関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2021/9/24 ● vs 東京ヤクルトスワローズ 0-3 それより「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか」必読!

出涸らしのコーヒーみたいなドラの野球より、最近発売された書籍の方が百倍面白い。

まだ半分も読めてまへんが、そのドキュメンタリーにはグイグイと読み手を導く、生々しい迫力があります。

各年のシーズンを、特定の人物にスポットを当てながら描写していく。

星野時代によく言われていた、「監督のために」なんつー甘い連帯感はチームに皆無であり、落合監督と周囲には厳然たるカベが存在して、それによってビンビンに張り詰めた緊張感のなかで、ドラゴンズはシーズンを戦って行く。

知っていたこと、知らなかったこと、いろんなイベントが登場しますが、読了した範囲で貫かれていたのは、「プロフェッショナル」やったと思います。

組織として、選手として、そして監督として、プロフェッショナルとは何か。

落合博満が考えるプロ像が、濃密に描かれてますわ。

そのプロ像が正しいものかどうか、評価は人それぞれでしょう。

しかし彼には個人的な功名心などはほとんどなく、そのプロ像を貫き、真のプロ集団を作ることだけを目指してたんやと思います。

そしてそのプロ像が万人に受け入れられなかったがために、最後は排斥されてしまった。

 

その後のドラは復活の気配すらなく、球団そのものがほとんど難破船やね。

誰かがこのスクラップを、その誰かさんが考えるプロ集団として再生し、また黄金期を迎えて欲しい…と。

叶うことのない夢を見る毎日ですわ。

 

 

 

つーか、他球団で落合体制が成立したら、そこのファンに移るかも知れまへんわ。

これを読みつつ、そう強く考えてます。

 

 

 

親サイト : 「関西竜魂」 http://www5c.biglobe.ne.jp/~kandra/