ついに本物の実戦がスタートしました。
2試合を終えて1勝1敗という結果より、投手陣の仕上がりの良さが感じられるところに、個人的には手ごたえを感じられますわ。
打線は韓国チームを相手にしてた頃より調子は下降線のようで、前評判のいいゲレーロも含めて爆発力は潜めてますが、一方で投手の方は総じて結果を出してますな。
野球はまず投手力で決まるというのが常識であり、そういう意味ではたった2試合とは言え、悪くない結果と内容やと思います。
ほぼ全員が結果を出していると、競争レベルもどんどん向上していきますんで、このまま開幕メンバーの絞り込みが難しくなるような活躍を、全員が示してくれることを期待したいね。
■又吉
ストレート、ストレート、スライダーといった配球から、変化球の比率を大きくした先発投手へのスタイルチェンジ。
大きな問題はなく、順調と言ってもええでしょう。
■福谷
ストレートの球速は140km台後半を計時しており、この時期としてはかなり速いボールは投げてたんやけど、気になるのは打者がまったく臆せずフルスイングしており、しかも一発で前に飛ばしてたことやね。
やはり数字ほどの威力はないのかも知れまへん。
■大野
腕は振れていてストレートの威力復活。
順調ですな。
■若松
何より奴の生命線は制球力であり、そういう意味で悪くない投球でした。
■遠藤
コンタクトの確率が上がり、さらに弱点の内角もかなり克服しつつあるように見えます。
崩されても合わせることができるし、タイミングが合えばフルスイングからの長打もある。
1番・遠藤、2番・大島なら(逆でもええけど)、かなり得点力は上がるのと違うやろか。
■鈴木
どうもヒジの位置が上って来まへんなぁ。
身体が開き気味になって腕が横振りになるため、ボールがシュート気味に抜ける悪癖が修正されまへん。
ウィンターリーグやキャンプ前半では、もっとバランスのいい投げ方をしてたはずなんやけど…。
ボールが抜けるためストレートに本来の威力がないし、制球も悪くなって投球を苦しくしてます。
力を入れて投げ始めたあたりから、フォームのバランスを崩してしまったのかも知れまへんが、今のままではローテーション入りは厳しいわ。
ただしこの本調子からほど遠い出来であっても、日本一チームをそこそこ抑えて見せたあたりは評価してもええんやないかな。
5イニングも任せてもらえたあたりに、首脳陣の非常に大きな期待を感じさせますんで、何とか開幕までにバランスのいいフォームを取り戻してもらいたい。
頑張れ!
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