関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2018/4/10 ○ vs 東京ヤクルトスワローズ 3-0

開幕ローテーションの若手三人衆は、それぞれ全員とも初回の登板で炎上しましたが、小笠原と笠原は二度目の登板で結果を出しました。
それだけに柳にも同じ期待がかかってたと思うんやけど、奴は先行した二人以上の、素晴らしい投球を見せてくれましたな。
今季の初勝利はプロ入り初完投、そして初完封。
読売投手陣を粉砕してきたスワローズ打線を、緩急で翻弄してたったの2安打しか許さず、実に見事な投球やったと思います。
奴にはストレートのスピードはありまへんが、低めにボールを集める制球力と、タイミングを外す緩いボール、そして空振りを誘うタテの変化球を駆使して、打者に的を絞らせまへん。
松井雅のリードもあったんでしょうが、打者が完全に狙いを外されたというシーンが幾度も見られましたわ。
8回からボールが抜け始め、制球が乱れてきたため、ちょっと心配になったんやけど、3点のリードに守られて最後までマウンドに立ち続けることができました。
奴はドラフト時には、ホークス田中やマリーンズ佐々木と並び称されましたが、実は個人的には一段落ちると思ってたのよね。
しかしこれだけの投球を見せられると、やっぱり素人の目なんてアテにならんと感じます。
今季はエース格になって、大きく飛躍してくれることを期待してますわ。
おめでとう!!

スワローズ先発の原も、柳に負けじと好投してたんやけど、3回に福田に振り逃げを許したところで、精神的に揺れてしまったようですな。
柳の絶妙なバントもあって、一死二三塁のチャンスを迎え、まずは大島が先制タイムリー。
そして二死二三塁となってから、アルモンテが右翼線に決定的な2点タイムリ二塁打を放って、試合の主導権を逃げることができました。
アルモンテはひざ元が得意なんやけど、それを見越したスワローズバッテリーは、そこからボールになるスライダーで奴から空振りを奪いました。
これが素晴らしいボールやったけど、もう一度決め球に使われた時には、ボールゾーンを非常にうまくはじき返して見せました。
これは配球の読みのすばらしさと、打撃技術が合わさった素晴らしい打撃やったと思います。
奴が守るレフトにボールが飛ぶと目をつぶってしまうんやけど、できるだけ致命的なプレーをせず、そして今日のような決定力を見せ続けてくれると嬉しいんやけどね。
頑張ってや。

 

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