涌井のような百戦錬磨の投手が、9人パーフェクトから押し出し四球を出すなんてね。
打線の援護が望めんから、1点すら失えないという意識になってしまい、ピンチでは相手の打者と勝負できない。
ストライクゾーンすれすれを狙ってはボールになり、不要な四球が増えていく。
これは奴に限ったことやなく、最近のドラ投手陣全員に言えることやね。
とくに投球スタイルが似通った柳もまったく同じであり、相手と勝負する前に自分との戦いになってますわ。
試合前から自分を追い込んでの登板だけに、結局は1点どころか3点、4点を失ってしまう。
自軍の打線からマトモな援護を望めるなら、奴らの投球はもっと違ってて、勝ちと負けがひっくり返ってるかも知れまへん。
とは言え、相手投手の調子が悪く、うまくそれにつけ込んで先制するしか、今のところ勝ち目はないやろね。
しかしこの間まで簡単に完封されてきたチームが、「1点」を取れるようになってきた。
これが「2点」になり、「3点」になってきたら、今の投手陣なら戦えると思います。
できなかったことが少しずつできるようになってきましたんで、今の負けは無意味やない。
戦えるチームになるのを、何ヶ月でも待つだけですな。
細川はここへ来て、カウント球を捉える確率が上がってきました。
しかも今日のホームランは、ストレート系の強いボールを打ったものであり、秘めていたポテンシャルを開花させつつありますわ。
まだゼロやった確率が「1」とか「2」になっただけやけど、この確率が上がっていけば相手チームには相当の脅威になるはず。
その時を楽しみに待ってまっせ。
石川昂もケラーの155kmを弾き返して見せたのは嬉しいね。
あれだけ速いボールでも狙い球が合えば打たれる、あるいはヘタすると一発食らうかも…と思えば、相手チームは勝負を嫌がるようになるでしょう。
今日の涌井が味わった感覚を、相手投手が覚えてもらいたい。
細川-石川昂のコンビが二人で上昇していけば、これからは楽しみが増えるはずや。
長らくなかった打撃戦にドラが勝つ試合を、早く見てみたいもんです。
この間も言いましたが、今は負けます。
何かのはずみで勝ったとしても、次にはそれ以上に負ける。
しかし夏場以降に望みがある「かも」知れまへん。
そういう兆しを探しつつ、今の試合を観戦するしかありまへんな。
明日もまた「できるようになった」が、たくさん見つかることを期待してます。
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