関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2022/10/25 育成ドラフト

今年オフでは大幅な血の入れ替えを実施するようで、大量の戦力外通告をして選手枠を空けましたな。

ドラフトで支配下7人に育成3人を指名して、この枠を埋めにかかってますが、今年はちょうどサイクルが当たったためか、最近は隔年だった育成ドラフトへも参加したのは悪くない姿勢やと思います。

ヌルい競争をチームに持ち込まんためには、ハングリーな選手の存在が不可欠なんで、今年育成指名された3人の選手たちには是非目立ってもらいたいね。

それではまず、今年も彼らから指名選手へ少しづつコメントしてみます。

 

 

 

育成3位 内野手 樋口正修 (埼玉武蔵ヒートベアーズ)

176cm/74kg/右投左打

埼玉県立北本高校-駿河台大学-埼玉武蔵ヒートベアーズ

今季BCリーグで29試合に出場して、打率.327に12盗塁と活躍を見せたスピードスター。

176cmと現代野球選手としては上背はないけど、一塁到達タイムが3.5秒、50メートル5.7秒と相当な快足。

ヒッチからのスイングには力強さは感じられず、現時点ではプロレベルに対応するのは厳しそうなんで、一芸を見込んでの指名なんやろね。

足だけで戦力になれるのか、それとも守備や打撃も磨いてレギュラークラスまで成長できるのか。

大卒の独立リーグ出身者として、ハングリーなところを見せてくれよ。

 

 

育成2位 投手 野中天翔 (明桜高)

180cm/83kg/左投左打

ソフトバンクへドラ1で入団した風間の背番号1を継いだ、最速145kmのストレートを投げる左腕。

甲子園出場は叶わず、知名度は先輩に比べるべくもないけど、しっかりプロへのキップを掴み取ったあたり、実力は確かということやろね。

フォームの方は、マウンドの一塁側を踏んで、右足もインステップ気味に使っており、打者に対するヨコの角度を生かそうとする意識が見えますな。

ただし下半身のパワーが足りてないように見え、腕の振りもそれほど鋭くありまへん。

球速が140km前後というあたりは、もっとフィジカルを鍛える必要があるやろね。

左腕というキャラはチームに貴重なんで、何とか戦力になってくれることを期待してまっせ。

 

 

育成1位 投手 松山晋也 (八戸学院大)

188cm/92kg/右投右打

高校時代は無名ながら、大学進学後に3年時から頭角を現したパワーピッチャー。

好調時には最速154kmを叩き出すというストレートが武器であり、リリーフを中心に高い奪三振率を示す活躍をしてきたようです。

中央球界に対してアピールできるほど飛び抜けた活躍はしてまへんが、ポテンシャルを評価されてプロからも注目はされていたとのこと。

ストレートだけの球質なら、大学からプロへ進んだ先輩投手たちと遜色ないという動画解説もあり、そこを評価された可能性が大ですな。

投球フォームで目立つのは、上体がパワフルであり、とくに背筋の強さを生かして強く腕を振れることやろか。

一方で上体頼りなところがあるので、やや軸足のケリが弱くて腰の位置が落ちており、ボールが高めに浮きやすいんやないかと想像します。

いずれにせよ育成ながら「1位」という評価に違わず、そのストレートには夢を見たいね。

キャンプから頑張ってや。

 

 

 

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