関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2021/4/28 ○ vs 阪神タイガース 6-1

スコアよりもずっと競ったゲームで、何度か厳しい場面もあったけど、それを抑えての逃げ切り勝ち。

8回の4得点でダメ押しできたとはいえ、終盤まで非常に苦しいゲームでした。

とくに2回表一死二塁での佐藤輝の三遊間への当たりを、京田が処理してノーバウンド送球で刺したプレー。

そして何より8回表に祖父江が乱れて1点差に追い詰められ、なおも一死一三塁の大ピンチに登板した又吉が、注文通りにサンズにショートゴロを打たせてゲッツーで切り抜けた場面。

いずれもチームを救ったビッグプレーやったと思います。

貧打の打線も今日は苦手の青柳から、たった一つのチャンスを生かして珍しく先手を取り、終始リードを保ったまま勝ち切りました。

四球の走者を右へのゴロで二塁へ進めて、連続タイムリーで2得点。

こういうしぶとい攻めが出たのは、得点力のないチームにとっては大事な要素やね。

打てないわ、アウトの内容も悪いわ、相手に圧力もかけられないわで、ないない尽くしの打線やけど、これくらいの攻めは当たり前にできるようになって欲しいね。

本拠地だけでなく、アウェイでもこういう野球が見たいもんや。

 

個人的に7回表は勝野に任せたかったけど、結局は継投となりピンチを脱出できました。

継投には大きく二つの考え方があって、先手、先手と、ピンチが広がる前に早めにスイッチする方向性と、投手の責任感を重視してできるだけ任されたイニングは投げ切らせる方向性。

私ゃ、落合野球の薫陶を色濃く受けたため、投手に対してピンチでも逃げ道を残さず、責任イニングを自力でクリアすることで成長させたいのよね。

しかし傷口を広げる前にピンチを防いで、勝つことで投手の成長を促す方向性も、星野仙一が得意にしていたように決して間違いではないと思ってます。

現体制は早めの継投が信条のようやけど、祖父江すら8回を任せることなく途中でスイッチするなど、非常にドライな面も見せてますな。

投手のプライドや育成についても、十分考慮してくれてるとは思うけど、間違えんように願いますわ。

(阿波野コーチは結構有能やと思ってます)

 

さて待望の新外国人ガーバーやけど、マイナーでシーズンホームラン二十数本打ったという割に、あんまり力感はなくてシュアなスイングに見えました。

とりあえずヒット一本出ましたが、どんな選手なのかもう少し見てみたいね。

もしロングヒッターやないとしても、相手投手に脅威を与えるような打撃を見せて欲しいわ。

 

 

 

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