関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2018/10/22  ドラフト戦略

昨年のドラフトは1位の中村を外し、鈴木博を獲得したほか、高校生中心に投手4+内野手1+外野手1という指名やったね。
当時の私は、野手の高齢化と若手の窮乏を問題視して、とにかく野手中心の指名を願ってたんやけど、フタを開けたらやっぱり投手ばかりの指名でガッカリしたもんでした。
まぁ、今季のプレーを見る限り、未来を感じさせる選手たちやったんで、あのドラフトは間違いやなかったと思いたいんやけど。
しかし確実に若手野手の空洞化は進み、二軍の主力はアラサーやのに成績はボロボロと、絶望的な状態になってしまいました。
  【二軍打撃成績】
                      打率 本塁打 得点
ソフトバンク ①.267 ①84 ①482
中日                ⑤.235 ⑥34 ⑥336
若手ということで石垣や伊藤が辛抱強く起用されましたが、いずれも打率2割にも到達せず、すぐに一軍で戦力になれる存在にはなり得なまへんでした。
弱いクセに未来への若い芽もないという、暗黒を絵に描いたようなチームになってしまったわけです。


一方で、二軍投手陣は大野雄や谷元などの不調の主力が主戦だったこともあり、防御率3.05とリーグ2位。
若手も期待される小笠原、笠原、柳、鈴木翔太、鈴木博に、今季の高卒ルーキーである石川翔、清水、山本拓が飛躍のキッカケを見せるなど、素材と数は揃っているように思います。
今季も選手起用次第で、もっと上位に行けたはずやなかったかな。
問題としては左腕の数が少なく、とくに岩瀬が抜けたリリーフに人を欠いている点やろね。


ここから浮かび上がってくる補強ポイントは、真っ先にロングヒッター。
二軍のクリーンアップがアラサーかつ、ホームランのない連中が揃っているのを、危機的に感じるべきでしょう。
(外国人は当たり外れがあるのを理解すべき)
そしてFA大野奨を獲得しながら、満足な戦力にはならなかった捕手。
さらに左腕と考えるのが、常識的な考え方のはずですわ。
事前情報では指名6人で、右腕3人なんつー予想も見ましたが、はっきり言うて右腕はゼロでええです。
ホンマは10人くらい指名して、選手を一気に入れ替えたいくらいやけど、6人程度に抑えるというなら、もっと補強ポイントに絞った指名にすべきでしょう。
1位に右腕なんつーことになったら、来季も見るべくところのない地獄になるかも知れまへん。

 


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