まぁ、弱いチームの勝ち方でしたな。
前々回で指摘したように、こういう時の勝ちパターンの一つとして、主軸が圧倒的なプレーをするというものと、相手先発投手がズッコケてくれるというのがあって、今日はまさにそういうパターンでした。
リリーフに不安を抱えてるだけに、弱い打線が頑張って大量リードせんと、連敗脱出はできまへんからね。
とりあえず長期連敗という恥辱からはいったん脱出できましたが、このままではすぐに同じ轍を踏むでしょうから、しっかり対策してもらいたいもんやね。
ゲレーロはカープ戦で爆発して、これでやっと完全覚醒やと思わせたんやけど、読売バッテリーが内角を突き始めると、再びバットが沈黙してしまいました。
基本的に奴が打てるのは頭から遠いコースであり、逆に頭から遠いヒザ元を除く内角は、まだ差し込まれる傾向にあります。
どのコースにも対応できなかった最悪期からは脱しましたが、どうやら現状が奴の真の姿なのかも知れまへん。
そうなると苦手なコースにどう対応するかが問題になるけど、今のようになんでも打ち返そうとしてるようでは、打率は上がって来ないでしょうな。
ちょっと賢く対処してもらいたいね。
長打がほとんど出ず、打つヒットも当たり損ねが多く、「助っ人外国人」のはずがチームの足を引っ張りまくってた存在が、やっと一度だけチームの役に立ちました。
問題はこれが今後続くのかどうかなんやけど、個人的には懐疑的なのよね。
もともとスウェイしつつスイングするフォームやけど、好調時にはスウェイしかけたところで止まるため、強打を発揮できるようになります。
弱点とされる内角球であっても、詰まりながら怪力でヒットにしてしまえるくらい。
しかしスウェイするかしないか微妙な違いのため、すぐに悪い方に戻ってしまい、スランプが長期化するサイクルを繰り返すのが奴であり、MLB時代でもその傾向が見られてました。
昨季も奴が打ったのは4月と7月限定であり、それ以外の期間では眠ってたのが実態です。
そんな不安定な長距離砲と再契約したことは、個人的には非常に微妙な気分やったんですが、ゲレーロが本物なら奴も生きるかと思って前向きに考えようとしたんやけど、今んとこ大外れやね。
今の打撃がどこまで続くのか、そしてその後のスランプがどんだけ続くのか。
個人的にはすぐにまたスランプに陥る気がしてならんのやけど、さてどうなることやら。
大野がリリーフ待機になったとのこと。
すぐにローテーションに戻るらしいけど、その間に若手が奴の出番がなくなるくらい、ガンガン活躍してくれると嬉しいですな。
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