大野雄がもっと圧倒的な投球を見せたことはあったけど、内容的には今日がプロ生活で一番やったね。
調子が良ければ勝ち、悪ければ負けるというのが、今季開幕頃までの奴でした。
昨季までも「圧倒的」の片りんは見せることはありましたが、あくまでその時の調子次第であって、調子が悪けりゃポコポコと一発攻勢を食らって負けてたもんです。
今季の奴は夏本番から一気に調子を上げて、スーパーエースの力をフルに発揮し始めましたが、問題は調子が悪い日にどんな投球を見せるのか。
菅野に投げ負けた直後のカープ戦で、４イニングで４失点してＫＯされたように、調子が悪い時にはあっさり負けてたのが、奴の最後の課題のように見えてたんやけどね。
今日は立ち上がりから制球が悪く、決定機も迎えてましたが、青木が足の故障でスピードを欠いてたのもあって、球数を要しながらもうまく無失点で切り抜けることができました。
今日のように明らかに調子が悪い時に、負けない投球ができたというのは、奴にとってはまた一つ大きな自信になったのと違うかな。
残った課題は菅野に勝つことやね。
それさえできれば、過去のエースたちの域に近づけるでしょう。
これからも全部勝つよう、頑張ってや。
シエラが昇格後、非常に活発に打ってますな。
この時期まで一軍昇格がなかった選手だけに、正直なところ私ゃ期待してなかったんやけど、ここまでは存在感を示してると思いますわ。
軽くバットをボールにぶつけるようなスイングで、主に外角を左へ引っ張る打球が多い印象があります。
徐々に配球が外角のボールゾーンへ寄ってきましたが、これが内角へ移ってきた時に、奴がどう対応するかでホンモノかどうか判断したいね。
どのコースにどう対応するのか、まだすべてのパターンを見てないと思いますんで、相手バッテリーの引き出しをすべて開けさせたいですな。
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