184cm/80kg/右投左打/遠投100m/50m走5.9秒
ドラの二遊間は長くアライバのコンビで不動やったけど、井端が読売に去り、荒木の衰えが顕著になると、後継者不在という実態がクローズアップされてしまいました。
今季は堂上がショートに定着したかのように見えましたが、終盤は阿部との併用となってしまい、来季は再びレギュラー争いからスタートすることになりそうです。
このようにチームの守備を固めていくために重要な、センターラインでポジションが確定しているのは大島だけという現状だけに、今回のドラフトで二遊間の有力野手を指名することは絶対条件だったのよね。
そのチームの浮沈を握るような、非常に重要な人材として指名した京田君とは、いったいどんなプレーヤーなんやろか。
中京大の吉川君とアマのナンバーワンを争うという、走攻守の三拍子が揃ったショートストップ。
私ゃドラフト前に吉川君の動画を見て、そのアクロバティックなプレーなら人気が出るやろなと思ったんやけど、吉川君を華麗と表現するならこの京田君は軽快、堅実というところやろか。
ここでアピールすべきは、大学日本代表における正遊撃手は、吉川君を二塁に追いやった京田君やったということやね。
ここから考えれば、ショートとしては京田君の方が優れていると、言うこともできるの「かも」知れまへん。
四年秋シーズンでは、13試合で11盗塁したという足も魅力です。
ドラの打線には機動力のあるレギュラーが大島だけという惨状であり、もし彼が二遊間のどちらかに定着できれば、チームとして大きな武器を得ることになりますわ。
ただし走力の割に、打撃時の一塁到達タイムが4.0秒というのは、やや物足らん数字です。
強くスイングし過ぎてるんやろか?
彼の場合、守備と走塁では間違いなく即戦力なんやけど、課題があるとしたら打撃やないかな。
一部リーグを戦った三年秋、四年春シーズンでは、打率は.259、.261と目立った結果を見せられず、四年秋にようやく.328を打ってリーグ9位に食い込みました。
大学レベルにおいて、プロでも通用するところを見せるには、やはり打率タイトルを争うくらいの結果は欲しかったところ。
プロ入り後にどこまで適応できるかどうか、注目したいですな。
四年春のフォームを見る限り、強く振らずにコンタクトする打撃なんやけど、どうやら夏ごろに打撃改造を行ったらしく、四年秋にはややフォローが大きい中距離打者のスイングになったような気がします。
将来的にOPS.800前後を安定してマークしてくれるようになれば、チームとしては万々歳なんやけどね。
2017年のドラの浮沈を握る一人として、彼を注目したいですな。
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