167cm、70kgという小柄(たぶんサバ読んでて実測すれば165cm前後やないかと…)な身体から、最速148kmのキレのあるストレートを投げる右腕。
市立西宮高校は甲子園のプラカード嬢を務めることで有名やけど、今度は二人目のプロ野球選手を輩出することで名を上げた格好ですな。
目立った実績はないうえ、体格にも恵まれないのに、彼はその右腕一本でプロの世界を手繰り寄せました。
しかし彼にとってはこれがスタートであり、プロでもスワローズの石川のように輝く一番星になることが、これからの目標になるんでしょうな。
さて、ドラフト前には中位指名という情報もあったという彼やけど、どんな投手なんやろか。
彼を評するコメントとして多かったのは、イーグルスの則本のようなボールを投げる、というものでした。
ホンマかいな、と思いながら動画をチェックしたんやけど、確かにスピンの効いたストレートを投げてますわ。
しかも制球も悪くない。
ドラフト6位の投げるボールやないのと違うかな。
あの小柄な身体からあのボールを投げるというのは、肩・ヒジの柔軟性や、身体全体のバネが相当優れてるんでしょう。
個人的にはヘタしたら上位指名、即戦力の評価があってもおかしくないと感じましたわ。
則本とも言えるし、同じく小柄な現ドラの谷元とも言えるような気がします。
しかし問題はやっぱり、その上背がないところやろね。
身体が小さいということは、本来なら積んでいるエンジンが小さいということであり、それで大型エンジンを積んだ投手と同じボールを投げるためには、相当無理をしないといけないということ。
短い期間なら大型エンジンと互角に戦えても、半年間のフルシーズンそれが続くのかどうか。
彼の身長がせめて175cm以上なら、上位指名の可能性は極めて高かったと思うんやけど…。
しかし小柄な身体が、プロで輝く可能性を閉ざすものとは言えまへん。
まずは壊れない強靭な身体を身に付けること。
春キャンプまでに自主トレを積んで、しっかり一年目からキツい練習に耐えてもらいたいね。
頑張れ!
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