2019/4/30 ○ vs 読売ジャイアンツ 3-1

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平成最後のゲームを、窮地に落ち込んだドラは意地を見せて、首位チーム相手に勝って見せてました。
初回の1イニングで、35球を要して試合を壊しかねんような状態から、先発投手が鮮やかに立ち直り、序盤の2点リードをそのまま守り切っての快勝。
打線に活気が戻っておらず、まだチームはフラフラと蛇行状態にありますが、このまま沈みかねない苦境において、よくぞ勝ってくれたと感動しましたわ。
ベンチには昨季よりもモチベーションが満ちているようで、単純に殴られて終わるだけのゲームは、今季はほとんど見られまへん。
どこかに見どころのある野球を続けてくれてることを、すごく嬉しく思います。
これからも面白いゲームを、よろしゅうお願いしまっせ!!

それにしても与田監督というのは、ホンマに度胸が据わってますわ。
『漢の中の漢』という言葉が、だんだん板についてきたような気がします(笑)。
このチーム状態が悪化してるなか、スタメン1番にプロ初出場となる伊藤康を起用する一方、調子を落としている主将の周平を初めてのスタメン落ち。
この状況に置いて普通なら、確実にチームの力になれる選手を起用して、未知数の若手は代打や代走、百歩譲って下位打線で使うはず。
それを「コーチからの推薦」があったとは言え、ヘタすると一番たくさん敵にアウトを献上する打順に、まったく実績のない若手を起用できるんやもんね。
もちろんこの若手が活躍すれば、チームの起爆剤になってくれるんやけど、戦前ではその可能性は低かったのよ。
しかし強行起用した若手が攻守に結果を出すんやから、伊藤康を推薦したコーチの指導力や見る目、そしてそれを採用した与田監督の胆力に驚嘆します。
この監督なら何かを起こしてくれるかも知れん。
そういう期待感がどんどん高まってるところです。
ホンマに今季のドラは楽しみやね。

大野雄の立ち上がりは、いつものごとくボロボロやったけどね。
初回を乗り切った後は、強力読売打線を圧倒して見せましたな。
伊藤康の好プレーに救われたのも確かやけど、初回にあんだけ球数を要しながら、よく立ち直ったと評価したい。
ストレートでガンガン押すパワーピッチに切り替えてからは、読売打線を寄せ付けまへんでした。
7回にはピンチで苦手の坂本を迎えるという、スリリングな場面がありましたが、そこでしっかり勝負して凡打させたのは痺れましたわ。
今季の奴はエース格としての存在感を増しつつあるだけに、今後も今日のような力強い投球を見せてもらいたいね。

一方で打線の方は、福田の一発以外は音無し。
いろいろと手を打ってはいるものの、もう少し決定打が欲しいもんやね。
明日は頼むで。

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2019/4/29 ● vs 阪神タイガース 0-2

チーム状態が悪化してきた時に、どこで転落を最低限で食い止められるか。
3カード連続勝ち越しで、一気に貯金を三つまで増やした直後、カープとの三連戦で3タテを食らって、ドラは坂道を転がり落ち始めました。
本拠地に帰って流れを変えられるかと思ったけど、横浜で調子を上げてきたタイガースに負け越して、この2カードで1勝5敗と大きく負けを先行させて、再び借金を抱えることになってしまいました。
原因は貧打の打線にあり、ビシエドを抑えられると何もできんというのが、露呈してしまいましたわ。
ビシエドをフォローすべき、周平や福田あたりの当たりも完全に止まっており、せっかく平田、京田、大島でチャンスメイクしても、得点に繋がりまへん。
得点できないため、ベンチの策も序盤からバントで1点を取りに行くような、小さなものになってますな。
また昨季までと違って若手が増えており、経験不足によるミスも多発してます。
マルチネスのベースカバーなんて、ボーンヘッドではあるけど、打たれたショックを消化し切れんかったということでしょう。
アルモンテの降格が余儀なくされたタイミングで、打線が低調になってしまうというのも、チームに運がありまへんな。
次は首位独走気配の読売との三連戦やけど、この苦境をどう乗り切るのか、首脳陣のお手並み拝見やね。

笠原の離脱で苦しくなったローテーションやけど、阿知羅の好投はそれを埋める期待感を抱かせてくれました。
二軍で大した結果が残ってなかっただけに、奴では厳しいと思ってたのは私の見込み違いでしたわ。
果敢に内角を攻めて、カーブでタイミングを崩す。
そのカーブをホームランされたものの、6イニングで1失点は素晴らしい結果と、評価されるべきやろね。
これで間違いなく次のチャンスもゲットしたでしょうから、次こそ勝利投手になれるよう、奮闘してもらいたいもんです。
頑張ってくれよ。

今日はタイガースのサイドハンド、青柳を相手に、ヒットは左打者しか打てまへんでした。
うまく内角、外角にボールを散らされて、右打者は狙い球を絞れんまま終わってしまいました。
あんだけワイドに攻められると、内角、あるいは外角とコースを絞って対応するしかないやろね。
次も対戦はあるでしょうから、右打者の奮起に期待しますわ。

とりあえず今はいつも通りに野球をやって、ミスなくプレーすることに徹するしかありまへん。
読売にナメられんよう頑張ってもらいたいですな。

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2019/4/27 ● vs 阪神タイガース 2-4

明日のドラは予告先発が阿知羅で分が悪いだけに、今日は昨日の勝利を生かすためにも何とか勝ちたかったんやけどね…。
一応、柳は現在の表ローテであり、ドラとしては勝たなあかんゲームでもあったんやけど、ミスが続いて重要なゲームを落としてしまいました。
ベテランらしからぬミス、走者への指示ミス、そして経験不足を露呈したミス。
いろんなミスが出てしまいましたが、それぞれが敗戦に関係しましたわ。
まぁ、新しいチームにとって、シーズン序盤は戦い方を覚えていく段階ではありますんで、これで次に同じミスが出なくなると期待しましょうか。
厳しいでしょうが、何とか明日勝ってくれ。

柳は6イニングで自責点1と結果としては悪くなかったけど、打ち損じ待ちの投球スタイルでストライクを先行させることができず、モタモタと球数が増えたため攻撃にテンポが出ず。
もっとストライクを先行させて、リズム良くアウトを稼げるようにならんと、思うような援護をもらえず、勝てるようにならんでしょう。
慎重になり過ぎてボールが先行し、そしてカウント球を投げて打たれるという悪循環。
それでも昨季までと違って、最低限の結果を出してるあたりは成長が見られるけど、もう一つ上のステージで投げて欲しい。
次は頑張れ。

田島は登板間隔が開いたというハンディはあったものの、奴くらいの経験がある投手なら、先頭に四球を与えるというミスは避けて欲しかったね。
とくにミートが上手いわけでもないナバーロが相手なら、勝負できたとはずやと思います。
また京田の本塁封殺は、奴がボールから目を切る位置関係にあった以上、三塁コーチャーが大きなアクションでストップさせるべきやった。
これらのミスは防げるミスやったんで残念ですわ。

一方で一三塁からの一走の盗塁に焦って、加藤が送球を止めようとしたのに悪送球してしまったのは、二死一三塁で打者が投手という場面で、一走の盗塁という想定がまったくなかったからやろね。
また9回無死で代打起用された井領も、カウント2-0で投手がノーカンなボールを連発した時点で、四球を獲ることも強く意識すべきやった。
カウントが有利になって、一、二の三で打ちに行ったんでしょうが、あそこでの役割は打つことやなく出塁することやっただけに、クソボール二つスイングして凡退は最悪の結果でしたわ。
二人とも経験不足が露呈したかたちやけど、次は同じ過ちを繰り返さんように頑張ってもらいたいね。

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2019/4/26 ○ vs 阪神タイガース 5-4

今日は外出していて、ライブでのテレビ観戦は9回だけやったんですが、よくぞ勝ってくれました。
不整脈の疑いによる笠原の登板回避を、試合前に報道をスマホで見て、さらに代役の先発・佐藤が初回でいきなり3失点して、四連敗を覚悟したんやけどね。
相手投手が前回やられた西やっただけに、この圧倒的に不利な状況下での逆転勝ちは、めっちゃ価値がありますわ。
しかも、カープとの三連戦で不振やったビシエドに逆転の一発が出て、さらに昨季以来ずっと不安定やった又吉が好投するなど、目に見える収穫があったのも嬉しいね。
これでカープ戦三連敗の悔しさが、少しは晴れたような気がします。

一方で地獄の12連戦の初っ端において、ローテーションの軸が病に倒れ、しかも6人継投をしなければならなかったのは、投手運用を考えると痛いね。
他チームは9連戦までであったり、屋外球場で雨天中止の可能性があるのに、何故かドラはドームばかりで12連戦が確定してます。
したがって選手の消耗をできるだけ避けやなあかんし、とくに投手の疲労には注意する必要がありますわ。
そう考えれば、西を相手に3点ビハインドのこのゲームは、早々に敗戦処理に入っても良かった。
それが又吉の意外な好投で、勝ちパターンのリリーフを総動員することになったわけで、これで再逆転負けなんつーことになれば、目も当てられんことになってたはず。
そういう意味では九死に一生、不幸中の幸いってとこやろね。

今日の又吉は結果もそうやけど、生まれ変わったような素晴らしい投球でしたな。
自ら「不思議な感覚」と言ってましたが、いつものように力みかえってボールが暴れる投球やなく、今日はまったくそれと違ってリラックスして、どこに力が入ってるのか?という腕の振りから、安定したリリースで強いボールを投げてました。
本人が「まだ行けそうだった」とコメントしてましたんで、あれなら笠原が抜けたところを埋めると、かなり面白いことになりそうなんやけどね。
気になるのは今日の感覚がまったくの偶然のようであり、次回に再現できるのかどうか。
もし今日で何かを「掴んだ」なら、奴はブレークするかも知れまへん。
それを楽しみにしたいですな。

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2019/4/25 ● vs 広島東洋カープ 0-2

地力の差やね。
鈴木誠を欠いても、取るべきところでしっかり得点し、ここぞのピンチをしっかり抑えるあたり、さすがチャンピオンチームですわ。
一昨日はマルチネス、そして今日はロドリゲスと、勝ちパターンのリリーフ二人がやられてしまっただけに、ぐうの音も出まへん。
弱いチームが必死に向かってきても、徳俵でうっちゃれるのが横綱なのよね。
昨日と違って今日のドラは執念見せて戦えたけど、気合だけで勝てるほど甘くないもんなぁ。
これで久々に貯めた三つの貯金が、あっという間にパーになってしまいました。
チーム状態が悪化し始めた時、どこで踏みとどまれるかが問題です。
本拠地に帰って、チーム状態が上がってきたタイガースとの三連戦になるけど、そこで昨季までと違うところを見せてもらいたいね。

ロメロは来日して以来、一番良かったね。
6回あたりから疲労が見えてきましたが、圧倒的なパワーでカープ打線をねじ伏せてくれました。
走者を出すとやや不安定になりますが、今日は粘りのあるところも見せましたんで、文句なしですな。
120球投げるのは厳しそうやけど、これなら高い確率でQSは達成してくれると思います。
こんなゲームばかりやないんで、援護を信じて次も頑張って欲しいね。

問題は打線やったね。
とくにビシエドが三連戦で1安打と抑え込まれたのが、攻撃を非常に厳しくしましたわ。
奴は「内角は捨てろ」と指導されて覚醒したと聞いてましたが、この三連戦では徹底的に内角で勝負され、それを打てまへんでしたな。
内角を狙って制球ミスがあれば、打つチャンスもあったでしょうが、この三連戦ではカープの投手陣にうまく攻められたと思います。
これが強いチームの投手陣ということですな。
奴の打撃が崩されてなければ、次のカードでは打ってくれると信じてますが、ちょっと心配ではあります。
頑張ってや。

福田や周平もさっぱりやったもんなぁ。
福田あたりは、そろそろ二軍の連中に引きずり落されるかも知れんで。
そろそろ何とかしようや。

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2019/4/24 ● vs 広島東洋カープ 0-5

今日は今季で一番なんもないゲームでしたわ。
カープにやりたい放題蹂躙されて、手も足も出せず。
雨のせいなのかどうか分からんけど、注意力も散漫でほとんどええとこなかったね。
まぁ、昨季までは良く見たゲームやったけど、今季のチームには期待が大きくなってますんで、あんまりこういうゲームは見せて欲しくない。
とは言え長いシーズンでは、『たまには』こんなゲームもあると納得しときますか。
明日は絶対にやり返してもらわんと困るけどね。

山井は5イニングをメドに、球数を80くらいに制限して起用してるように見えるけど、二軍での調整を挟みながら、月間で二～三度の登板をさせるくらいがベストやないかなぁ。
昨季もローテーションで回してるうちに、投球内容を落としていったもんね。
あと2回のスクイズについては、個人的には予想してたのよ。
送りバントをフェイクにして、ストライクを投げさせるという…。
二度もスクイズ食らったというのは、バッテリーで反省せんといかんね。

開幕以来、ドラ打線は活発やったけど、ここへ来てブレーキがかかってきたかな。
とくにクリーンアップが昨日1安打、今日1安打やもん。
走者出しては併殺食らって、まったく得点の気配のないまま終わってしまいました。
阿部が勢いを落とさず、2安打したことだけが収穫かな(2本目なんて見事やった)。
もう一つ言えば、7回に無死一三塁で失点やむなしとして併殺狙ったなら、そこで勝ちを放棄してるんやから、メンバー入れ替えて一軍半を出してやって欲しかった。
あのへんがチグハグな気がしたわ。

ええことばかりは続かんと覚悟してたけど、早くも正念場かも知れまへんな。
願わくば、ここで魔法が解けて、昨季までのドラに戻ってしまわないよう、強く、強く懇願します。

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2019/4/23 ● vs 広島東洋カープ 2-3x

勝敗を語れるシーズンやということに、今んとこ感謝せなあかん立場やというものの、それだけに負けると悔しいですなぁ。
カープが4連勝で調子にノッてきたんで、アウェイの地で今季のドラの真価が問われるゲームになり、こういうクロスゲームで勝てるかどうかに注目してたんやけど、やはり試合巧者なカープに一歩及ばんという結果になってしまいました。
序盤でアドゥワを攻略してたら、大野雄がバシッと抑えてくれたと思うんやけど、そこで1点、2点か取れなかったのが痛かったね。
明日は勝ってくれるやろか。

マルチネスはサドンデスの厳しい場面に圧し潰されたかな。
もともとセットになると球威がやや落ちる傾向があるうえ、走者を出したところで精神的にしんどくなったかな。
ボールが先行してアップアップになってしまいました。
こういうホンマの修羅場での場数が足りてなかったんで、大きくなるにはこういう経験も必要でしょう。
先日の鈴木博のように、次の登板でリベンジしてもらいたいね。

打線の方はクリーンアップが1安打のみ。
真ん中で打線がブツ切りになれば、得点力は半減ですな。
アドゥワの角度をつけた動くボールに手を焼いたみたいやけど、また対戦するでしょうから、次はしっかり攻略してもらいたい。
そろそろ堂上の一発が見たいで～。

負けたけど、大野雄の投球には今季の活躍を確信させてもらいました。
いつものように序盤でモタついたものの、中盤からはカープ打線を制圧して見せましたな。
威力のあるストレートでガンガン押す奴らしい投球であり、かつ今季のドラで初めて8イニングを投げたというのも見事。
鈴木誠が不在というゲームやったけど、それでも奴自身が自信を抱くには、十分以上の素晴らしい投球やったね。
これなら奴を中心にローテーションを回せるでしょう。
一気に「エース」と呼ばれる存在に、上り詰めることを期待させてもらいますわ。
頑張れ。

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