関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2016/9/29 森新体制誕生

ペナント・レースが終わってやっと一息つけると思ってたんやけど、今朝になって「森監督代行の昇格決定」という報道が流れてるのを知りました。

さすがに新監督が決まったら、ここへ記事を投稿しないわけにはいきまへん。

今季の首脳陣の混乱も含めて、思うところを書いてみたいと思います。

 

まずは新監督に森代行が選ばれたことについては、次善の策であり悪くないと感じました。

個人的には落合GMの監督復帰が最善やと思ってましたが、記東スポの事が事実であればGMは健康問題を抱えているようで、おそらく今後も監督復帰はないんでしょうな。

(だから高木監督退陣の際に、GMが監督にならなかったのかと思えば納得できる話です)

これも東スポの記事ですが、以前から私が指摘してきたようにオーナー自身も非主流派の存在を認めました。

マスコミ報道を信じた方々にとっては、このコメントもオーナーとGMの言い訳、戯言としか思えないんでしょうが、私は推測してきた内容そのままなので、ほぼその通りなんやろうと思ってます。

そんな球団の状況だと、次期監督として当初報道された小笠原二軍監督では、谷繁監督と同様に非主流派に取り込まれて再び内部抗争の火種になりかねまへん。

したがってGMと気心の知れた森代行なら、少なくとも在任中に現場で内部抗争が勃発することはないでしょう。

この三年間でドラがこの内部抗争によってどれだけの力が削がれたか、それを考えればこれだけでも来季に向かってプラス要因になると思いますわ。

そして森代行自身も長年、ヘッドコーチとしてチームを統べる仕事をしてきたほか、とくに投手陣については起用を含めてすべて任されてきただけに、ある程度は監督としての能力が磨かれてきた人材やと思います。

チームの「すべてを背負う」のは初めてであり、そのプレッシャーに耐えられるのかどうかは分かりまへんが、私は彼の新監督就任を歓迎したいと思います。

 

何もない焼野原から立ち直るには、早めの新体制確立は不可欠でした。

そういう意味でも、この時期の体制発表はいい判断でした。

しかしやることは山ほどあります。

まずは現有戦力を鍛え直すこと。

キャンプでのドラの長時間練習は名物になりましたが、それが今ではダラダラと目的意識もメリハリもなく続けてるんやないか。

練習の質が低下してるなら、そこから見つめ直さんといけまへん。

そして外国人については、現有の選手たちの取捨選択をどうするのか、そして新外国人の補強はあるのかどうか。

もし新外国人の獲得があるなら、スペア級の選手ではなく主軸を張れる選手を獲る気があるのかどうか。

そしてドラフトでは即戦力になれる投手を中心に、この三年間のような外れドラフトにしないよう、十分以上に精査して正しい指名をしなければなりまへん。

 

 

 

しかしもっとも重要なことは、中日新聞社が内部抗争を止めることでしょう。

ええか、お前ら。

しょーもない足の引っ張り合いをして、ドラゴンズを腐らせることは許さんぞ!

ドラの後押しだけを考えろ。

それがお前らの存在意義や!

 

 

 

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2016/9/28 ● vs 読売ジャイアンツ 2-3x

今日で中日ドラゴンズは、2016年のすべての戦いを終えました。

58勝82敗3分と、5位からも大きく引き離された、ダントツの最下位やったと言えるでしょうな。

私がファンになってからだと四度目、そして負け方で言えば来季への展望が見えないという意味で、球団史上最悪のシーズンやったのと違うかな。

親会社も含めた球団組織は主流派と非主流派に分裂し、投打ともに戦力は極端に足らない。

この完全に瓦解してしまった組織を立て直すために、一番重要な要素である財力もない。

ドラが急速にファンからの興味を失いつつあるという意味では、球団にとっては存亡の危機にあるとさえ言ってもええでしょう。

どうやってこの焼野原のような球団を再興させるのか、今度失敗したら完全にファンから見放されるというそんな本物の危機感がない限り、このままドラは終わってしまいかねまへん。

中日新聞社、そして中日球団、現場スタッフ、選手の全員が、それこそ「一つになって」来季の勝利を目指してもらいたい。

頑張れ、中日ドラゴンズ

 

 

 

新体制やドラフトなどで、また記事を書きたいとは思いますが、今季のレギュラーシーズンを追いかける、私の旅も今日で終了です。

至難の業でしょうが、来季のドラの反抗を祈念して記事を締めたいと思いますわ。

皆さん、ありがとうございました。

来季もよろしゅうに!

 

 

 

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2016/9/27 ● vs 読売ジャイアンツ 1-5x

 

今季の田島は力でクローザーというスター・ポジションを奪い取り、中盤までは見事に期待に応えてきたんやけどなぁ。

大事な夏場になると急速に調子を落としてしまい、月間防御率は8月が5.25、9月が9.53と、シーズン前半の投球は見る影もなくなってしまいました。

心身ともにキツいポジションだけに、シーズン終盤になってガス欠になるのは仕方ないかも知れまへんが、しかしそれではこのポジションを任せることはできまへん。

プロ野球選手は短期だけ結果を残せても、フルシーズン活躍できなければポジションを与えられるには不足なのよね。

岩瀬が故障して以来、ドラのクローザーは福谷が定着できず、そして今季は田島が定着し切れんかった。

人材不足は深刻ですな。

いずれにせよ、田島も来季は一から「クローザー候補」として、福谷あたりと競争してもらわんと。

年俸は上がるでしょうが、それに溺れたら来季はないで。

頑張りや。

 

とにかく機関銃で大砲相手に戦うのは厳しい。

打線に核がないと、どうやっても得点力は下がりますな。

現状の打線は、弱い弱いと言われてきた近年のドラの打線の中でも、一番得点力に欠けるのは間違いないでしょう。

ここからレギュラー二人が欠ける可能性があるわけで、来季どうやって戦うのか未来図すら描けまへんわ。

ビシエドが開幕頃の打撃を安定して見せてくれるなら、少しはどうにかなるかも知れんけど、今季の奴を見る限りあの崩れやすい打撃フォームでは難しいような気がします。

う~~ん、正に暗黒(苦笑)。

若手で中軸になれる素養があるのは周平だけであり、福田も年齢を考えるとここから伸びるのかどうか分かりまへん。

とにかく有望な若手をドラフトで指名するとともに、スペア前提やなく中軸を担える外国人を獲得せんと。

ここまで堕ちれば、三年、四年かけて立て直すしかありまへん。

粘り強く、それぞれが泣きごとを言わずに、死にもの狂いで前進してもらいたい。

なんぼ負けても、私も応援するからな。

頑張ってちょ。

 

 

 

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2016/9/25 ● vs 阪神タイガース 1-4

 

スタメン見たら、勝ち目がないのが一目瞭然でしたな(苦笑)。

個人的には森野も荒木も落として、もっと軽量にしてもええと思いましたが、先発起用された小笠原には気の毒やったね。

試合が始まると案の定、打線には得点の気配がほとんど感じられまへん。

開幕当初に相手チームを圧倒した、タイガース・岩貞の左腕が夏場へ来て復活してきたようで、ドラの雑兵打線は奴の敵やありまへんでした。

これで今季の最下位が確定して四年連続のBクラスとなりましたが、さすがに負けてばかり、しかも球団のお家騒動まで明らかになっては、見てる側のファンにとってはしんどいばかりですわ。

個人的な予想では、昨オフでベテランをかなり整理しただけに、同じ最下位でも若手の出番が増えて、来季の反撃への基礎固めができてるはずやったのが、蓋を開けたらそれでも外国人やベテラン頼み。

シーズン途中から主力の故障で若手の出番は増えましたが、谷繁体制がスタートして以来、こんだけ目先の勝利にこだわってたらチームの改革なんて進みまへんわ。

来季こそ腰を据えて、チームを一新するような姿勢を見たいもんです。

 

小笠原は勝ち目のない登板ながら、また光るものを見せてくれました。

普通に主力も並べたタイガース打線を、ほぼ圧倒していたと思います。

しかし5回に阿部のミスから崩れ、致命的な3失点。

そこまで四球は許してなかったのに、北条に四球を与えて満塁にしたあげく、最後は上本に走者一掃タイムリーを打たれてしまいました。

自分のリズムが崩れた時に、それを修正する術はまだなかったということやろか。

今季はすでに十分輝くものを見せてもらいましたが、こういう経験はさらなる糧にできるはずなんで、来季は開幕から主力として活躍してもらいたいね。

頼むで!

 

 

 

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2016/9/24 ● vs 阪神タイガース 0-2

 

今の雑兵だらけのドラ打線だと、メッセンジャーの剛球は厳しいと思ってたら、その通りの結果になりましたわ(苦笑)。

強いボールをガン!と打ち返せるパワーを備えた打者は、今のドラにはほとんどおらんからね。

菅野からは最低限の点数を取れたんで、メッセンジャーに対しても何とかならんかと少し期待したものの、得点圏にすらほとんど走者を進められず、手も足も出まへんでしたな。

吉見もしっかり仕事はしたんやけど、早々に先制されてしまっては完全に勝機を手放すしかありまへんでした。

ああいうパワーピッチャーを打つには、やっぱりパワーで対抗できる打者を中心に二、三人置けないと厳しい。

福田も周平もホンマにパワーのある投手には、まだまだ対抗できまへんので、奴らのオフでの成長に期待するとともに、ビシエド以上の打者の獲得が不可欠やと思います。

二言目には「カネがない」と言う球団やけど、それで負けるしかないなら、さっさと身売りしてもらいたいもんやね。

 

吉見は大崩れせずに頑張ってくれたとは思うけど、やっぱりストレートの勢いがあと半歩でも上がらんと、ちょっとした制球ミスでも打たれるケースが出てしまいますな。

北条に打たれた一発なんかは、十分な低さやったのに内角からやや内側に入ったがために、スタンドまで運ばれてしまいました。

6回にはキノタクのミスで無死三塁とされ、2番以降の上位打線を迎えるという決定的ピンチとなりましたが、高山に10球要しながらも全部低めに集めて三振を奪うなど、ここを無失点で切り抜けたあたりは「さすが」吉見やったけどね。

それにしても、今季は復調には程遠い時期もありましたけど、夏場以降はエース復活を期待させてくれる投球でした。

来季は完全復活して、自他ともに認めるエースへ復帰してもらいたい。

頼むで !

 

キノタクはええとこなかったかな。

打撃では1本ヒットは出たものの、リードでは勝負どころで投手が求めるサインを出せず、さらに強引な二塁への悪送球で大ピンチを招くなど、守備面ではマイナスが目立ったように思います。

昨年のドラフトでは社会人ナンバーワン捕手という評判やったけど、身体の捌きにもムダが感じられ、即戦力というわけにはいきまへんでした。

正捕手はまだ固定されてまへんので、オフの間に杉山、桂を追い抜けるように頑張ってもらいたいですな。

 

最後に、岩田はご苦労様でした。

ネット上で話題になった、ピンポン玉のようにグニャッと変化するフォークは、捕手が捕り損ねるほどの威力やったね。

12年にはローテーションに入って108回1/3を投げ、チームの2位に大きく貢献しましたが、故障もあってその後は活躍できまへんでした。

それでも確実にチームに貢献した人材ではあったと思います。

ドラでの野球人生を糧として、第二の人生で頑張ってもらいたいですな。

 

 

 

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2016/9/22 ● vs 読売ジャイアンツ 3-4x

 

9回二死走者なしから逆転負けとか、さすがに気分的に勝った気でいただけにシラけたわ。

こんなに絵に書いたような負け方をすれば、東京ドームの敵役としては完璧な演者として認められるでしょうな(苦笑)。

(少々トウは立ってるけど)若竜・井領と阿部の活躍で、菅野を攻略して逆転まで持っていき、あと一人で勝利というところまで来てたのにね。

あ~、井領か阿部のヒーローインタビューを見たかったわ。

 

サヨナラ弾を食らった田島は今季頑張ったとは思うけど、終盤失速気味なのはクローザーとしての評価にはマイナスかも知れまへん。

福谷や田島がフラフラする度に、あの役割を長く果たしてきた岩瀬という投手が、いかに規格外のバケモノであったのか思い知らされます。

田島がこの失敗を引きずらず、しっかりリセットして次のリリーフで好投できるかどうかが、奴の成長のカギになると思うんやけど、福谷の二の足を踏まんことを期待しますわ。

 

福田はもう少し頭を整理せんと、次の段階へは進めんかな。

昨日はやっと最後に狙い球が合ったけど、今日は最後まで読売バッテリーに翻弄されてしまいました。

第一打席なんかはスライダーを見送ってストライク、ストレート系も見送って追い込まれてましたが、いったい何を待っていたのかと思いましたわ。

自分なりに、相手の配球を見ながら次のボールを読んでるんでしょうけど、相手の頭について行けてない印象があります。

本来なら自分の狙い球を、相手に投げさせるようになると一流なんやけどね。

オフの間に頑張ってもらいたいですな。

 

井領が菅野から2安打と、ええところを見せてくれました。

奴への入団の印象は、腰が引け気味なところがあったため、打てるコースは内角だけで、外角は右手一本で合わせるだけというものでした。

それが今日の二打席目には、かなり厳しい内角へのカットボールを、バットを折りながらも右翼線まで運ぶ二塁打とし、そんで三打席目には苦手やと思ってた外角を左へヒット。

相手が菅野だけに、この両サイドを攻略して見せた打撃は価値があったと思います。

来季に向かってこの経験を活かし、レギュラー獲りに参戦できるよう頑張ってもらいたいね。

(大島、平田と二枚も外野が抜ける可能性があるし)

 

 

 

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2016/9/21 ● vs 読売ジャイアンツ 2-5

 

ジャストミートした打球がほとんどなく、無抵抗のまま序盤の2安打だけで完封されるかと思ったんやけど、そこまで翻弄されてた福田と周平がマイコラスを捉えて2点を返すことはできました。

負けたんやから「いい試合」なんつーことは絶対ないけど、それでもお互いのメンバーを考えれば、光の見える内容ではあったんやないかな。

マイコラスにナメられたまま終わることがなくて、少しは溜飲が下がりましたわ。

福田は読売バッテリーの配球が読めず、自分のスイングができんままでしたが、最後に狙い球や打球方向がバッチリ合って完封を破壊するタイムリー。

そんで続く周平はずっとマイコラスのパワーピッチに押し込まれていたのが、きっちりセンター返しできてタイムリーと、期待の二人が結果を出してくれたのは嬉しかったね。

連中の8月と9月の打率-本塁打は、福田が.243-1本⇒.280-3本、そんで周平が.189-0本⇒.348-1本と、大幅に向上させてます。

いよいよ残り試合はあと5つになりましたが、奴らにはできるだけたくさんの光を見せてもらいたいですな。

 

今季の大野は最後までアカンかったね。

開幕からストレートが走らず、結局すぐに左ひじ痛で登録抹消。

復帰してからはそこそこの投球を見せてましたが、夏場に入って完全に失速して再び抹消。

選手会長が二度も抹消されて、規定投球回にも達せず、借金を3つも作ってるようでは、そりゃチームの成績も上がらんというもんです。

ホンマにしつこく指摘してしまうけど、侍ジャパンに参加するために調整を早めて、そんで結局は開幕に体調を万全にできずにパンクするとか、チームに対して無責任やないかと思うんやけどな。

他球団の開幕投手クラスは軒並み辞退してたんやから、そういう判断もあったんやないのか。

開幕前の調整に失敗すれば、そのシーズンで勝てんのは当たり前。

もちろん奴一人に責任があるわけやないけど、チームにおける一番重要な戦力が、チームより別のイベントを重要視してシーズンを台無しにしたことは、個人的には奴への評価を落さざるを得まへん。

来季こそはチームを勝たせる投手に脱皮して、誰からもエースと呼ばれてもらいたいもんですわ。

 

 

 

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