関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2017/10/26           ドラフト

 

ドラフト会議が終わりました。

正選手6人、育成選手二人、そんで正選手は5人が高校生と、14年とは反対にフレッシュな顔ぶれとなりました。

しばらく続いた即戦力指向により、若年層が非常に手薄になっているだけに、高校生を数多く指名したというのは悪くないのと違うかな。

しかし一方で、中村君のクジを外したのも大きいけど、指名した野手二人はスピードタイプであり、国産スラッガータイプの深刻なコマ不足の解消はなりまへんでした。

指名された選手たちの質はこれからチェックするとして、そういう意味では個人的に今回のドラフトは、戦略として評価低いです。

20点。

 

今の若手で将来クリーンアップを担うことが期待できるのは、ずっと未完の大器のままの周平と、フルスインガー・石垣くらいでしょう。

こんだけロングヒットを期待できんチームも、そうそうありまへん。

二軍の今季ホームラン数は、試合数の違いがあるとは言えトップのファイターズ105本に対し、ドラはたったの42本で11位。

ナゴドではスピード勝負とか言いながら、敵の方が多く打ってる現状には危機感を抱かざるを得まへん。

もっと言えば、閑古鳥が鳴くナゴドのスタンドを満員にするには、毎日試合に出てくれる野手のスターが必要です。

そう考えれば今回のドラフトは、全員パワータイプの野手でも良かったんやないか。

中村君を外しても、安田君、増田君、村上君、岩見君などのスラッガー候補生が残ってたんやから、安易に投手に流れず彼らで勝負して欲しかった…。

 

「国産4番打者を育てたい」と言って監督に就任した落合前GMは、さっさとその方針を諦めて、外部から獲得してきた外国人やFA選手に中軸を任せる方針に転換しました。

投手さえ固めてしまえば、それで勝てるという考え方であり、それで実際に勝ったのは事実やけど、球団がカネを出し渋って外国人は安物になり、大物のFA獲得が難しくなると、一気に打線は弱体化してしまいました。

真剣に育成しないため育てるノウハウも失われ、二軍で育成してスラッガーに育ってあげたのは森野が最後でしたな。

ええ加減、こういう現状を何とかしたいと思わんのかな。

手っ取り早く勝つには投手の補強が効果的なのは分かるけど、安定して強くファンが喜ぶチームを作るためには、スラッガーが必要やと思うんやけど。

ホンマにガッカリです。

 

 

 

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