関西竜魂「戯言」

関西出身でも、野球を知ったときからドラゴンズファン

2017/1/16 頑張れ

私の贔屓選手は古くは小松辰夫、少し前では川上憲伸と、右の本格派エースやったんですが、実は現在は鈴木翔太だったりします。

ドラフトで奴が指名された時、高校時代の動画を見て、その藤川球児のようなボールの軌道に魅せられたのよね。

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©プロ野球Players.com

 

悲運の投手・中里ほどのスピードはありまへんが、キレは間違いなく彼を彷彿とさせるものがありましたわ。

そんで入団以来ず~っと奴がブレークするのを待ってるんやけど、二軍での投球を見る限りフォームがなかなか安定せず、最大の武器とされてきた「キレ」も見られなくなって、とうとう昨季は一軍登板すらできなかったように、少々ヤバいスパイラルに落ち込んでしまったようでした。

プロ入り後の三年間で奴は芽を出せず、素材で入団してくる高卒選手の育成はやっぱり難しい、ひょっとしたらこのまま素材で終わってしまうのかも…なんて正直言うと思い始めてたんやけどね。

そうしてガッカリしてた昨秋、奴がキャンプで絶好調やという情報があって半信半疑やったんですが、台湾でのウィンターリーグでも結果を出してくれました。

これは嬉しかったわ~。

新外国人の先発投手獲得が叶わなかっただけに、もし奴が戦力になってくれるならチームにとって非常に大きいからね。

 

昨季の奴は、踏み出す足のステップ、テークバックでの軸足、身体の軸や腕の振りなど、一試合の中でもフォームがバラバラでした。

とくにスリークォーターかと思わせるような腕の振りが多く見られており、あれではタテ回転の綺麗なストレートは投げられないと感じたもんです。

それがこの秋はかなり安定し、身体の軸がしっかり直立してバランスのいい体重移動から、オーソドックスに上から腕を振ってスピンの効いたボールを投げるようになってましたわ。

ストレートに威力が出てきて、さらに上から投げ下ろすことでフォークも生きるようになり、ウィンターリーグ決勝戦では5イニングで9奪三振と素晴らしい投球を見せてくれました。

身体の線がまだ細いのが気がかりなんやけど、何とか今季の戦力になってくれることを期待したいね。

頑張れ!

 

 

 

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