関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2018/11/27  ドラフト2位 梅津 晃大 (東洋大)

187cm、92kgという堂々たる体躯から、最速153kmというストレートを放つ剛球右腕。
甲斐野君、上茶谷君といった他球団のドラ1とともに、剛腕トリオを形成して、ドラでは外れ1位での指名も検討されていた投手。
大学時代はその球威に反してなかなか勝てなかったようで、通算勝利は1勝に終わったにもかかわらず、ドラフト上位候補として事前にマスコミで紹介されてましたな。
最後の秋シーズンでやっと初勝利を挙げたため、ドラフト候補生の頃には「未勝利のドラ1候補」やったけど、彼がその成績にもかかわらず高い評価を受けているのは何故なのか。
動画では彼について、わずかな情報しか分からんでしょうが、少しだけ書いてみたいと思います。

 

超個人的な印象を書けば、彼がキャリアのピークを迎えるには、少し時間はかかるんやないかな。
現状でも「即戦力」として、ある程度の数字は残せると思うんやけど、動画を見る限り彼のポテンシャルはもっと大きいような気がしますわ。
彼のフォームへの印象としては、軸足の沈み込みが小さく、そのため体重移動のステップ幅も短いというもの。
ステップ、つまり前への動きが小さいと、横の動きはやりやすくなる。
腰が据わって身体の軸を回しやすくなり、目線もブレないため、安定した投球が可能になって、とくに制球の面で好影響があると思います。
一方で体重移動のエネルギーは小さくなり、球威が出にくくなって、強いボールを投げるためには、上半身のパワー頼みになるんやないか。
こんな感じで短いステップ幅にはメリット、デメリットの両方があるけど、あんだけのガタイを見れば、身体を目いっぱい使った豪快な投球を見たいなぁ。
現状で平均140km台前半から半ばやと言われるストレートは、常時150km程度まで威力を増すこともできる素材やないかと思います。
平均的な投手に終わるか、それとも世代を代表するような投手になれるか。
入団後の彼への指導が、非常に重要なものになってくるやろね。


頑張ってや。

 

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