182cm、83kgの投手らしい体躯から、最速150kmのストレートを投げて夏の甲子園を制した右腕。
U18日本代表にも選ばれた、高校球界では中心的存在。
今年の甲子園では投手のレベルの低さが指摘され、そのために夏にはホームラン記録が生まれたとされていますが、その中で唯一150kmを計測してその力を証明しました。
高校では先発でもリリーフでも対応してきましたが、どちらかと言えばリリーフ中心の起用をされてきたため、プロ入り後の育成方針がどうなるのか気になりますな。
さて、小笠原に続く甲子園優勝投手がいったいどんな投手なのか、私もド素人なりにチェックしてみたいと思います。
特徴的なのは、グラブをはめた左腕を高く突き出しそれを下側へ巻き込むことによって、反対側の右腕を高く上げて強く振り下してることやろか。
左半身で右腕を回すというのは、右肩への負荷が少ないため、悪くないフォームではあると思います。
一方で下半身は左足の上げ幅、そしてステップともに小さく、軸足のケリも含めてあまり使われてないように見えることから、上半身のパワーに頼った投球やと感じます。
小さい下半身の動きのために、目線のブレは抑えられるかも知れまへんが、上半身の負荷が大きくなって背筋やわき腹などの故障リスクが高くなるんやないかと心配ですわ。
もう少し上下のバランスが良くなれば、もっと無理なく強いボールが投げられるようになるんやないかな。
いずれにせよ身体ももっと大きくする必要もあるでしょうし、まずはファームで鍛錬を積んでもらいたいね。
頑張れ!
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