この間、やっとキャンプが始まったかと思ってたら、もう残すは最終クールのみになってしまいました。
そしてあっという間にオープン戦へ突入していくことになります。
やってる方はしんどいんでしょうが、始まってみるとキャンプはホンマに短い。
このたった一ヶ月足らずで、今季の行く末が決まってしまうかと思うと、大事にしてもらいたいもんやね。
この第三クールでは練習試合が多く組まれましたが、一応すべて勝ったんやなかったかな。
初戦のハンファ戦と違って、打つ方はゲレーロ一人におんぶに抱っこで、若手のバットも湿りがちになってきましたが、投手陣の出来は総じて良かったようで、誰を残すのか悩みそうな気配があります。
何とかオープン戦の最後まで、皆に頑張ってもらいたいですな。
それでは目についた選手の寸評を、ごく簡単に書いてみます。
■ゲレーロ
練習試合とは言え、打ちまくってますな。
内容的にも悪くないと思いますが、うまく行き過ぎて逆に半信半疑ですわ。
■ビシエド
ヒジに故障を抱えているようで、練習試合では結果を出せず。
試合に出てるだけに大きな問題やないと思いたいけど…。
■遠藤
意図の見える打撃をしており、トンチンカンな打席は少ない。
弱点とされてる、内角もある程度捌いてるかな。
■溝脇
スイングがシャープになってるほか、守備面でも二遊間への打球で上手いプレー二つ。
■大野
年々、ストレートの球速が衰えて、昨季は平均140kmに行くかどうかになってましたんで、今季はストレートがよみがえるかどうかがポイント。
イーグルス戦ではこの時期で145kmまで計時したらしく、ちっょと期待できるかも知れまへん。
■若松
昨季の奴の不振は、フィニッシュで身体が一塁側へ流れていたように、下半身の鍛錬不足による制球難やったと思ってます。
今季は軸ブレもなくしっかり腕を振れてるように見えますんで、少しはマシな投球を見せてくれるかも知れまへん。
■柳
二度目の登板の方が、変化球が低めに決まって出来は良かったけど、ストレートはまだ高く浮くボールがあったかな。
開幕までにどこまで低めへの制球力を磨けるか。
■鈴木
昨季までストレートの平均は130km台前半、最速でやっと140kmに届くかどうかやったのに、今季はすでに最速144kmまで到達したとか。
しかし前回の登板と同様にシュート回転するボールが多かったのは問題で、本来ならもっとバランス良く投げられるはず。
逆説的に言えば、本調子にはほど遠い出来でも、それなりに投げられたのは収穫と言えるかも知れまへん。
もう一つ、練習試合の段階なのに、変化球の割合が多いように見えたのも気になりますわ。
結果を求めるのは、もう少し先でもええのと違うかな。
■野村
アゴを上げたフォームながら、ボールはかなり低めに集められるようになってきました。
ただし気になるのは、決め球になり得るボールが見当たらんところやろか。
空振りが取れるボールが欲しいね。
■三ツ間
奴を先発で使うのか、リリーフで使うのか分からんけど、あのツーシームはオモロいわ。
ロングイニングを投げるには、使える球種も制球力も足らん気がしますが、短いイニングなら期待できるんやないかな。
■福
ドーンと来るストレートは威力を増し、ギュッと曲がるスライダーを生かしてます。
今んとこ打者を圧倒するような投球をしてますんで、ひょっとするとローテーションに食い込んでくるかも知れまへん。
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