関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2016/9/17 ○ vs 広島東洋カープ 5-3

 

カープとの対戦で、最後の最後にわずかな意地を見せて、屈辱的なシーズンの一部が終わりました。

対戦成績6勝17敗1分と、マツダスタジアム、ナゴドと舞台を問わず一方的に殴られ続けたことは、球団関係者もファンも絶対に忘れてはならんと思います。

秋から半年間、カープの三倍努力して必ず来季は勝つ!

そういう決意をしてもらいたいと、強く願ってますわ。

 

 

 

今朝のスポーツ紙に、落合GMの引責について報道されてました。

これはたぶん不可避なんやろね。

不可避というのはGMが不成績を問われるというのではなく、中日新聞内の派閥争いでオーナーが非主流派の圧力に抗し切れなくなったんやろ。

要するに落合監督が切られた時と、同じ図式が展開されるということですわ。

それにしても…、ず~~~っと不思議やったんやけど、チームの不成績でこんなにGMが騒がれたケースってあったんやろか。

監督の希望を聞かずにチームつくりをしたと言うけど、GM制というのは普通そういうもんです。

コミュニケーションがなかったというのが事実であっても、それはいったい何故なのか。

そもそも谷繁監督を擁立したのはオーナーとGMであり、わざわざ非主流派が擁立した高木体制を一掃してまで確立しただけに、谷繁体制をバックアップして勝つことは至上命題やったはずです。

谷繁体制がスタートした13年ドラフトでは、監督の意志も聞きながら指名選手を決めており、しっかり連携しながらチームを運営していたのが、いったい何故、どこから歯車が狂ったんやろか。

 

私の考える限り、GMの責任はドラフトで指名選手の人選を失敗したこと。

制約のない新人獲得において、三年間のドラフト指名選手のうち、現時点で一軍で一線級の戦力になったのは、又吉のみと言えるんやないかな。

(桂はまだ修行中というべきでしょう)

指名選手の選択がGM主導で行われているなら、この致命的な大失敗は明らかにGMの責任やね。

一方で外国人については資金が限られるという制約があるなかで、久しぶりに億単位の投資をして獲得したビシエドは、残留が検討される程度の活躍は見せていること、格安助っ人たちは最低限の戦力にはなっていることを考えると、結果を出していると言ってもええと思います。

(その格安助っ人たちが、若手の機会を奪っているという副作用もあるけど)

ここ何年かの強烈な年俸減は、親会社によるコストカットの意向をGMが矢面に立って忠実に実行しただけであり、それは彼個人が責められる性質のものやない。

もしこれらの結果の「何故」を見ずにGMを指弾してるとしたら、それは愚かな行為やと私は思います。

 

話は戻りますが、報道が「谷繁監督擁護、GMの責任追及」の流れにある理由は何なのか。

大本営中日新聞中日スポーツまでがその流れに乗っているのは何故なのか。

これはすべて中日グループ内の非主流派が、積極的に一方的な情報のリークをしているからであり、そしてその目論見は成功しつつあると見るべきなんでしょう。

何故ならオーナーとGM周辺からと見られる情報は、ほとんど表に出ておらず、非主流派による情報操作が可能な環境にあるからです。

歴史は繰り返すということですな。

 

オーナーとGMはマスコミ対策、情報管制を十分やらなかったため、今回再び敗れたということです。

チームのイメージは棄損し、アマチュア選手からの評判も地に落ちました。

親会社のオモチャにされた結果、ドラゴンズは何も残らない焦土と化してしまうんでしょう。

再びリーグ優勝を争えるようになるのは、いったいいつのことになるんでしょうな。

 

 

 

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