの資格十分であり、上記の三人とともにローテーションに定着して欲しいと、大いに期待してますわ。

 

 

18年シーズンはドカンドカンと得点力を発揮するような野球は望み薄やけど、若手投手が躍動するようなシーズンにはなるかも知れまへん。

昨季よりは輝きを感じながら、野球観戦できるような気がしますわ。

頑張れ、ドラゴンズ!

 

 

 

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2017/12/25              ドラフト1位・鈴木 博志 (ヤマハ)  

 

181cm、95kgのがっしりした体躯から、最速157kmの剛球を武器とする剛腕投手。

「待望の打てる捕手」候補であった中村君をドラ1で指名して、二分の一の確率で外してしまったものの、外れ1位としてドラが自信満々で指名した即戦力右腕。

ドラフト前から清宮君に人気が集まる中、報道では外れ1位指名は確実と言われており、ドラがその通りに指名権を獲得しました。

個人的には他球団に優るとは言わんまでも、若手が芽吹きつつある投手陣は「そこそこ」やと思ってましたんで、欠乏状態にある捕手、左腕、スラッガーといった素材に指名枠を使って欲しかったんやけど、2位以下を即戦力やない高校生で占めただけに、即戦力投手は不可欠やという判断になったんやろか。

しかしドラの一員になるのであれば、これから全力でサポートするだけやね。

何とかドラの看板になるような選手に、成長してもらいたいもんです。

 

 

まず彼の身体を見て驚くのは、すでに筋力は下半身を中心として充実していることやね。

あれならキャンプで体づくりを経る必要はなく、即戦力としていきなり実戦練習に入れるんやないかな。

そんで彼の実力やけど、前評判で強調されていたのは、最速157km、さらに常時150kmをマークするという剛球ストレート。

動画でその球筋をチェックしましたが、指にかかった彼本来のボールは、正に評判通りの威力を感じさせてくれますわ。

大砲から発射されるようなボールが、キャッチャーミットに向かってズドン!!と撃ち込まれ、打者を圧倒して見せます。

はっきり言って、あの球威はプロの一線級にも通用するやろね。

しかし気になるのは、そういう彼本来のボールは、実は多くないのでは?ということかな。

引っかけたり、抜けたりとノーコン特有のボールが結構あって、ボール球も多いのかも知れまへん。

(実際に四球は少なくないようです)

このあたりが安定すれば、十分クローザーも務まるんやないやろか。

 

さらに言うと、最大の彼の難点は故障歴やね。

ドラ2の石川君と同様に、多くの故障経験があるというのは、非常に気になります。

パワーを生み出す筋力の面では、彼はすでにプロレベルと言えるでしょうが、長く安定してフィジカルを保つような鍛え方は必要でしょうな。

 

彼の場合、難点ははっはりしてますが、それさえクリアできれば即戦力として大きな戦力になってくれる存在と見ました。

是非そうなって欲しいですな。

 

 

 

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2017/12/10              ドラフト2位・石川 翔 (青藍泰斗高)

 

179cm、82kgの体躯から、柔らかな肩ヒジを生かしてキレ味満点、最速151kmのストレートを投げる本格派。

甲子園に出場することも、U18日本代表に選出されることもなかったため、知名度では清宮君あたりと雲泥の差がありますが、それでも事前情報では外れ1位の予想もあったほどの逸材。

正直なところ、私ゃ彼についてはまったく知見がありまへんでしたので、ドラフト後に雑誌や動画で情報を集めたんやけど、それでも断片的な情報しか把握できず、まだちょっと彼がどんな選手か分らんのやけどね。

こんな感じで、記事にするのが難しい状態なんやけど、スルーするわけにもいかんので何とか書いてみたいと思います。

 

ピッチングより何より、彼について特筆すべきなのは、異常な負けず嫌いということやろか。

ドラフト後のインタビュー記事を見てたら、一学年上で昨年にライオンズから一位指名された今井をライバルに挙げ、その活躍が悔しいとのこと。

自分と同じ条件、同じ環境と感じられる、同学年の選手たちをライバル視するのは分かるけど、全国的に名の知られた学校にいるわけでもないのに、フィジカルやら経験値で優位な上級生(高校生の一年はデカい)をライバル視するとか、なかなか常識を外れた負けず嫌いやないかな(苦笑)。

しかしプロの世界で生きていくためには、これは大きな武器になるでしょうな。

仲良しこよしやなく、他人を蹴落としていかんと自分が輝けんからね。

 

またフォームやボールの質を、動画から十分判別することはできまへんが、見た範囲で判別するならドラのスカウト好みの、キレるストレートを投げるタイプに見えますわ。

彼のボールが評判通りであることを、大いに期待したいですな。

 

最後に彼について大事なことを書くなら、やはり彼の度重なる故障歴やろか。

最近は毎年、複数個所の故障に悩まされてるようで、それが彼のドラ1指名されなかった理由となってます。

まぁ、ドラとしては吉見や大野といった、キズもののドラ1を育て上げた実績はありますんで、急がずに身体を作ってうまくデビューさせてくれることを期待したいね。

戦える身体さえあれば、おそらくプロの世界で大きく羽ばたいてくれるでしょう。

頑張って欲しいね。

 

 

 

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2017/12/3              ドラフト3位・高松 渡 (滝川二高)

 

176cm、65kgとヤセ型の体格で、ショートと外野を守れるスピード自慢。

50mは5.9秒と、わずかにドラフト5位・伊藤君の5.8秒に譲るものの、左打席からの一塁到達タイムはベストが3.53秒という韋駄天。

今ドラフトのスピード優先という指名方針に、ピッタリ合致した選手ということなんやろか。

3位という上位指名となりました。

正直なところ個人的には彼をほとんど知らず、動画を探してみたところ打っているところはあんまりなかっただけに、彼の技術を知った風に書くのはちょっと厳しいなぁ。

無理やり記事らしくはしてみたいと思いますが、とくに彼については入団後を楽しみにしたいと思います。

(すんまへん)

 

 

彼の武器は何度も書いたようにその足であり、左打席からの一塁到達タイムはベストで3.53秒。

実はこれは相当凄い数字なのよね。

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【NPBのベストタイム】

16年   3.75秒 本多(ホークス)

17年 3.61秒 サントス(マリーンズ)…日本人一位 3.82秒 亀澤(ドラゴンズ)

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全盛時の赤星    3.75秒

アルトゥーベ      3.33秒(MLBベスト)

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もちろん3.53秒を安定的にマークできるわけやないけど、それでも日本国内では異次元のタイムなのは間違いありまへん。

もしプロ入り後も足の威力を発揮できるなら、相手チームの守備網には相当な脅威になるでしょうな。

ただしこれは打撃スタイルにもよりますんで(走り打ちに近くなるとタイムが上がる)、プロ入り後に強い打球が欲しくなって強振するようになると、一気にタイムが落ちる可能性もあると思います。

要するに一塁到達タイムを武器にできるかどうかは、プロのスピードボールへの対応力にかかってくるということですわ。

 

そして守備と打撃については、先に書いたように未知数です。

打撃についてはバックネットからの動画を見て、右にも左にも幅広く打てるところは確認しましたが、スイングの強さや精度についてはよくわかりまへん。

おそらくは即戦力ではないと思いますが、輝く原石であることは期待できます。

三年後の一軍を目指して、頑張ってもらいたいね。

まずは春のキャンプを楽しみにしたいと思います。

 

 

 

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2017/11/26           ドラフト4位・清水 達也 (花咲徳栄高)

 

182cm、83kgの投手らしい体躯から、最速150kmのストレートを投げて夏の甲子園を制した右腕。

U18日本代表にも選ばれた、高校球界では中心的存在。

今年の甲子園では投手のレベルの低さが指摘され、そのために夏にはホームラン記録が生まれたとされていますが、その中で唯一150kmを計測してその力を証明しました。

高校では先発でもリリーフでも対応してきましたが、どちらかと言えばリリーフ中心の起用をされてきたため、プロ入り後の育成方針がどうなるのか気になりますな。

さて、小笠原に続く甲子園優勝投手がいったいどんな投手なのか、私もド素人なりにチェックしてみたいと思います。

 

 特徴的なのは、グラブをはめた左腕を高く突き出しそれを下側へ巻き込むことによって、反対側の右腕を高く上げて強く振り下してることやろか。

左半身で右腕を回すというのは、右肩への負荷が少ないため、悪くないフォームではあると思います。

一方で下半身は左足の上げ幅、そしてステップともに小さく、軸足のケリも含めてあまり使われてないように見えることから、上半身のパワーに頼った投球やと感じます。

小さい下半身の動きのために、目線のブレは抑えられるかも知れまへんが、上半身の負荷が大きくなって背筋やわき腹などの故障リスクが高くなるんやないかと心配ですわ。

もう少し上下のバランスが良くなれば、もっと無理なく強いボールが投げられるようになるんやないかな。

いずれにせよ身体ももっと大きくする必要もあるでしょうし、まずはファームで鍛錬を積んでもらいたいね。

頑張れ!

 

 

 

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